友利新 2人目妊娠と仕事のキャリアで悩むママにアドバイス
コロナ禍で、2人目が欲しいけれど不安で踏み出せない…と思っているママもいるのではないでしょうか? 今回は、「2人目が欲しいけれど、仕事との兼ね合いでなかなか妊活に踏みきれない」という悩みに、3人のママで皮膚科医の友利先生が、ママの視点でアドバイス!
ママ×医師 友利先生の子育てが楽しくなる処方箋#28
2人目が欲しい!でも、仕事のキャリアを考えると妊娠のタイミングに悩みます
<ママからの質問>
子どもはたくさん欲しいと思っていましたが、1人目がなかなか授からず…。高年出産で産んだので、産めても、あと1人かなというところです。
2人目のことを考えたときに、本当は欲しいのにお世話の大変さや教育費の負担、キャリアへの影響、コロナ禍での妊娠・出産への不安を考えるとためらう気持ちがあります。
年齢的には今すぐにでも本格的な妊活をしなければ厳しいと思います。でも、育休を取って復職し、ようやく戦力になれてきたところで、また育休を取ることに罪悪感や不安があり、とくに仕事との兼ね合いで妊娠のタイミングに迷います。
3人を子育て中の友利先生に、きょうだいのいいところを教えていただき、背中を押してほしいです。
自分の気持ちに正直になって、一歩踏み出してみては?
出産と仕事のキャリア形成は、時に相反することになってしまうのが現実です。私自身も出産を経験して、大きく働き方が変わりました。復職してやっと戦力になってきたときに、またお休みに入ることへの罪悪感は痛いほどわかります。
ただ、それでも今は3人出産できたことを幸せに思っています。子育ては確かに大変で悩むこともありますが、上の子のときには余裕がなくて気づけなかったこと、楽しめなかったことが、2人目、3人目で気づけたりしています。
子どもたちもきょうだい同士で、時にはけんかもありますが、社会を作り、人間関係を学んでいるように思います。妊娠はしたいと思ったときにすぐにできるものではありません。妊娠するタイミングを考えていたら、きっと踏み出せないと思います。
妊娠することにタイミングがあるとしたら、妊娠したいと思って、妊娠がわかったときなのかなと私は思っています。案ずるより産むがやすしということわざもあります。自分の気持ちに正直になって、一歩踏み出してみてはどうでしょうか?
文/友利新先生 構成/ひよこクラブ編集部
3人の子どもを産み、育てている友利先生からの「案ずるより産むがやすし」という言葉には重みがあります。コロナ禍での妊娠・出産を迷っていたけれど、背中を押される気持ちになった方も多いのではないでしょうか?