貯金するなら子どもが小さいうちに…?お金が貯まらないママたちの叫び
厚労省の調査(2016年)によると、児童のいる世帯の平均貯蓄額は約680万円。教育費や家のローンにと何かと出費の多い世代だけに、貯金をするのはひと苦労。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、
「ボーナスで貯金するつもりが、立て続けにエアコン、ヒーター、家電が続々と壊れ、車もタイヤ交換、雀の涙程しか残りませんでした」
「毎年ボーナスが入ったら毎月の赤字補填に使うだけで一円も残りません。よって年間の貯蓄額は0円です」
「ボーナスは、家のローンや子どもの塾代で見事に右から左に消えていきました」
と、貯金に苦戦している様子です。みなさんの家計事情はどんな感じでしょう?
諭吉さんの大移動を見送るのがつらい…
「数十年、家計簿をつけていましたが、上の子が高校で塾通いからの私大へ。下の子は中学から塾からの私立高校となっていから、あえて家計簿をつけるのをやめました。もう、諭吉さんの集団移動をみるのが辛くて、辛くて」
「大学生が二人いるので自転車操業。家計簿は必死でつけてますが、諭吉の大移動を呆然と見送る記録でしかありません」
「子どもが中学から大学までは私立。貯金、何それ? 出来るわきゃない状態ですが、将来の選択肢を増やしてあげたい親心しかないですね。授業料もあと一年。貯めるのはその後かなぁ」
「マイホーム購入、入学・就活費用にと貯めていたお金がどんどん出ていき、正直言って日々どうにか生活できてる状態です。貯金だの投資だの出来る人は凄いなって思います」
どうしても諭吉さんは、家に居座ってくれないんですよね(泣)。ツレナイです…。
子どもが小さいうちに貯蓄を
「貯金するなら、子どもが小さいうちと聞かされましたが、本当ですねぇ(しみじみ)。その貯えがあるのでなんとかですがやれてる感じです。過去の自分、頑張った!と自分で自分を褒めてあげたい」
「子どもが3人います。学費は子どもが小さい頃からコツコツ貯めて全額貯蓄済みのつもりでしたが、学費が年間500万円予想でしたが、浪人・留年や大学院など想定外になってきて貯蓄の切り崩しです。まだまだ先が長いです」
「家計簿はきっちり付けています。でも、虚しくなるので見返したり、反省したりとかはしてません。学費もローンも終わったら老後資金貯めるぞ~と思っています。が、家も傷んできているので、やっぱり貯められそうもありません。子どもが小さい頃が貯めどきだったって今なら分かります。もう遅いですけどね」
子どもが卒業するまでは…
「長男が私立高校に入ったあたりから貯金が出来ずむしろマイナス生活。息子2人にかかるお金が諭吉大脱走で家計簿つけてもつらいばっかり。どこから借りようか?と考えてます。息子が大学卒業するまで踏ん張って、そこからしっかり貯めますよー」
どこの家庭も子どもが成長するにつれ、教育費が予想以上に出ていくようです。
そのほか、ママたちが教えてくれた貯金のコツは、
・目的別に口座を分けて管理する。
・住宅ローンなどの借り入れを見直し利息を減らす
・家計の収支を見直しコストダウン(通信費やガス電気の一本化など)
・ふるさと納税、つみたてNISAなど、得するシステムを活用
などなど。収支の見直しをすると少額でも貯めることができるかもしれません。塵も積もれば山となる、小さなことからコツコツと、ですね。
(文・井上裕紀子)