今だ！ワンオペだったときの恨みを晴らすチャンス！3児ママおやまさんにインタビュー【育児編】

Twitterのフォロワーが4万人超えのおやまさんは、夫と3人の子どもたちと5人暮らし。ドタバタと3人の子育てに翻弄されながらも、おやまさんのちょっぴりシュールな目線で描かれた育児漫画は、子育て中のママたちに笑いと癒しを届け続けています。

インタビューの前編【妊娠・出産編】では、おやまさんが妊娠・出産した当時のエピソードをお聞きしました。

プロフィール ／おやま
長女（4歳）長男（3歳）次男（1歳）の3児の母。Twitter（@oyamaoyadayo）で育児漫画を投稿している。2021年6/10に初の書籍「おやまさんちの愉快なる365日」を発売予定。

パワフルな長女、癒し系の長男、甘え上手でたくましい次男

――おやまさんが思う、きょうだい３人の性格をお聞かせください。

「長女5歳はとにかく明るくて元気、人懐っこくて素直でパワフルです。本当に私から産まれたのかな？というくらい陽気です。繊細なところもあります。

長男3歳は優しくて自分の世界観を持っている子です。ほかの2人がギャーギャー泣いているときも黙々と遊んだり、笑顔で私や夫に抱きつきにきてくれるので癒やされます。

次男1歳は甘え上手で明るくて芸達者です。『かわいい顔して〜』などリクエストするといつもかわいい顔をしてくれます。上2人から邪険にされてもめげずにくっつきに行くので、3人の中だと一番たくましいのではないでしょうか」

『オイシ〜？』

何をしてもあざとかわいい次男くん。

ショッピングモールや電車で大癇癪！長女ちゃんのイヤイヤ期

――これまでの育児で特に頭を悩ませたことはなんですか？

「長女の2歳〜3歳半くらいまでのイヤイヤ期が本当に大変でした。ショッピングモールに行けば床に這いつくばり、電車に乗れば5分で降りると騒ぎ始め、イヤイヤスイッチが入ると大癇癪を起こし大人の力でも抑えられないほど暴れ回りました……。

買い物はネットスーパーですませ、電車になるべく乗らないように電動自転車を購入したり、長女が嫌がる場所や行為はなるべく行かない＆しないですむようにしました。しかし解決策は本当になくて、ただ嵐が過ぎるのを待ったという感じです（笑）」

『長女のイヤイヤ期のときの思い出』①

何をしても動かない長女ちゃんに……？

『長女のイヤイヤ期のときの思い出』②

道端で素敵なマダムが助けてくれた！

2人目からは夫の協力が必要不可欠に

――2人目、3人目育児であらわれた変化はありますか？

「2人目から里帰りをやめて自宅近くの産院で出産したのですが、産後とても気楽に過ごせました。新生児育児も1人目の時より自分が楽しく過ごせるように意識したので、漫画やアニメを見つつ楽しく過ごすことができました。慣れもありますが、2人目の性格が穏やかだったので、個体差によるところが大きいかもしれません。

2人目の出産で入院中、夫がひとりで1週間程上の子の面倒を見ていたのですが、あまりにも大変だったようで『子ども2人のワンオペなんて絶対無理だろう』と思ったらしく、2人目が産まれてからは毎日定時で上がるようになりました。（それまでも協力的ではあったのですが、夫の転職などで仕事の負担が大きく、私のワンオペ育児の愚痴を受け止める余裕がありませんでした）

家事は私の負担の方が若干多いかなという感じですが、子どもの遊び相手や寝かしつけ、お風呂などは夫がガッツリやっています。3人ともパパっ子です」

『夫とのラブラブダイアリーです』

ワンオペだったときの恨みを晴らすおやまさん。

――今現在、育児で悩んでいることはなんですか？

「長男の発達のことです。言語の発達の面で1年〜1年半ほど遅れていて、2歳3ヶ月位から療育に相談中です。悩んでいるというより、頼るべきところに頼ってあとはひとりで色々考え過ぎないようにしようと思っています」

――おやまさんのお気に入りのエピソードはどれですか？

「『産後の自分に会いに行った話』（※出産・育児編で紹介）は、自分が思うように描けたのでお気に入りです。自分らしさも出ているかと思います。

あとは長女のエピソードは全部好きです。なかでも『お菓子たくさん買うって紙に書いて！』と要求されたエピソードが特にお気に入りです（笑）。どこで覚えたのかはわからないのですが、突拍子もない発言が長女らしくて面白くて好きです。最近も『週末になったら公園行くって書いて』など約束を紙に書くように言われます」

『書面に残したがる』

ママとの口約束は信じられない？

描きおろし30ページ！おやま家の日常が詰まった一冊

――6/10に発売される書籍の内容や見どころを教えてください。

「描きおろしが30ページあります！ エピソードをこれでもかと詰め込んでいるので、どこから読んでも楽しめるのではないかと思います。育児の合間に気楽に読める本になっているので、ぜひ読んでみてください！」

『おやまさんちの愉快なる365日』

長女ちゃんのイヤイヤ期はかなり壮絶な体験だったようですね。想像するだけでも「ママだってイヤー！」と駄々をこねたい気持ちになっちゃいます……。また、長男くんの発達のお悩みも話してくれましたが“あまり考え過ぎない”というおやまさんスタイルはぜひ見習いたいところ。

おやまさんの漫画からは3人のわが子に翻弄されながらも、それぞれの個性を尊重しながらあたたかく見守っているようすが伝わってきます。SNSや本でぜひ楽しんでくださいね！（文・清川優美）