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まさか…!パパがコロナに感染!濃厚接触者になったママと子どもは?~3才児ママの体験談~

咳とはねりがする男と困った顔をした親子
※イラストはイメージです
hisa nishiya/gettyimages

新型コロナウイルス、変異株ウイルスの感染拡大の勢いはいまだ止まりません。小さな子どもを育てるママやパパは「もし家族がコロナにかかったら…」と不安に思っていることでしょう。今回、話を聞いたのは、実際に夫が新型コロナウイルスに罹患した阿部絵里さん(仮名・38才)。阿部さんは、夫と保育園に通う女の子(3才)の3人で暮らす働くママ。家族のコロナ感染をどのように乗り越えたのでしょうか。パパ小児科医の黒澤照喜先生のアドバイスつきです。

じゅうぶん気をつけていたのに…夫がまさかの新型コロナに

――パパが新型コロナウイルスに罹患し、発症した当時の状況を教えてください。

阿部さん(以下敬称略) 今年の2月初めごろ、夫が頭痛と風邪の初期症状を訴え始めたので、念のため自宅内隔離を始めました。翌日は37.5度、2日後になって熱は38.5度まで上昇。寒け、体の痛みなど、インフルエンザのような症状でしたが、予防接種をしていたのでおかしいと感じ、3日後にPCR検査を受けることにしました。

インターネットで「発熱外来 PCR」と検索し、家から近い病院を選んで電話で予約しました。夫が検査している間、万が一コロナだった時のために、私は食料品や子どものおもちゃの買い出しに行きました。

――その後、病院から陽性の連絡があったのはいつですか?

阿部 発症から4日後の早朝です。昼過ぎには保健所から夫あてに電話があり、45分ほどの問診を受けたそうです。検査結果を受け、夫が会社へコロナ陽性の連絡をすると、会社からは陽性判明後2週間は自宅待機するようにとの指示。私と娘のPCR検査キットを夫の会社から手配してもらえることになりました。

――保健所からはどのような指示がありましたか?

阿部 翌日に保健所から再度連絡があり、夫は症状も軽く年齢が30代のため、ホテルではなく自宅療養するよう言われました。期間は、発症から10日間(※)。毎日LINEで経過観察報告をすること、症状が悪化したら病院に行くか、救急車を呼ぶよう指示を受けました。自宅内隔離をしていると、夫の病状の変化にすぐ気づかないので少し不安でした。

さらに、私と娘は濃厚接触者疑いとのことで、夫の発症から14日後の2月半ばごろまで自宅待機をするようと指示が。私は仕事の予定を2週間先までキャンセルし、娘の保育園にも2週間ほどお休みすると連絡をしました。

――保育園からはどんな話がありましたか?

阿部 保育園の先生は「お子さんとママが陽性者になったら休園の可能性もありますが、取りあえず結果が出たら連絡をください」と言ってくれました。夫の陽性でもし休園になったら、ほかの園児や保護者に迷惑がかかると不安に思っていたので、すぐ休園にならないとわかりほっとしました。

――ママとお子さんの状態はどうでしたか?

阿部 私と娘の体調は良好でした。唾液採取のPCR検査キットが届いてすぐ採取して速達で返送し、夫の発症の7日後には、2人とも陰性と連絡が来ました。自宅待機期間、私と娘は一緒にテレビやYouTubeやアニメの動画配信サイトを見たり、シール遊びをしたり…。最初は部屋から出てこられないパパの体調を不安に感じていた娘も、LINE通話で普段よりもパパとやり取りできることを楽しんでいました。

夫の自宅療養中はレトルトや即席の食材が役立った

――パパの体調が悪くなってすぐに自宅内隔離をしたとのことですが、どのように隔離していましたか?

阿部 わが家は2階建てで、もともと夫と母子で寝室を別にしていた上、洗面所とトイレが2つあるので、比較的自宅内隔離をしやすい状況だったと思います。夫は1階の寝室と洗面・トイレを使い、私と娘は2階のリビングで過ごしました。夫が部屋から出る時はマスクとビニール手袋を着用、夫が触れたところはすぐに消毒し、連絡はすべて電話かLINEに。夫の食事はドアの前に置き、食後は1階の洗面所で食器を洗ってもらいました。おふろは2階にあるので、私と娘が寝室にいるときに入ってもらいました。

――自宅待機中の買い物などはどうしていましたか?

阿部 普段から利用しているコープの宅配と、ネットスーパーを利用しました。事前に買っておいてよかったものは、
・子どものおやつ
・100円ショップのおもちゃやワークブック
・即席ラーメン
・レトルト食品
・缶詰
・水
・ビニール手袋
などです。私は仕事を休んでいたものの、毎日3食作るとかなり大変なので、ネットスーパーのお弁当やレトルト食品が役立ちました。夫の食事用に使い捨ての紙皿などの食器類があるともっとよかったです。

――その後のパパの様子は?

阿部 高熱が出たのは最初の1〜2日で、あとは2週間ほど微熱が続いていました。発症から10日が過ぎたら保健所からは隔離不要と言われましたが、まだ微熱とだるさがあったため、しばらくは夫だけ食事を別にすることに。2月後半には出勤できるまでに回復しましたが、体のだるさや眠けなどは5月のゴールデンウィークごろまで続いていたようです。

差別や心配をかける不安から、周囲の人には言えなかった

――パパがコロナ罹患したことは周囲の人には伝えましたか? 

阿部 保育園の保護者や地域の方には言っていません。ママ友にも、自分の仕事の都合でお休みした、と伝えるだけに。差別への不安もありますし、コロナ陽性者の家族がいるのに保育園は休園にならないのか…など、余計な心配や不安を抱かせてしまうかもしれないとも思ったからです。

――登園の際、先生には状況をどのように説明しましたか?

阿部 保育園には自宅待機明けの登園時にPCR検査陰性の証明書と、夫の症状・保健所の対応・隔離の状況などを明記した手紙を渡しました。新型コロナの情報共有と先生方の安心のため、また娘が万が一差別などを受けないようにという理由もあります。送迎の時にほかの保護者の前で状況説明するのははばかられたので「手紙を読んでください」とだけ伝えました。

――家庭内でママと娘さんは感染せずにすみましたが、予防対策などでどんなことがよかったと思いますか?

阿部 以前から家族で手洗い・消毒・うがいは気をつけていました。夫はここ1年ほど飲み会などにはいっさい行っておらず、通勤も電車ではなく車通勤、ランチも車内でお弁当を食べる、などかなり気をつけていたのですが…感染経路は不明です。

私と娘が夫よりちゃんとできていたことは、規則的な睡眠と食事くらい。夫は発熱前の2週間ほどは仕事が忙しくあまり休めておらず、疲労がたまっていたのだと思います。普段の生活から感染しにくい体づくりをしておくことが予防につながるのかな、と感じました。あとは、新型コロナ感染の場合は、自宅療養でも入院扱いとなり、医療保険が支払われたのも助かりました。

【黒澤照喜先生より】
パパの発症初期の段階からのママの判断・行動が素晴らしいと感じました。
できる限りパパとの接触を避けようとした自宅内隔離の工夫は、家族感染を防ぐために有効だったと思います。また、パパの会社や保育園など、周囲に必要な情報を的確に伝達し調整をしていった点は、見習うべきことが多いでしょう。いろいろなパターンがあると思いますが、家族がかかったらどんなふうに隔離できるか、子どものお世話を頼める人はいるかなど、普段から災害対策同様に家族内で相談をしておくといいですね。

監修/黒澤照喜先生 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

パパは新型コロナ罹患したものの軽症ですみ、徹底した隔離生活で家庭内感染もなく乗りきることができた阿部さん。検査できる病院の探し方や、食事の備え、保育園の連絡方法など、万が一家族が新型コロナに感染した時のことを考え、参考にしてみてください。

(※)厚生労働省の有症状者の退院基準:発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合、退院可能

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