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「切迫流産」「切迫早産」で入院安静を指示されたらどう過ごすべき?

ベッドの屋内で痛みを抱く韓国の女の子の睡眠, トップビュー
Prostock-Studio/gettyimages

「切迫流産」「切迫早産」の症状によっては、入院が必要になることもあります。その場合、どのような入院生活になるのでしょう? 入院中に行う治療も含めて、ご紹介します。

正期産をめざし、入院が長期になることも

流産・早産の徴候が強い場合は、入院し、治療をしながら安静に過ごすことになります。入院の判断基準は産院によって多少異なりますが、
●定期的な子宮収縮が頻繁にあり、子宮口が開いている
●子宮頸管が25㎜以内
といった場合は、ほぼ入院になると考えていいでしょう。
流産・早産を防ぎ、妊娠37週以降の正期産に入るまで、赤ちゃんをおなかの中で育てることが、入院の目標です。状態が安定すれば、37週近くで退院になり、自宅でお産の始まりを待つ場合もあります。また、それより前でも、症状が軽くなれば自宅安静に切り替わることもあります。

安静度によって変わる行動制限

入院中はベッドで横になって過ごすのが基本。その上で、どの程度なら動いてよいかは、症状によって異なります。
安静度が比較的軽ければ、フロア内の移動がOKの場合もあります。一方、安静度が重ければ、移動はトイレのときのみで、あとはずっとベッドで横になっているように指示が出る場合もあります。

「切迫流産」「切迫早産」で入院中に行う治療

入院中は、内診や超音波検査、胎児心拍陣痛モニターなどをしながら、妊娠経過を観察するとともに、下記のような治療を行います。

〇張り止め薬の点滴
張り止めの点滴は、48時間以内の使用効果は実証されていますが、それ以上は使用しない病院も増えています。

〇腟洗浄
腟内の細菌感染を防ぐために、洗浄液で洗います。また必要に応じて、炎症を抑える治療薬を注入することも。

〇そのほか
子宮収縮や子宮頸管熟化を抑制する効果があるとして、黄体ホルモン治療を行う病院もあります。
また、子宮口が開いている場合は、ペッサリーという医療器具を子宮頸部に装着して、子宮口を閉じる治療を行うことも。

里帰り出産はどうなる?

里帰り出産を予定していた場合、入院した病院から里帰り先の病院に転院することはできません。ただ、妊娠37週までに症状が治まり、実家が近いのであれば里帰りできるかもしれません。その場合も、入院している病院の医師、里帰り先の医師と相談した上で決める必要があります。

緊急帝王切開になる場合も

赤ちゃんの心拍が下がった、胎盤がはがれてきた、ママの容態が悪くなったなど、すぐに赤ちゃんを出さないと危険な状態になった場合は、妊娠37週未満でも帝王切開手術での出産になることがあります。

監修/藤井知行先生(東京大学大学院医学系研究科 産婦人科学 教授) 文/栗本和佳子、たまごクラブ編集部

参考/「たまごクラブ」2020年5月号「切迫流産・早産 やっていいこと ダメなこと Q&A」

入院安静の場合、自宅安静よりも行動が制限され、出産まで入院生活が続くこともあります。ママは1日が長く感じられて大変でしょうが、赤ちゃんに会える日を楽しみに乗りきりましょう。

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