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赤ちゃん以外の家族全員が次々に新型コロナに感染…!壮絶・新型コロナ闘病記

電話で医療機関に相談する女性
※イラストはイメージです
hisa nishiya/gettyimages

小さな赤ちゃんがいるママやパパは「もし家族がコロナにかかったら…」と不安に思う人もいるでしょう。川口紗希さん(仮名・36才)は、現在8カ月の女の子のママ。産後に実家に里帰りしていた際、当時2カ月だったお子さん以外の家族全員(パパ、じいじ、ばあば、ママ)が新型コロナウイルス感染症にかかってしまったそうです。今回、その壮絶な新型コロナ体験を話してくれました。パパ小児科医、黒澤照喜先生のコメントつきです。

家族が次々にコロナ感染で倒れ…壮絶な8日間

――いちばん初めに症状が出たのはパパだったそうですが、どんな状況でしたか?

川口さん(以下敬称略) 去年の11月ごろから、私の出産に合わせ夫も一緒に私の実家に里帰りしていたのですが、年末に家族でくつろいでいた12月29日の深夜、夫が急に39度の熱を出しました。翌朝、発熱相談センターに電話するも2時間以上つながらず…保健所・病院と電話をかけ、最後に区のコロナ相談センターにかけて状況を説明すると、やっと病院を紹介してもらえ、午後にPCR検査を受けられました。翌日12月31日に陽性が判明したもののホテルに空きがなく、移動できたのは1月2日でした。

――数日間自宅待機の間、パパの体調はどうでしたか?

川口 ずっと39度以上の高熱でフラフラしている状態で…。離れた部屋に隔離し、家族はなるべく離れるようにしました。たまにLINEで体調を聞いて、おかゆや飲み物はドアの前に置き、取ってもらいました。食事を届ける際も、私はビニール手袋にマスク、レインコートなどで防備。広い家でもないので、隔離といってもなかなか難しかったです。

――その後は、家族にどのように感染が広がったのでしょうか。

川口 夫がホテルに移動した1月2日の夜、父が突然38.9度の発熱。急激に症状が悪化しました。もともとこの日には、夫以外の家族全員が濃厚接触者のためPCR検査を受けることになっていたので、検査した病院で診察もしてもらえ、解熱剤(カロナール)をもらうことができました。検査後の1月3日に症状が軽かった母の陽性が判明。症状が悪化していた父の陽性がわかったのは、その2日後の1月5日です。同日、父の入院が決まり、母もホテルに入ることになりました。

――検査を受けるまでの時間、検査を受けてから結果を待つ時間も症状が重いとつらいですね。

川口 そうですね。父は70代で高脂血症などの基礎疾患もあったので、急激に症状が悪化しないか、すごく不安でした。数日間は、翌朝に父や母が目を覚まさなかったらどうしようと、気が気ではありませんでした。父の入院と母のホテル移動が決まり、ほっとしたのもつかの間、1月6日には私も発熱。家族の看病疲れもあったと思います。

発熱しながらも1人きりで赤ちゃんのお世話をしたママ

――自身が発熱しながらも、家族がだれもいない家で、1人で赤ちゃんのお世話を頑張られたのですね。

川口 はい。子どもへの感染は心配でしたが、濃厚接触しないで赤ちゃんのお世話は不可能なので…。解熱剤で熱が下がっている時間帯に、なんとかお世話をしていました。今思うと、娘はすごくいい子にしていてくれたと思います。ひどく泣かれたりしていたら、もっとつらかったでしょう。

1月8日に夫がホテルから戻り、娘のお世話をバトンタッチ。私は1月9日に2度目のPCR検査を受けましたが、結果はなぜか陰性。自宅療養となりました。発熱から8日目の1月14日に3回目のPCR検査を受け、1月16日にやっと私の陽性が判明しました。でももうその時は解熱し、発熱から10日が過ぎていました。

――その後、家族全員が自宅に帰ってきたのはいつですか?

川口 父は1月15日に退院。母はホテルに移動後、病状が悪化して入院することになり、退院できたのが1月18日。その日には、私の発熱から10日、解熱から3日が経過していたため、わが家のコロナ戦争は集結と判断しました。家族全員が生きて帰ってこられて本当によかったです。

経験者が語る、新型コロナを乗りきる備えとは?

――では、川口さんの経験から、新型コロナ対策に準備しておくといいものを教えてください。

川口 まず、水、経口補水液、スポーツドリンク、レトルトのおかゆなどの食料・飲料を買っておくといいと思います。夫も父も本当に急な発熱で、突然何も食べられなくなりました。

2つ目に、食事のデリバリーサービスを調べ、試しておくこと。家庭内に陽性者が出ると、家族全員濃厚接触者となり2週間外出禁止と指示されました。みんなが体調を崩して、食事を作れる人がいなくなる可能性もあります。食事は配達してもらって本当に助かりました。

3つ目は、ネットスーパーです。買い出しにも行かれないので、スポーツドリンク、おかゆ、ゼリー、体温計の電池などを玄関前に届けてもらいました。

4つ目は、イブプロフェンの入ってない解熱剤(カロナールなど)を買っておくこと。保健所や病院から、イブプロフェンは新型コロナとあまり相性がよくないと言われました。一度薬箱を見直しておくといいかもしれません、

――そのほか、役に立ったことがあれば教えてください。

川口 最近は個人購入を控えるように言われているようですが、わが家では夫が発症してすぐにパルスオキシメーターを購入しました。病院や保健所に連絡する際、酸素飽和度の数値を伝えると、95になったら電話をください、90台前半になったらすぐ救急車を呼んでください、など対応の指示をもらえ助かりましたし、心の支えになりました。

また、情報収集のために始めたTwitterは、状況や自分の気持ちを整理するのに役立ちました。文字にすることで、大変な状況でも少し冷静になり、心が落ち着いた面はあります。友だちにもだれにも言えずにつらかった気持ちをTwitterに吐き出し、リプライをもらうことも励みになっていました。

――家族の新型コロナ感染を経験し、自身の考えが変わったことはありますか?

川口 以前は、まさか自分たちがかかるとは思っていませんでした。うちは大丈夫だろう、と。でも「まさか」の状況がコロナ禍では起こり得ます。少なくとも今は、治療方法が限られた、命の危険がある病気だと思うので、急な発熱に備えて、薬や食べ物の備えをしておくといいと思います。


【黒澤先生より】
ママが頑張り、覚悟を決めながら赤ちゃんのお世話をし続け、パパにバトンタッチできたケースですね。

家族でPCR検査の結果が出るタイミングが異なったのは、「検査が混雑し、結果の連絡に時間差が出た」「同時に検体を提出しても検査の場所・時間が異なっていたから」などの理由が考えられます。また、パルスオキシメーターの個人利用は、正しい数値が出なかったり解釈を間違えたりする可能性がある点や、精度が担保されていない粗悪品が出回っている可能性がある、という点は留意する必要があります。

もし、家族全員が感染し体調不良でお世話ができなくなった場合や、赤ちゃんに何らかの症状が出た場合は、保健所などに相談をしてください。病床の空き状況になどにもよりますが、赤ちゃんを入院させてくれる可能性もあります。TwitterなどのSNS情報は隔離が必要な時には便利です。ただ、情報を得て必要以上に不安が増してしまうことも。自分の気持ちが落ち込んできたなと感じたらいったん中断することも大切です。

監修/黒澤照喜先生 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

新型コロナウイルスの感染は、決して人ごとではありません。赤ちゃんを守るべきママやパパがかからないよう、十分注意しましょう。また、万が一の家族の感染に備え、ゼリーやスポーツドリンクなどを準備しておくことも大切です。

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