緊急帝王切開で誕生。エコー写真で綴る息子と過ごした252日
16歳の娘と11歳の息子を持つ40代のママライターrainyです。今はパートをしていますが、上の娘は保育園に預けずっと正社員で働いていました。私が37歳の時に2人目を妊娠しました。働きながら日に日に大きくなる息子と過ごした日々を、エコー写真で振り返ってみたいと思います。
私の妊娠中は、つわりもトラブルも無かったのでとても平和な日々でした。上の娘が帝王切開だったので、息子も予定帝王切開でしたが、妊娠36週の健診の日に、息子の心音が低下しているとの事で、予定より1カ月も早く緊急帝王切開で出産する事になってしまいました。
<妊娠初期ごろ>新しい命の誕生!
妊娠6週目のエコー写真
12月27日、妊娠したかどうか、モヤモヤした気持ちで年を越したくなかったので、検査に行きました。妊娠が分かった時は、お姉ちゃんと5歳も離れていたので、本当に嬉しかったです。サンタさんに少し遅れたクリスマスプレゼントをもらったような気がしました。赤ちゃんの袋の中に卵黄嚢が見えました。
妊娠7週目のエコー写真 赤ちゃんの心臓の鼓動が聞こえた!
年を越して、約2週間ぶりに健診に行きましたが、とても待ち遠しかったです。
前回はエコー画像だけだったので、実感はあまりありませんでしたが、今回は赤ちゃんの心臓の鼓動を聞く事ができたので、とても感動しました。まだ赤ちゃんの袋の大きさは“小豆粒”くらいだそうですが、立派に生きている鼓動が聞けて嬉しかったです。母子手帳をもらいに行きました。
妊娠9週目のエコー写真 予定日が決まりました
赤ちゃんの頭と体が分かれて見える時期だそうです。確かにエコー写真を見ても、頭と体が分かれて人間らしくなってきました。赤ちゃんの体の大きさは丁度“そら豆”くらいになるようです。2週間後の妊婦健診が待ち遠しいです。
妊娠11週目のエコー写真 おなかが膨らみ始めました
超音波で赤ちゃんがおなかの中で元気に動いているのが分かりました。おなかが膨らみ始めたので、普段着る物と会社用のマタニティー服を準備しました。真冬なのでコートで隠せて、周りの目をそれほど気にしなくても良かったのは助かりました。
妊娠14週目のエコー写真 そろそろ安定期に入ります
赤ちゃんの心臓の音が超音波で聞こえるようになりました。自分のおなかから心臓の音が聞こえてくるのは不思議な感じでした。胎盤も完成し、そろそろ安定期に入るそうなので一安心です。10年前は今のような“マタニティーマーク”が認知されていなかったので、電車で席を譲られる事は無かったです。
<妊娠中期ごろ>安定期に入りました
妊娠18週目のエコー写真
1週間前に初めて胎動を感じました。5年振りの感覚だったので、とても新鮮でした。羊水の中を自由に動き回っているようです。赤ちゃんの頭の毛、つめが生え始める時期だそうです。3D画像ではっきりと手足が見えて、とてもリアルで驚きました。赤ちゃんの推定体重は288gでした。妊婦健診が4週間に一度になったので、少し不安でした。
妊娠22週目のエコー写真 性別を教えてもらいました
エコー写真はこちらを向いた“がい骨”のようでした。まだ脂肪が付いていない
ので痩せて見えるようです。腹囲が91.5cmもありました。何処から見ても立派な妊婦さんです。医師に性別が分かるか聞いたら「男の子みたいですよ」と言われました。女の子を期待していたので、かなりショックを受けたのを覚えています。今となれば、男の子はかわいくて息子に申し訳ない気持ちです。赤ちゃんの推定体重は943gでした。
妊娠27週目のエコー写真 おなかがますます大きくなりました
おなかはもうすぐ100cmに達しそうです。おなかが大きすぎて腰痛が悪化し、立っているのがつらくなりました。赤ちゃんにまつ毛やまゆ毛が生えてくる時期だそうです。エコー写真は大仏様のような穏やかな顔に見え、3D画像は外人さんのように鼻が高く見えたので、どんなイケメンなのか、息子に会うのがとても楽しみになりました。赤ちゃんの推定体重は1324gでした。
<妊娠後期ごろ>ママのおなかを蹴っています
妊娠29週目のエコー写真
妊娠31週目のエコー写真
ふっくらと顔も体も丸みをおびてきました。3D画像は、横顔がはっきりと写っていて、手をギュっと握っているのが分かります。今の息子の寝顔にそっくりだと、改めて思いました。この頃の体の悩みは、腰痛と脚のむくみでした。家に帰り着圧ソックスを履くとかなり楽になりました。赤ちゃんの推定体重は1648gでした。
妊娠33週目のエコー写真
おなかが大きくなり、胃を圧迫してあまり食べられなくなってきました。大きなおなかでの通勤はかなり厳しく、産休に入るのを指折り数えていた日々でした。電車で席を譲ってもらえたり、会社で周囲の人が気遣ってくれたのがとても嬉しく、人の温かさに救われていた時期でした。夜中におなかの中で動き回るので、寝不足になっていた時期です。赤ちゃんの推定体重は2213gでした。
妊娠33週目のエコー写真
やっと産休に入り、体を休める事ができた幸せな時期でした。時間に余裕ができたので、少しずつ男の子の名前を考えていました。予定の帝王切開の手術まで1カ月あるので、まだ出産の準備はしていませんでした。まさか次の妊婦健診の日に産む事になるとは、夢にも思っていませんでした。赤ちゃんの推定体重は2493gでした。
緊急帝王切開になった際、医師には「赤ちゃんがまだ小さいかもしれないけど、何かあれば大きな病院に移る事もできます」と言われていましたが、実際に生まれてきた息子は3336gと大きく、医師も驚いていました。あと1ヶ月おなかにいたら、どれ程大きくなっていたかと思うと少し恐ろしいです。上のお姉ちゃんも帝王切開で3826gだったので、私のおなかで育つとスクスク大きくなってしまうようです。
結局、息子は妊娠36週で生まれる事になりました。赤ちゃんがおなかにいる時は、一生に一度の限られた特別な時間なので、もっと長くおなかにいて欲しかった、というのが、その時の正直な気持ちです。
[rainy * プロフィール]
16歳の娘と11歳の息子のママです。子どもに手がかからなくなったので、パートを始めたり、自分の好きな事をしたりする時間が増えました。娘の母親学級で知り合ったママ友と17年間毎月飲み会を開き、情報交換をしています。子どもの手が離れたら、ママ友と温泉や海外旅行へ行くつもりです。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。