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2度“逆子”になった胎児はもう小学生!子どもと共に読み返した当時の日記&エコー画像

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小学生と幼稚園生の2人の子を持つライターの【ママにエール】です。結婚から2年が過ぎて、待望していた初めての妊娠が発覚した時、それまでに感じたことのない嬉しさが込み上げてきたのを覚えています。当時の胎児は、今や小学3年生。その子が「生活科」の授業の一環として、“誕生から今までの自分”について調べることに…。それで、私も子どもから妊娠中や出産の時についての質問を受けて、妊娠中や産後すぐにつけていた日記を開いてみました。すると、忙しい毎日で忘れていた様々なことを思い出し、ジーンと胸が熱くなりました。

<妊娠初期>小さな胎芽が、人の姿になっていく神秘

妊娠発覚!妊娠超初期のエコー写真

基礎体温が下がらず高温期が続き、生理が遅れて1週間以上。「もしかしたら…」と思い始めました。ちょうど週末で産院がお休みだったので、週明けに産婦人科に行こうかと思っていたら、茶褐色の出血。生理と言うより、「赤ちゃんに何かあったのでは」と不安になり、たまらず休日当番医を探して受診。先生から「赤ちゃんの袋(胎嚢)ができているよ。妊娠おめでとう。」の言葉。そう言われて、嬉しさと安堵で力が抜けました。

妊娠5週目のエコー写真

妊娠発覚時は、その時の休日当番医にかかりましたが、以前から妊娠したら通院しようと考えていた産院を初受診。感じの良い女医さんが担当に。エコーで見えるのは、やはり胎嚢だけでした。赤ちゃんは胎芽と言われる時期。まだ、おチビちゃん過ぎで見えないのかしら。

妊娠6週目のエコー写真

薄茶色のおりもの(出血)があり、気になって産院へ電話。「とりあえず、診察へ」と言われて受診しましたが、妊娠初期によくある程度の出血だから大丈夫とのこと。出血止めの薬だけ処方されました。ちょうどこの時、エコーで白い小さな粒を確認。「これが赤ちゃんに成長していきます」と先生に聞いて、愛しさでエコー写真をしばらく眺めていました。夫に見せたら、「ちっこい」と笑っていました。

妊娠7週目のエコー写真

画像中央の+と+の間が赤ちゃんで、上の丸い頭のようなものが赤ちゃんに栄養を送る袋(卵黄嚢)だと教えてもらいました。家に帰って、気になっていたエコー写真の記号の意味を調べてみたら以下の通りだと分かり、まだ頭からお尻まで13.4mmなのだとその小ささに驚きました。

GS 胎嚢(たいのう)=胎嚢のサイズ
BPD 児童大横径(じどうだいおうけい)=赤ちゃんの頭の幅。
CRL 頭殿長(とうでんちょう)=赤ちゃんの頭からお尻までの長さ。

妊娠12週目のエコー写真

上の二つの画像は、同じ日に撮ってもらったもの。人の形になっている赤ちゃんの姿を確認して、体に衝撃が走りました。エコー画像上で、小さい体をモゾモゾと動かしている様子も見られて、本当にかわいらしく、感動して少し目が潤んでしまいました。人の姿として確認できる画像でしたので、夫に見せても、実家に帰省して両親に見せても、みんな「おぉー!」と喜びの声を上げていました。

<妊娠中期>子宮内の出血で自宅安静、“逆子”も経験

妊娠16週目のエコー写真

しっかりと骨もでき、赤ちゃんはすくすく成長。この日から安定期になり、少しホっとしたのを覚えています。夫も「安定期に入るまで、ヒヤヒヤな感じがする」とよく話していたので、夫婦ともにここまで緊張して過ごしてきたのだと、改めて実感。当時、仕事もしており、通勤も満員電車の時間はさけるなどして過ごしていました。1月末には退職予定で後任の方への引継ぎ資料を作っていました。

妊娠20週目のエコー写真

前回と今回の妊婦検診の間に、実は子宮の硬直と出血を起こして、自宅で安静している期間がありました。その間は、おなかの痛みと、絶え間なく頭に浮かぶ不安に耐える日々…。そのため、このエコー画像で元気な赤ちゃんの姿を確認した時は、体の奥が温かくなったのを記憶しています。顔に手を添える様子がほほ笑ましく、おなかを触りながら何度も見返しました。先生から「無理しない程度に、通常の生活に戻っていいよ」と言われました。

妊娠24週目のエコー写真

前回の妊婦検診から3週間後に出血して、この検診の前に慌てて受診したこともありました。原因は、“逆子”になっていた赤ちゃんに子宮を思い切り蹴られていたため。そんなこともありつつ迎えた、定期の妊婦検診。「出血はなくなりました」と先生に伝えたら、「赤ちゃんも逆子じゃなくなっているよ」と先生。ひとまず“逆子”がなおって良かったと主人にメールしました。

妊娠26週目のエコー写真

担当の先生から、赤ちゃんはとても元気で問題ないと言われました。楽しみにしている性別について聞きましたが、先生の返答は「隠していてよく見えない。分かりにくいから、今日のところは女の子かな」と言われました。性別が分かってもいい時期ですが、“逆子”になったり、隠していたり、赤ちゃんはなかなか教えてくれません。でも、無事に生まれてくれれば男女どちらでも嬉しいなという気持ちでした。

<妊娠後期>またも“逆子”に!活発な動きをする胎児

妊娠28週目のエコー写真

前回の検診で治ったと言われたはずなのに、またまた“逆子”になっていました。かなりアクロバティックに動き回っている様子。赤ちゃんが元気に動くことで、私のおなかも驚くほどによく変形しました。“逆子”になっていたこともあり、やはり性別は判明せず。先生からは、「次の検診で逆子が治っていなかったら、逆子体操をやってもらいますね」と言われました。

妊娠30週目のエコー写真

赤ちゃんは順調に成長して、推定体重1529g。気になっていた“逆子”の件は、無事に解決していました。妊婦検診までの期間ずっと、おなかの子に「頭を下にしてね~」と話していたのを、ちゃんと聞いてくれていたのかな…。などと思い、「お利口さん」とおなかをなでました。性別は謎のまま。「生まれてからのお楽しみ!」と、いたずら好きの赤ちゃんに言われているような気がしました。

妊娠32週目のエコー写真

推定体重1803g。「平均的だから、成長も問題ない」と先生から説明を受けました。赤ちゃんは性別をまだまだ内緒にしているよう。出産も近づきつつあるこの時期、動けるときは運動を兼ねてお散歩したり、劇場などで開かれるランチタイムコンサートなどに行ったりしました。音楽と共に胎動を感じるときは、我が子と一心同体でその瞬間を楽しんでいるような幸せな心地がしました。

妊娠34週目のエコー写真

推定体重は、平均よりやや大きめの2328g。すくすく育っているのは嬉しい限り。相変わらず、赤ちゃんは性別が分からないように隠しているので、名前も男の子と女の子の2バージョンをいくつか考えて、各候補を絞り始めていました。こだわり出すとキリがないのですが、名前はパパとママが最初に贈ることができるプレゼントだからと、一生懸命に考えていました。

妊娠36週目エコー写真

赤ちゃんの心臓は元気に鼓動し、推定体重も2762gと順調。ただ、「おりもの検査」を受けた際に、子宮口が指2本ぐらい開いていると言われ、「1週間くらい安静に過ごしてください」と指導されました。「赤ちゃんの体重的には今生まれても大きな問題はないけれど、妊娠37週以降で産むのがベスト」とのこと。赤ちゃんに「あと少しママのおなかで過ごしていてね」とお願いしました。

妊娠37週目のエコー写真

ついに正産期に突入で、赤ちゃんがいつ産まれてもおかしくない時期。推定体重は2700gで前よりも軽くなっていますが、「前回大きく測り過ぎた」とのことでした。「子宮口の位置がまだ高いので、すぐにはお産にならない」と言われ、のんき者の私は少し安心しました。

妊娠39週目のエコー写真

子宮口は前より柔らかくなってきているけれど、3cm位しか開いていないとのこと。「そろそろ産みたいでしょ」と、先生が言って、子宮を柔らかくする薬を入れました。「赤ちゃんの良いタイミングで、無事に生まれてくれますように」そう祈る気持ちでいっぱいでした。

後日、予定日を2日過ぎて元気な男の子を出産しました。分娩室をつんざく大きな泣き声に、私のおなかを力強く蹴ってクルクル回っていた「あの子だ!」と実感。初対面ながら、よく知っている存在という不思議な感覚で初めての我が子を抱きました。自分の命を捨ててでも守りたいと思える、人生初の「宝物」を手にした瞬間。その「宝物」が成長して、今や自分の出生について調べ学習している。改めて日常を大事にしたいと感じます。

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[ママにエール*プロフィール]
おしゃべりな鉄男の息子と、天真爛漫な自由人の娘、2人の子を持つ母。化粧品会社・ITベンチャー・雑誌社などを経験後、フリーライターに。良いことも悪いことも全部力にできるようなエールを全てのママに!

※この記事は個人の体験記です。

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