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妊婦様と思われたくない…。電車でお年寄りに優先席を譲るか譲らないか問題

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takasuu/gettyimages

電車でマタニティマークをつけていても、周囲に妊婦だとわかってもらえなかったり、周りの冷たい視線が気になってマタニティマークがつけられないという声も時々耳にしますよね。

全国のウィメンズパーク会員2,916名に「マタニティマークで乗り物などの席を譲ってもらったことありますか?」というアンケートを行ったところ、
第1位 譲ってもらったことはない(44.6%)
第2位 ときどき譲ってもらった(28.2%)
第3位 その他(20.8%)
第4位 2回に1回くらい譲ってもらった(3.6%)
第5位 いつも譲ってもらった(2.7%)
という結果に。
4割以上のママが、「譲ってもらったことはない」と答えており、「ときどき譲ってもらった」と答えたママは3割ほどでした。

今回は、混み合った電車で足が悪そうな老夫婦が目の前に立っていて、譲るべきか譲らないべきか悩んだ…という切迫流産の妊婦さんのお悩みに、みなさんそれぞれの考えを答えてくれました。

赤ちゃんを大事にするならしかたない

妊婦さんは見た目ではわからなくても、切迫や何らか問題を抱えている人もいるので、堂々と座っていても良いと思います。ただまわりの人の目が気になると思いますので、マタニティマークでアピールは必要だと思います。こればかりは出産を経験した人でも、妊娠中に問題がなかった人にはわからないことですもんね。

全部「察して」はむずかしい

私は「体調が良ければお譲りしたいのですが、つわりがひどくてできません。申し訳ありません」と実際に言っていました。はっきり言えば相手も諦めるか、大抵は他のだれかが譲ってくださったので。でも、一目瞭然で妊婦だとわからないときに、「察して」はむずかしいと思います。

譲り合いの精神なので

つらかったのなら無理して譲る必要はないと思うし、自分よりお年寄りの方がつらそうに見えたら譲ってあげれば良かったのではと思います。電車を見送って座っているなら、私なら優先席ではなくてふつうの席に座ります。

具合悪いふりをする

座った方がいいけれど周囲の人にはわからないし、図々しく見える。マタニティマークだってわからない人もいる。だから「…っイタッ…」と言いながらおなかをさする。顔を歪ませる。もしくはさすりながら「もちょっとだよ~」おなかに話しかけるというのはどうでしょう?

そのときの体調によります

妊娠中、電車に乗ると酔ってしまったりしてきつかったです。座れるときは座って、マタニティマークを見えるようにさげていました。座れなくて、どうしても気分が悪いときは、途中で降りたりしていました。なので、体調が悪いときはお年寄りにも席は譲りませんでした。体調がそこそこ良いときは譲りました。相手が自分よりも座る必要性があるなと思えたときは。

席を譲って後悔

私も妊婦のときにバスで、足をコツコツと蹴られて席を譲ったことがあるので気持ちがわかります。周りには他に若者もいたのに、5分たっても諦めないから私が立ちました。
当時妊娠7ヶ月。立った私を見て驚いていましたが、そのまま座っていましたね。そして、私に代わってくれる人は1人もいませんでした。仕事帰りでつらかったなぁ。腹が立って勢いで立ちましたが、帰宅後おなかが張って後悔しました。無理して何かあったら後悔してもしきれませんよね。

マタニティマークを知らない年配も

マタニティマークの認知度って意外に低いです。私が妊娠してマークつけるまで私の母でさえ知りませんでした。おじいさんおばあさんならマタニティマークは知らないうえに、優先座席は年配者のためにあると思っていると思います! 昔はシルバーシートって言っていたぐらいだし。
妊婦は席を譲るべきかどうかですが、それはもう本人の体調次第だと思います。私がその状況なら「席を譲りたいのは山々なんですが、妊娠中でつわりがきつくて…すみません」と言います。それを聞いた他の健康体のかたがきっと譲ると思います。妊婦様はよくないけど、妊婦は守られるべき存在だとは思います。

おなかの赤ちゃんを守れるのは母親だけ

妊娠の経過が順調で、体調にも問題なければ立ちます。でも、切迫流産などの不調を抱えているなら座ります。自分自身が楽をするためでなく、わが子の命を守るためです。
「妊娠は病気じゃない」って切り捨てる人ってまれにいます。でも、そんな思いやりのない人の言葉や行動を真に受けて無理をし、結果赤ちゃんに何かあったら死ぬほど後悔します。今、命を守れるのは母親だけ。妊娠の経過は人それぞれなのだから、自分の判断を大事にしてください。

優先席は妊婦さんも含めて体の不自由な人みんなが譲り合って使うところ。体調の悪いときや転びそうなときは、もちろん座っていいと思います。ときには、周りにマタニティマークを知らない人がいたり、周りが妊婦だと気づかなくて、妊婦さんが嫌な思いをすることも残念ながらあります。それと同じで、周りには健康に見えても、体調が悪い人もいるかもしれません。無理をしない範囲で、周りに気を配れるときは、声をかけながら助け合って優先席を利用したいですね。
(文・清川優美)

■関連:“マタニティマーク”つけるか悩んだ妊娠中。電車利用で感じた周囲の優しさ…

■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

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