【神奈川県】産科・小児科・内科の医療スタッフがチームを組んでサポートする産院「妊婦さんが満足できるお産をするために」

【東京都】＂for the patient（患者さんのために）＂が合言葉。妊産婦の「快適な日常生活」をサポートする産院

2020/09/30 更新

連載「あなたの街の産院レポート！」第3回は神奈川県にある新横浜母と子の病院。小河原美代子総師長に話を聞きました。
初めての妊娠はわからないことばかり。「産院」という言葉を初めて聞いた人も多いかもしれません。産院ってどんなところ？産婦人科医や助産師さんはどんなことを考えているの？産後も行ってもいいの？と疑問に思う妊婦さんに代わり、編集部が突撃取材！

産科と小児科・内科が連携し、周産期をトータルにサポート

　新横浜母と子の病院は、「思いやりの心で安心・安全・快適な医療を」を基本方針とし、＂医療に関してできる限りのお手伝いをする＂と、無痛分娩・計画分娩・自然分娩・ＬＤＲ室（立ち会い出産）に対応。
「産科では一人の妊婦さんのために、医師、助産師、看護師、コンシェルジュが、チームを組んでサポートしています」と総師長の小河原さん。コンシェルジュは、「妊婦さんと医療スタッフをつなぐ中立的な存在」として、妊婦さんや家族のさまざまな相談の窓口になってくれる。

小児科が併設

出産時の情報を持った専門医に赤ちゃんを診察。０才児、1 才児、3 才児健診などの乳幼児健診や各種予防接種も受けられ、長期にわたって成長を見守ってくれる。

妊婦さんと医療スタッフをつなぐコンシェルジュ

妊娠中の悩みをなんでも相談できる助産師外来

妊娠初期の妊婦さんを対象に、妊娠中の気になることや悩みを相談できる助産師外来も、特徴の一つ。「最近はインターネットの情報を見て、自分がそれに当てはまらないと不安になる妊婦さんも多くいます。そこで、助産師がお話を聞き、個別にアドバイスをするようにしています」と小河原総師長。中には「ゆっくり話を聞いてもらえて、うれしかった」と涙する妊婦さんもいるのだとか。
「助産師外来は、妊婦さんの悩みを解決するだけでなく、妊婦さんと医療者が良好な関係を築く場にもなっていますね」

手厚い産後ケアでママたちを応援

産後は、離乳食教室、ベビーマッサージ、交流会、育児教室、親子教室などのクラスが充実。このほかにも手厚いケアを受けることができる。
他院で出産したママも受け入れている母乳外来では、「母乳のこと以外でも産後うつ、赤ちゃんとのかかわり方、育児休業中のパパのサポートについてなど、多岐にわたる相談に乗っています。最近はパパや実母と一緒に受ける方もいます」
　退院後の育児が不安だったり、もう少し体を休めたい場合などには、産後ケア入院も用意されている。「赤ちゃんとの接し方やお世話のしかた、授乳や乳房ケアなど、その人に合わせたケアプランをつくり、少しでも不安を解消できるようお手伝いしています」と心強い。
また、ママやパパたちからの希望で、親子教室を開催したこともあるそう。「息抜きを兼ねてパパたちに本音を語り合ってもらう場をもうけました。親子教室は、パパ同士のつながりができるいい機会にもなっているようです」