好きなアーティストの漢字を本でじっくり調べて。かぶらない名前に娘も満足!
9歳の女の子1人を育てるママライターの、くらゆぅです。妊娠は、結婚して1年が経過した頃から「そろそろ欲しいな」と思うようになり、基礎体温を測り30歳の時に出産しました。
私と同じように、あまりいない名前をつけてあげたい
自分よりも先に出産した友人の子の名前を聞くたびに、「こんな名前の付け方があるのか」と、名前つけには以前からとても興味を持っていました。
というのは、私自身の名前が今ではそこそこ耳にしますが、「〇〇子」が主流の当時には珍しい名前でした。いつか生まれる子にも自分と同じように、「あまりいない名前をつけてあげたい」と、産む前から漠然とは考えていたからです。
名前は変えることのできない、一生のもの
私の名前は当時珍しい名前でしたが、決して変わっているとか読みにくいとかではありません。親がちょっとした変化を加えてくれた事によって、よくある名前が珍しいものとなりました。
今のところ、私の周りに同じ名前の子がいたのは、高校生の時の1度だけです。子どもの頃から、この誰ともかぶる事がなく、呼ばれれば「自分だ」とすぐにわかり、漢字も読み間違えられないところがとても気に入っています。
つけてくれた親には、今でも感謝しています。名前は変える事のできない一生のものですし、子どもには「この名前をつけてくれてありがとう」と私と同じような思いを、「いつまでも持ってほしいな」という願いを込めて、命名したいと思いました。
男の子でも女の子でも、頭文字は決めていた
つわりが落ち着いた頃から名前を考えるようになり、男の子でも女の子でも“ゆ”始まりでつけたいなと漠然と思っていました。本当は、“ゆい”という名前をつけようと思っていたと親から聞いた事もあり、なんとなく“ゆ”に憧れを抱いていたからです。
「多分女の子だね」と性別がわかった妊娠6ヶ月頃からは、男の子の名前案は、ぱっと切り捨てました。大好きなアーティストの1人の名前で、“ゆ”から始まる“悠”という字を使いたいと思うようなったのもこの頃です。
そこからは苗字との相性、字画を調べるようになりました。義理の父からは、夫の名前から取ったものをと提案されましたが、強そうな名前になるので、夫と共に即却下。その後、双方の両親は私たちの意見を尊重してくれました。
ネットで検索するよりも、しっかり調べられる本で
ネットで“名前画数”などで調べると、姓名判断をしてくれるサイトがいくつもあり、無料で検索できる事も。でもサイトによって書かれている事がマチマチで、どれを信じてよいのかわからなくなってしまいました。
夫の姉からもらっていた『たまひよ男の子のしあわせ名前事典』も見てはいましたが、「わざわざ本を買ってまで」と思っていました。でも自分で字の意味やイメージ、呼んだ時の響きなど、字画だけではない要素も、一文字一文字確認しながら選べる事に気が付きました。
姉がこの本を買っていた信用から、同じシリーズの女の子版を購入しました。そして調べると、苗字と“悠”の文字の相性が良くないという事が判明しました。
出産予定日まであと1ヶ月程になったある日、夫から「この字(好きなアーティスト名)を使おうよ」と思いがけない一言が。今まで具体的な意見がなかったけど、案を出してくれて、季節にも合い、最初の文字も“ゆ”なので私も賛同しました。そこからは苗字とのバランス、響きなどを本で調べ、良さそうな漢字2つに絞りました。字画を調べて、「これなら今のところ聞いた事が無い名前だね」と夫と確認しました。娘はアーティストから名前を取った事にはやや不満なようですが、同じ名前に直接遭遇していないことを気に入ってくれています。
[くらゆぅ*プロフィール]
神奈川の坂が多い街に在住。9歳の娘と夫の3人暮らし。娘を溺愛しつつ、ジムやテニスと体を動かす時間や、幼稚園来のママ友たちとのランチや飲み会、大好きなアーティストのコンサートに行ったりと、自分の時間も大切にしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。