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“太りすぎ”だけではない!“痩せすぎ”も大変な妊娠中の体重管理

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kuppa_rock/gettyimages

現在、一人っ子の娘の母で、アンティーク関係の仕事とママライターをしているsakuraです。私自身、小学生までは「がりがり体型」の子どもでした。それが、中学2年生からどんどん体が膨らんでいき、それ以来はずっと「ぽっちゃり体型」を維持して成長しました。

妊娠前は“ぽっちゃり体型のダイエッター”

時を重ね夫と出会い、27歳で結婚を決めたのですが、さすがに「結婚式には素敵なドレスを着たい」と思い、ダイエットを始めました。そして、見事に成功させ、スマートなドレス姿を写真におさめました。

でも、その当時の私のダイエットは、かなり無理があるものでした。ジョギングを朝晩30分位実施したのは良いとしても、食事は野菜だけだったり、こんにゃくを主食にしたりと、栄養バランスの事なんて全く無視していました。30歳で妊娠したのをきっかけに、私は「これではいけない!」と決心をしました。

さまざまな“妊婦セミナー”参加で、知識を充填!

妊娠が分かってから、いろいろ勉強したくなりました。何しろ私の人生で初めての大イベントです。これまで仕事で忙しい毎日だったので、赤ちゃんを産んで育てる知識は全く有りませんでした。

まず手始めに、いろいろな機関で開催されている妊婦セミナーに行きました。デパート主催、病院や保健所が開催するセミナーにも積極的に参加しました。妊娠時の注意事項、出産の方法等についていろいろ学びました。

その中で私が一番重視したのは、“子どもに影響を与える食生活について“です。それまで太るのが嫌で偏った食事をしたり、反対にジャンクフードを夜中に食べたりしていたので、体重の増減もありました。そこで、セミナーで、食生活や体重管理について、しっかり学びました。

“妊娠高血圧症候群”が怖くて、食事日記を開始!

体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群になる危険がある事を知って、それが一番怖く感じました。早産などさまざまなトラブルになるかもと聞いたからです。また、「大きいと出産するのは大変」など、セミナーで友達になった方から言われていたので、出産時点で体重増加は8kgくらいを目指そうと思いました。

そのためにまず、食事日記をつける事にしました。炭水化物は控えめにしてビタミンを多く摂るために、緑黄色野菜、魚や鶏肉等の良質な蛋白質、Ca補給のための乳製品、鉄欠乏による貧血を防ぐためにレバーや赤みの肉などを大切に。また、便秘を防ぐため、食物繊維が豊富なごぼうやサツマイモ、こんにゃくなどをうまく組み合わせるなどの表も作って、毎日チェックしようと思ったのです。

つわりで全く食べられず、間逆の体重減少対策に変更

炭水化物控えめの食事を実行しようとしていた矢先に、ひどいつわりが私を襲いました。ご飯はもちろん、魚や肉もにおいが気になって食べられないのです。
病院での定期健診も、周りの妊婦さんたちが体重増加で怒られている中、私は毎回減っていきました。

それはとても恐怖でした。おなかの赤ちゃんに影響を与えたらとどうしようと思うと、無理矢理でも食べなければという強迫観念が出て、つらかったです。それでも食事日記をきちんとつけて、においの少ない白パン、お肉や魚の代わりに豆腐等を工夫して体重を減らさないように努力しました。

幸い、超音波で赤ちゃんの体重を測定すると、いつも標準体重内でした。産む直前までつわりが続いたので、食事日記はずっと利用し、自分の頭で意識しながら、必要な栄養素を摂る工夫ができたのです。

結局、妊娠前の体重より10kgも落ちてしまっての出産でしたが、わが子の場合は問題ありませんでした。妊娠時の体重管理と言えば“体重を増やさない事”の方に主眼が置かれがちですが、私のようにつわりなどの体調変化によって体重減少をする場合もあるのだと実感。思春期からずっと“ぽっちゃり”だった私が、まさか後者のタイプになるとは全く考えてもいませんでした。それでも、栄養を管理する事で(食べられる食材の量や種類は限られましたが)、健康なベビーを産む事ができました。

■その他のママライター体験談はこちら

[sakura*プロフィール]
太った女性が大嫌いな主人と、スリムな体型を維持する努力をしている私と、ぽっちゃり体型に悩んでいる娘の、3人家族です。アンティーク関連の仕事をしながら、遊びにも夢中な主婦です。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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