【たまひよ妊娠・出産白書2025】2.男性の育児休業の実態と 育児参加の意識

2-1 出産・育児に対して、父親の休暇取得状況
●母親・父親ともに「育児休業制度を利用し休みをとった」が最も高く、昨年より増加。次いで「有給休暇を利用」した人が多くなっている。
●「産後パパ育休(出生時育児休業)を利用し休みを取った」父親も昨年より10ptほど増え、「出産や産前産後のための休みはとっていてない」人は昨年より減少している。
Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-1 出産・育児に対して、父親の休暇取得状況/属性別
●「育児休業制度を利用し休みをとった」は世帯年収の高い層が高くなっている。
●一方で、世帯年収が低い層は「出産や産前産後のための休みはとっていない」のスコアが高く、休みを取れていない。
Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-1 出産・育児に対して、父親の休暇取得状況/属性別
●世帯年収の低い層ほど「出産や産前産後のための休みはとっていてない」の割合は高い。
●「有給休暇を利用し休みを取った」は、400万未満で割合が高い。
Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-2 配偶者・パートナー育児休業取得者/育児休業取得してよかったこと
●配偶者・パートナーが育児休業を取得してよかったこととして、「子どもの様子がわかるようになった」「子どもとの思い出ができた」「家族の時間がふえた」が約6割。
●特に「家族の時間がふえた」「自身の負担が減った」が昨年から増加幅が大きい。
Q. あなたの配偶者・パートナーが「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用したとお答えの方にお伺いします。 あなたの配偶者・パートナーが「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用し休みを取ってよかったと思うことをいくつでもお選びください。
2-2 配偶者・パートナー育児休業取得者/育児休業取得してよかったこと/属性別
●母親の配偶者・パートナーが取得した休暇に対する満足度は、TOP2で約6割。
●父親のご自身が休暇取得した満足度も、母親と同様、6割程度で昨年からは微増している。
Q. 女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか? 男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、お休みをとりましたか?
2-2 配偶者・パートナー育児休業取得者/育児休業取得してよかったこと/属性別
●父親ご自身が育児休業を取得してよかったこととして「子どもの様子がわかるようになった」「子どもとの思い出ができた」「子どもへの愛情が増した」が上位にあがる。
Q. 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用したとお答えの方にお伺いします。 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用し休みを取ってよかったと思うことをいくつでもお選びください。
2-2 男性育児休業取得者/育児休業取得してよかったこと/属性別
●本人年齢別でみると、母親と同様に「子どもとの思い出ができた」「子供への愛情が増した」は、年齢が低い層ほど割合が高い。
●35~39歳、40代では、全体と比べて割合が低い項目が多く、家族・子どもへの意識面の反応が小さい傾向。
Q. 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用したとお答えの方にお伺いします。 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用し休みを取ってよかったと思うことをいくつでもお選びください。
2-3 男性育児休業取得者/キャリアへの影響
●育児休業を取得したことで「良い影響があった」計で約4割。「影響はない」は3割弱となっている。
●「良い影響があった」は、一昨年から減少傾向にあるが、「影響はない」は昨年から増加している。
Q. 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用したことで、仕事やキャリアに影響はありましたか?
2-3 男性育児休業取得者/キャリアへの影響/属性別
●本人年齢別でみると、30代では、「影響はない」が約3割。
2-4 育児休業非取得者/非取得の理由
●育児休業を取得しなかった方の取得しなかった理由として、母親・父親ともに「仕事の代替要員がいない」が最も高い。そのほか「職場の雰囲気が休みにくい」「業務量が調節できない」が上位にあがっており、職場や業務内容上の理由が育児休業取得の主な理由となっている。
●一方、父親では「経済的な不安(収入減)」も約3割で、上位にあがっている。
Q. 「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーが 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」 「男性の方にお伺いします。 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」
2-4 育児休業非取得者/非取得の理由/属性別
●父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件として、「休みやすい職場の体制・雰囲気づくり」が最も高く、「育休中の収入補填」「昇進や昇給などにひびかない評価制度」が続く。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーが 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」「男性の方にお伺いします。 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」
2-4 育児休業非取得者/非取得の理由/属性別
●世帯年収別でみると、400万円未満は「職場に前例がない」、800万円未満では「仕事の代替要員がいない」、1000万円以上では「仕事の代替要員がいない」「業務量が調整できない」が高くなっている。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーが 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」 「男性の方にお伺いします。 「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」を利用しなかったとお答えの方にお伺いします。その理由をとしてあてはまるものをいくつでもお選びください。」
2-5 育児休業の取得日数
●配偶者・パートナー(父親ご自身)の出産・育児休業を取得した日数は、「4日~1週間未満」より短い期間が減少し「1カ月~3ヶ月未満」が最も高い割合となっている。
●「2週間~1カ月未満」「1カ月~3カ月未満」が4年連続で増加しており、育児休業は徐々に浸透傾向にあることがうかがえる。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは、出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-5 育児休業の取得日数/属性別
●20代・30~34歳では、「2週間」以上の休暇の割合が高いが、35~39歳では、「2週間」未満の割合のが高くなる。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは、出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-5 育児休業の取得日数/属性別
●育児休業取得状況別でみると、育児休業利用者・産後パパ育休利用者は2週間以上の長期休暇者が多い。
●一方で有給休暇利用者・(自営業で)仕事を休業されている方は2~3日未満休みをとっている方が多い傾向がある。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは、出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-5 育児休業の取得日数/属性別
●本人年齢別でみると、40代は、「出産前後に2~3日」以下の割合が高い。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは、出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-5 育児休業の取得日数/属性別
●育児休業取得状況別でみると、育児休業利用者は2週間以上の長期休暇者が半数を超える。
●産後パパ育休利用者・勤務先が定めた特別休暇利用者で、2週間以上休暇がとれているのは半数弱。
Q.「女性の方にお伺いします。あなたの配偶者・パートナーは、出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたは出産・育児にあたり、合計どのくらいの期間のお休みをとりましたか・とっていますか?」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-6 出産・育児時、父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)
●母親の配偶者・パートナーが取得した休暇に対する満足度は、TOP2で約6割で、昨年と同様。
●父親のご自身が休暇取得した満足度も、母親と同様、6割程度だが、「あまり満足していない」は昨年より増加。
Q.「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-6 出産・育児時、父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)/属性別
●本人年齢別でみると、年齢層が低いほど、満足度は高くなっている。
●また世帯年収別でみると、年収が上がるにつれて、満足度TOP2も増加。
Q.「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-6 出産・育児時、父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)/属性別
●育児休業取得状況別でみると、育児休業取得者・産後パパ育休利用者の満足度は7割を占める。
●育児休業取得日数別では、1週間~1カ月未満で約6割、1カ月以上の休暇取得者だと満足度は8割を超える。
Q.「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-6 出産・育児時、父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)/属性別
●本人年齢別でみると、年齢が低い層ほど満足度が高く、年齢が上がるにつれて、徐々に減少。
Q.「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-6 出産・育児時、父親の休暇取得に対する満足度(休暇取得者ベース)/属性別
●育児休業取得状況別でみると、育児休業取得者・産後パパ育休利用者の満足度は6~7割を占める。
●育児休業取得日数別では、1カ月以上の休暇取得者は7割を超えている。
Q.「女性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、配偶者・パートナーの休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 「男性の方にお伺いします。出産・育児にあたり、ご自身の休みのとりかたについて、あなたの気持ちに近いものを教えてください。」 ※お子さまが複数人いらっしゃる場合は、一番最近の出産に関してお答えください。
2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)
●母親では、いずれの項目も昨年からTOP2が増加しており、特に「子どもが生まれる前後や当日は休みをとりやすい」がTOP2で約7割と最も高い。
●父親は「子どもが生まれる前後や当日は休みをとりやすい」のほか、「上司や同僚は子育てに理解がある」「子どもの病気や用事などで休みをとったり早退遅刻はしやすい」も6割を超えている。
Q.「女性の方にお伺いします。配偶者・パートナーの方の職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたの職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」
2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)/属性別
●配偶者の職場における男性の育児等への理解としては、いずれも年齢の低い層ほど高い傾向となっている。
Q.「女性の方にお伺いします。配偶者・パートナーの方の職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたの職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」
2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)/属性別
●目立った傾向は見られない
Q.「女性の方にお伺いします。配偶者・パートナーの方の職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたの職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」
2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)/属性別
●年収別でみると、400万円未満では、「上司や同僚は子育てに理解がある」「子どもの病気や用事などで休みをとったり早退遅刻はしやすい」の割合が低い。
Q.「女性の方にお伺いします。配偶者・パートナーの方の職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたの職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」
2-7 父親の職場における男性の育児等への理解(意識)/属性別
●20代と40代で「残業を削減して定時に帰ろうという雰囲気がある」「小さい子どものいる父親に配慮やサポートする雰囲気がある」は他の年代よりも高い。
Q.「女性の方にお伺いします。配偶者・パートナーの方の職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」 「男性の方にお伺いします。あなたの職場では次のようなことにどのくらいあてはまりますか?」
2-8 父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件
●父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件として、母親・父親ともに「休みやすい職場の体制・雰囲気づくり」が最も高く、「育児休業中の収入補填」「昇進や昇給などにひびかない評価制度」が続く。
●父親では、全項目で昨年より増加または微増している。
Q. 男性の「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」利用促進にあたり必要だと思う条件や要件をいくつでもお選びください。
※2020年の質問文「Q.男性の育児休業の義務化にあたり、必要だと思う条件や要件をいくつでもお選びください。」
2-8 父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件/属性別
●世帯年収別でみると、800万円~1000万円以上で、「根本的な男性の職場の働き方改革」「男性が家事育児への主体的な姿勢・意志をもつこと」の割合が高い。
Q. 男性の「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」利用促進にあたり必要だと思う条件や要件をいくつでもお選びください。
2-8 父親の育児休業制度利用促進への必要条件/要件/属性別
●本人年齢別で見ると、20代では「昇進や昇給などにひびかない評価制度」が、30~34歳では、「休みやすい職場の体制・雰囲気作り」「育児休業中の収入補償」の割合が他の年代と比べて高い。
Q. 男性の「育児休業制度」「産後パパ育休(出生時育児休業)」利用促進にあたり必要だと思う条件や要件をいくつでもお選びください。
2-9 父親の育児参加意向
●父親ご自身の育児参加意向は9割程度と多数を占めており、昨年と同程度。
Q. あなたは今以上に、育児にかかわりたいと思いますか?
2-9 父親の育児参加意向/属性別
●属性別で目立った傾向はみられない。