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まるで他人のドキュメント!意外と冷静に出産した私に、夫が放った衝撃の一言は…

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フリーライターの【ぶよこ】です。7年の不妊治療を経て34歳でやっと子どもを授かりました。職業柄、妊婦さんの取材も多数行ってきたので、出産に関する知識には自信があった私。出産の始まりも意外に冷静だったことを覚えています。

臨月39週にして最大級の胎動が…え、破水!

あれは、臨月の39週と4日をむかえた夜の午前2時。眠りにつきそうにウトウトしては、体の外からみても動いているのがわかるほどの胎動に起こされてしまうというのを繰り返していました。おなかも10分から15分間隔で張ってくる感じ。

出産日が近づくにつれ、セオリーどおり胎動が少なくなっていたのに、最大級の胎動があるなんて…「変だな」そう思って、ふらふらとトイレに行くと、ぽたぽたと水がたれてきました。これは、破水…。

「けって破ったな」と、思わず苦笑いしてしまいました。すぐに産院に連絡すると、「入院準備をしてすぐ来院してください」とのこと。「よし、赤ちゃんに会える!」と、ワクワク、でもちょっとドキドキしながら、夫と産院へむかいました。

破水しているのに3日後の出産なんて!陣痛よ、来い

やはり破水と診断され、そのまま入院することになりました。赤ちゃんの心音は元気な様子。それなのに、私の陣痛は遠のいてしまいました。「子宮口の開きはまだ3センチだし、明日は土曜で産院も手薄になるから、月曜に陣痛促進剤で出産しましょう」と先生。

「破水後24時間経過すると感染のリスクが高まるのでは」と、心配に思って先生にたずねると、「破水の量が少ないから大丈夫」とのこと。それでも、「3日も待ちなくない!」と思った私は、産院内を歩いて陣痛を促そうとしましたが、破水しているため、助産師さんに止められてしまいました。

そのまま夜になり、午前1時30分をむかえたころ、ひどい生理痛のような痛みで目が覚めました。12分間隔で陣痛が再開したのです。暗い病室で、イヤホンで波の音をききながら呼吸をととのえ、私は次第に増していく痛みに耐えました。

人間もケモノ?予期せぬ心音低下のアラームが…

2時間後、陣痛が5分間隔になり、陣痛室へ移動しました。子宮口は7センチ。痛みに耐えるため深く呼吸をしようとすると、「う~」と、うなり声のような低音を発してしまいました。自分に野性的な力がみなぎっているように感じ、「人間もケモノにかえるんだ!」と思ったのを覚えています。

2時間後、腰がのけぞるような痛みになり、何度もしゃがみこみながら、分娩台へ移動。意志とは無関係にバタンバタンと暴れる腰は、まるでエイリアンのようでした。

助産師さんの指示どおり、息を吐ききってから思い切りイキんだとき、「人間ってこんなに力が出るんだ!」と驚きました。人間の持つ底力のようなものを感じずにはいられませんでした。この人生最大の苦しみにも、なぜか心は冷静だったように思います。

すると突然、「ピンコンピンコン!」と、赤ちゃんの心音低下のアラームがなりはじめたのです。

最後まで「痛い」と言わなかった私に夫は…

「赤ちゃんに酸素がいってないよ!」と、助産師さんの緊迫した声がひびきます。間欠期にしっかり脱力して酸素を吸うことに集中しました。そのアラームを何度聞いたか、何度イキんだか、生温かいものが出てきたのがわかりました。

さらにイキむこと2回。助産師さんが赤ちゃんをひねりながら引っ張り出し、白い膜に包まれた赤ちゃんが、苦しそうな表情で泣いているのがみえました。私は放心状態で、まるで他人の出産ドキュメントをみているような気持ちになり、処置をされる赤ちゃんをただながめていました。

そんな様子をずっと隣でみていた夫が、最後にいった言葉が衝撃でした。「1500メートル走とどっちがつらかった?」

妊娠39週5日に、2656グラム、身長45㎝の赤ちゃんとご対面。分娩時間4時間56分のスピード出産でしたが、分娩後は車いすで病室へ戻るほど力を使い果たしていました。赤ちゃんの心音低下の理由は2つあり、1つはへその緒が首にからまっていたから。もう1つは、破水したことで、羊水がほとんど空っぽになっていて、危険な状態だったためということでした。うまれた子どもは、何ごとも自分で決める性格でした。きっと、前夜は「もう出る~!」とおなかをけって破り、その24時間後、危険を察知して自力で出てきてくれたのだと思います。

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[ぶよこ*プロフィール]
フリーライター。7年の不妊治療をへて、子どもを授かり、出産しました。
妊婦さんも数多く取材してきたので、妊娠から出産までの知識はありました。
でもお産よりも育児のほうがよほど大変だと実感する毎日です……。

■関連:お産の始まりは、陣痛より破水からの方が多い!? 破水したときのNG行動は?

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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