【出産準備】赤ちゃんのお部屋作りはいつから?産後に気持ちよく過ごせるためのポイント4
Anna_Om/gettyimages
赤ちゃんが生まれてからは、レイアウトを見直す余裕もなかなかありません。快適なお部屋づくりのため、妊娠中からの準備が大切! 今回は妊娠中から始める赤ちゃんのお部屋づくりスケジュールについて産婦人科医の小川隆吉先生に教えていただきました。
【赤ちゃんのお部屋づくり】妊娠中にやること
妊娠・出産を機に引越しを考えている、現在の住居で子育てを続ける、など出産後の状況によって違いが出てくることももちろんあります。赤ちゃんとの新生活をイメージしながら、参考にしてください。
Step1:家の間取り図を見てイメージづくり
まず家の間取り図を描いてみましょう。赤ちゃんとの生活の中心は、リビングと寝室。不要なものを移動して、スペースが確保できるかを考えて。間取り図を見ながら、赤ちゃんスペースに最適なイメージをふくらませます。
Step2:ライフスタイルに合う寝具の選択を
赤ちゃんを寝かせる場所は、昼・夜で別の場所にするか、同じにするか。また、ベビーベッドを使うか、ベビー布団のみにするかなどを考えます。パパとママの寝具、上の子、ペットがいるなどの条件を考えて。
Step3:お世話スペースへの動線を描いてみる
おむつ替え、授乳、沐浴後のケアなどのお世話をどこでするかを、昼・夜に分けて考えます。家事の最中でも、ママが無理なく素早く移動できるか、間取り図に動線を描き入れてみましょう。グッズの置き場も考えて。
Step4:赤ちゃん目線で最終チェックを
レイアウトがだいたい固まったら、赤ちゃんとの1日の生活の流れをシミュレーションしてみましょう。実際にその場所に立って、赤ちゃん目線で安全と快適さを確認してみて。
【赤ちゃんのお部屋づくり】産後にやること
実際に育児が始まると、ベビーベッドでは寝てくれなかったり、母乳があまり出なくてミルク作りの回数が増えたりなどで、予定どおりにはいかないことも。また、気候も変化しますので、臨機応変に環境を整えましょう。
お産入院から帰ってきてすぐ、赤ちゃんとの生活はスタートします。いつお産が始まってもいいように、妊娠中から赤ちゃんのお部屋づくりについて考え、妊娠9カ月には準備を完了しておきましょう。また、ママと赤ちゃんがお産入院や里帰りから帰ってきて困らないように、お部屋の片付けや掃除、ゴミだしなどは、パパのできる範囲でお願いしておくといいですね。(文・たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)