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安産体質とは?妊娠中からできることを産婦人科医が解説

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Vasyl Dolmatov/gettyimages

妊娠中のママならだれでも、「できれば楽に、元気な赤ちゃんを産みたい」と願うもの。そのためには今の自分の体と向き合い、お産に向かって整えていくことが大切です。安産は、妊娠中から自分で選んで進んでいった道の結果。道を誤らないように、今できることから始めましょう。今回は、産婦人科医の小川隆吉先生に安産体質になるための日常生活の送り方について、教えていただきました。

安産のために妊娠中からできることは?

1.規則正しい生活とバランスのいい食事
2.股関節をやわらかくして体力をつける
3.リラックス&ストレス解消
4.お産の知識を得る
5.コミュニケーション力を高め、産院スタッフと信頼関係を築く

そもそも安産とは?

だれもが願う”安産”ですが、具体的にどんな状態を”安産”というのでしょうか。

1:赤ちゃんが元気に生まれるお産

「赤ちゃんはかけたい時間をかけて生まれてきます。多少長くてもお産が終わり母子共に元気なら、安産といえるのです」(小川先生・以下同)

2:妊娠中に、赤ちゃんのために行動できたお産

「出産に対する恐怖心を乗り越えて、まずは赤ちゃんのことを第一に考えて行動してきたママは、自信を持ってお産に臨めます」

3:ママ自身が心から満足できるお産

「出産ではいつ、何が起こるかわかりません。妊娠中に勉強し出産に対しての知識があれば、生まれてくれただけで満足のお産に」

4:産後の育児がスムーズにスタートできるお産

「出産直後から始まる育児は体力勝負。産後、元気に育児をスタートすることができる体力を残せるお産は安産です」

【安産体質づくり】日常生活を整える/人間が本来持つ生命力を呼び覚まそう

「妊娠できたママの体には、産む力も自然に備わっています。ただ体内のリズムが崩れていると、その力が発揮できません。妊娠中にリズムの崩れを正しく戻し、本来の力が発揮できるよう呼び覚ましておきましょう」

生活リズムを整える

「妊娠中に生活を見直して、規則正しい生活習慣やバランスのとれた食事が身につくように改善していきましょう。日が昇る時間に起き、沈む時間に寝るという24時間周期の体内リズムは、いちばん体に力が満ちるリズムです。下記の5つの方法で、生活リズムを整えましょう」

1.食事の時間を決める
「食事回数を減らしたり、食事時間が不規則だと食べすぎや太る原因に。胃に負担をかけないために、寝る3時間前までに食事を済ませてください」

2.朝日を浴びて朝の空気を吸う
「朝日を浴びるとセロトニンが、夜暗くなるとメラトニンが、バランスよく分泌されることで1日の生活リズムがつくられます」

3.眠れないときは30分~1時間の昼寝でカバー
「前日に寝る時間が遅くなったときは、30分~1時間の昼寝でカバー。ただ寝すぎると、夜に寝られなくなり生活リズムが乱れる原因になります」

4.夜はなるべく22時までに就寝
「夜更かしは、体の冷えやむくみ、尿タンパク、切迫流産・切迫早産などの要因になります。できれば22時までに就寝し、8時間程度の睡眠の確保を」

5.昼間のお散歩と寝る前の半身浴
「早寝早起きのコツは、体を適度に疲れさせること。昼間はお散歩に出かけ、寝る前にじんわり汗をかく程度に半身浴。良質な睡眠がとれます」

バランスのよい食事

「食事は自分と赤ちゃんの体をつくる大切なもの。またお産を乗りきる体力や気力、精神力などすべてのエネルギー源になります。下記の5項目を参考に今までの食生活を見直して、お産に必要なエネルギーを蓄える食生活に切り替えてみてください」

1.1日1食は必ず一汁三菜の和食
「日本人は、和食を効率よく吸収、代謝、排せつできる体を持っています。1日1回はバランスのいい和食を」

2.毎日野菜を食べる
「野菜が不足すると、ビタミン類やミネラルが欠乏します。毎日野菜を食べることを習慣に。吸収のいい温野菜はさらにおすすめです」

3.ファミレスの味を「濃い」と感じるようになる
「自分の食生活が塩分過多になっていないかは、外食の味でチェック。ファミレスなどの味が濃いめだと感じなければ、塩分過剰ぎみかもしれません」

4.自分本位の食事をしない
「妊娠中のママの食事は、赤ちゃんの体もつくっています。『忙しいから』『太りたくないから』など、自分本位な食事はNGです」

5.お菓子は毎日食べない
「お菓子や甘いものは、体重増加や妊娠高血圧症候群などのリスクを高めます。ストレスにならない程度に上手に取り入れましょう」

「安産体質」になるためには、妊娠中の過ごし方が大切です。妊娠中から規則正しい生活とバランスのいい食事を心掛けて、おなかの赤ちゃんのために安産できる体質を身につけましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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