[国内最多26万人調査]たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング 2024男の子「碧」が1位復活、女の子「凛」が15年ぶり1位!男女ともに「藍(らん)」が大幅ランクアップ ランキング発表から20年目、第1回ランキング(2005年)との比較分析も公開
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁)の妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」では、2005年から「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」を発表しています。今年も2024年1月1日~2024年9月26日に生まれたお子さま約26万人のお名前を調査・集計したランキングを発表いたします。名前ランキングとしての集計数は国内最多となります。(※2024年10月自社調べ)
【全体サマリー】
赤ちゃんの名前ランキング2024:男の子は「碧」が2年ぶりに1位復活、女の子は「凛」が15年ぶりに1位に返り咲き
2024年は猛暑や台風・豪雨・地震など、異常気象や自然災害が多くみられ、世界では、長引く武力衝突やアメリカ大統領選などが話題に。7月には国際的なスポーツ大会が開催され、数多くのアスリートの活躍が注目されました。
そのような2024年(1~9月)に生まれた赤ちゃんの名前は、男の子は「碧」(主な読み「あお」)が、昨年2位から2年ぶりに1位になりました。女の子は「凛」(主な読み「りん」)が、2009年以来の1位に。また上位には、男女ともに漢字1文字の名前が多くランクインしました。男の子の名前は、国際的なスポーツ大会やサッカーのワールドカップなどスポーツで活躍するアスリートにちなんだ名前が大きくランクアップする動きが見られました。女の子の名前は、澄んだ潔いイメージの名前が多くランクインしています。
【特別公開】20年前の名前ランキングを公開!2005年は男の子「颯太」、女の子「陽菜」が1位
「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」は今年で20年目を迎えました。初回の2005年のランキングでは、男の子の名前1位は「颯太」、女の子の名前1位は「陽菜」でした。TOP10は男女ともに漢字2文字の名前が主流で、20年で名前が短くなっている傾向が伺えます。また、男の子は、「太」「大」の漢字が入るなど「健康・元気な」イメージの名前が、女の子は、「菜」「海」の漢字が使われるなど季節を感じる名前が多くランクインしていました。
【結果詳細】
1)赤ちゃんの名前ランキング2024
男の子は昨年2位だった「碧」が1位に。女の子は昨年2位「凛」が、8年連続1位の「陽葵」をおさえて1位に。バレーボール髙橋藍選手の「藍(らん)」が男女ともに急上昇!
※Webサイト「たまひよ」 (https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)では上位100位までの名前を紹介しています。
男の子の傾向
1位「碧」(主な読み「あお」)は昨年2位から、2年ぶりに1位に返り咲きました。読みランキング(男女共通)1位「あおい」という読み方ができるなど、人気の名前として定着しています。「碧い海のようにおおらかに育ってほしい」「輝く宝石のような意思の強さを持つ人になってほしい」などの願いが込められているようです。
2位「蓮」(主な読み「れん」)が昨年1位から、2位に。「清らかな心をもった優しい子になってほしい」などの想いを込めて名づけられる方が多いようです。
3位「凪」(主な読み「なぎ」)は、昨年7位からランクアップ。「凪いだ海のように穏やかに平和に育ってほしい」といった願いが込められているようです。
4位「陽翔」(主な読み「はると」)は、読みランキング(男の子)「はると」で16年連続1位となるなど長く人気の名前です。「お陽様のように明るく元気に、何にでも挑戦して羽ばたいてほしい」「明るく元気な子に育つように」などの想いが込められているようです。
5位「湊」、7位「暖」、10位「律」が、1文字名前の人気を受け、TOP10入りとなりました。
女の子の傾向
2005年から常にTOP10入りし、2009年に1位だった「凛」(主な読み「りん」)が今年久しぶりに1位に。
「自分の意思を持ったしっかりした子に育ちますように」「凛とした女性になってほしい」といった願いが込められているようです。
2位「陽葵」(主な読み「ひまり」)は、安定して人気な名前。読みランキング(男女共通)2位「ひなた」という読み方が含まれることも人気の理由です。「太陽のように元気でひまわりのようにまっすぐ力強く元気な可愛らしい子になりますように」「あたたかく、明るく前向きにすくすく育ってほしい」などの声が寄せられました。
3位「翠」(主な読み「すい」)は昨年と同じく3位にランクイン。音の響きのよさ、漢字の綺麗さ、「自分をもって生きてほしい」などの願いを込められる方が多いようです。
4位「芽依」(主な読み「めい」)は、昨年7位からランクアップ。名づけの由来としては「明るくて元気で人に優しく、愛される子に育ちますように」「芽が出るように、未来の可能性を感じさせる人になりますように」などの声が寄せられました。
バレーボール髙橋藍選手の「藍」が大きくランクアップ!
国際的なスポーツ大会やネーションズリーグで2024年も盛り上がった男子バレーボール。中心選手として活躍した髙橋選手の名前の漢字「藍」(主な読み「らん」)が男の子名前で昨年181位から39位に、女の子名前でも155位から71位に大幅ランクアップしました。テレビなどで活躍が報じられるなか、音の響きのよさや1文字名前の潔さが、多くの方の印象に残ったことが影響しているのではと考えられます。
バレーボール 髙橋藍選手コメント
素直に嬉しいです。自分自身がいろんな人に認知してもらって、それで子どもに自分の名前を使っていただけることは想像もしていなかったので。
女の子で同じ名前に出会ったことはあるのですが、男の子では自分はまだ出会ったことがなく、これから会えるかもしれないので楽しみです。
男の子でも女の子でも自分が気に入っている名前の子どもたちが増えるのは嬉しいです。
髙橋藍選手プロフィール
兄の影響で小学2年生からバレーボールを始め、中学1年時までは守備専門のリベロも務めた。東山高校3年時にはエースとしてインターハイ準優勝、国体優勝、春高バレーで優勝を果たした。2020年に日本代表へ初選出され、日体大2年時の2021年には東京五輪にも出場。全試合でスタメン出場を果たし、男子バレー29年ぶりのベスト8進出にも貢献。現役大学生ながらイタリア・セリエAで3シーズンプレー。現在はサントリーサンバーズ大阪でプレー。
2)【特別公開】20年目記念!名前ランキング2005
「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」20年目を記念し、2005年のランキングを特別公開!
2005年1位の名前は男の子「颯太(そうた)」、女の子「陽菜(ひな)」
20年で1文字名前が増加 呼びやすくジェンダーレスな名前が増える
2005年の男の子の名前1位には「颯太」(主な読み「そうた」)、2位には「大翔」(主な読み「ひろと」)、3位には「翔太」(主な読み「しょうた」)がランクイン。この3つの名前はその後2009年までTOP10入りしている人気の名前で、特に「大翔」は2024年までに7回1位を取りました。
女の子は、「陽菜」(主な読み「ひな」)が1位、2位は「美咲」(主な読み「みさき」)、3位は「さくら」です。この3つの名前は安定的に人気で、なかでも「陽菜」の人気が高く、2005年以降、2006・2007・2014年に1位を獲得しています。
20年の変化は、男女共に漢字1文字の名前が増加し、3文字の名前が減少していることです。TOP100の中に入った名前の中で、漢字1文字の名前は、男の子は26から33、女の子は13から22に増え、漢字3文字の名前は、男の子は2から0、女の子は3から1に減っています。全体的に短く、呼びやすい名前が増えていることが伺えます。
また、2005年は、男の子は「健康・元気な」イメージのおおらかな名前、女の子は「優しい・おもいやり」を想起させる、季節感が反映された名前が上位にランキングされていました。
3)赤ちゃんの名前(読み)ランキング2024
ジェンダーレスな男女共通読みでは、「あおい」「ひなた」が人気。
男女別では、男の子「はると」が16年連続1位。女の子「さな」が昨年3位からランクアップ。
男女共通読みでは「あおい」「ひなた」は、昨年から引き続き1位、2位となり男女共に安定した人気を誇っていることがわかります。
1位「あおい」は、男の子の名前1位「碧」、16位「蒼」、女の子の名前6位「葵」の読みとして、2位「ひなた」は、男の子の名前11位「陽向」、女の子の名前2位「陽葵」の読みとして人気です。
男の子は「はると」が16年連続1位。女の子は「さな」が1位を獲得。女の子「さな」は、2015年にTOP20入りしてから、2016年・2017年18位→2018年12位→2019年10位→2020年12位→2021年7位→2022年4位→2023年3位と人気が徐々に上昇し、今回1位に輝きました。
※読みランキング(男女共通)とは、男女別で10%以下の件数の名前は除外した状態で、読みを男女合算したランキングになります。
4)名づけで重視したこと
1位は「読み・音の響き」、2位「漢字の持つ意味」、3位「画数」
昨年は1位「読み・音の響き」2位「画数」3位「漢字の持つ意味」だったところ、今年は2位と3位が入れ替わりました。「読み・音の響き」が名づけで最も重視する項目であることは変わらず、1文字名前が増えているなか「漢字の持つ意味」も重視して名づけをする傾向が見られました。
「たまひよ」名づけ関連商品・サービス 監修 栗原里央子コメント
2024年の名づけの傾向
1文字名前のアスリートの活躍や時の流れで1文字名前が増えていますね。2024年は年明けから自然災害が多く、穏やかさを願うような名づけをされたり、芯をもって生きていけるような凛々しい名前を選ばれたりする方が多いように思えました。
2025年生まれのお子さんへのメッセージ
2025年は「乙巳 二黒土星(きのとみ じこくどせい)」という年で、2025年生まれのお子さんは、思慮深く、じっと物事を考えられ、忍耐強く、コツコツと物事に取り組めます。心が優しく、気が利くので周りの人から重宝されます。優しいので優しい漢字ではなく、しっかりした字を付けるのがおすすめです。また「土」を有する漢字も合います。「成」「佳」「宙」「維」「藍」「塁」「慧」「紗」「陵」などです。
【調査概要】
※調査結果の詳細はWebサイト「たまひよ」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/)に掲載。
調査名称:たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2024
調査内容:2024年1月1日~2024年9月26日に生まれた赤ちゃんの名前
調査対象:「たまひよ」の商品・サービスを利用されたお客さまのお子さま(回答は任意)
調査対象数:263,885名(男の子132,246名、女の子131,639名)
調査項目:名前の読み、漢字など ※同一の漢字の組み合わせで複数の読みがある場合、最も多い読みを紹介
調査名称:たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2005
調査内容:2004年9月14日~2005年8月31日に生まれた赤ちゃんの名前
調査対象:「たまひよ」の直販商品を利用されたお客さまのお子さま(回答は任意)
調査対象数:34,852名(男の子17,768名、女の子17,084名)
調査項目:名前の読み、漢字など ※同一の漢字の組み合わせで複数の読みがある場合、最も多い読みを紹介
調査名称:たまひよ お子さまの名づけに関するアンケート
調査期間:2024年10月4日~2024年10月10日
調査対象:たまひよのアプリ(まいにちのたまひよ)利用者
調査対象数:2,470名
調査項目:名づけで重視したこと、赤ちゃんの名前の由来など
【ご参考】
「たまひよ」名づけ関連商品・サービスのご紹介
妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」では、赤ちゃんの名づけに関して、書籍『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2025~2026年版』を発刊するとともに、Webサイト「たまひよ」での情報提供も行います。また、雑誌『たまごクラブ』においても別冊付録・特集などで取り上げてまいります。
<ご紹介している赤ちゃんの名前について>
「たまひよ」では、お客さまからお寄せいただいた赤ちゃんの名前を基にランキングデータや実例をご紹介しています。ママ・パパは、呼びかけたい「読み」、想いを込めたい「漢字」、幸せであるようにと願う「画数」など、さまざまな観点から名前を考えておられます。名前は「こんな子に育ってほしい」「すてきな人生を歩んでほしい」と願いを込めて、ママ・パパから赤ちゃんに贈る最初のプレゼントです。「たまひよ」では、そんなママ・パパの想いを大切にし、名前の実例を紹介させていただいております。
書籍『たまひよ 赤ちゃんのしあわせ名前事典2025~2026年版』の発刊
2024年の人気名前ランキングを100位まで掲載。名づけの注意点や出生届の書き方・出し方など名づけに関する基礎知識を丁寧に解説するほか、豊富な名前実例を画数別、読み別、イメージ別など、検索しやすい章立てで紹介しています。また、「Web鑑定サービスログインID」がとじ込まれており、パソコン・スマートフォンから、候補の名前の鑑定や「読み」「イメージ」「漢字」から姓に合った良運の名前を検索できます。
◆発売:2024年11月1日
◆編集:たまごクラブ特別編集
◆監修:栗原里央子
◆定価:1980円(本体価格1800円+税10%)
Webサイト「たまひよ」2024年赤ちゃんの名前ランキング
男の子の名前全体ランキング、女の子の名前全体ランキングを100位まで、読みランキング、使用漢字ランキングをそれぞれ50位まで発表しています。赤ちゃんの名前・名づけの基本知識などもご紹介しています。