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離乳初期の「とろとろメニュー」ひよこクラブ1年生編集部員が初めて作ってみた!

更新

離乳食の「最初のひと口」である、とろとろメニュー。そんな手間のかかる離乳初期の離乳食作りに、2021年1月にひよこクラブ編集部に入った、育児経験ゼロの編集部員が、管理栄養士の中村美穂先生にコツを教えてもらいながら挑戦してみました。

「10倍がゆ」はすり鉢とハンドブレンダーで挑戦

米と水を1:10の割合で作る「10倍がゆ」は、離乳初期(5~6カ月ごろ)のスタート時期に食べさせるもの。米から作る方法と、ごはんから作る方法がありますが、今回は、手軽に作れるごはんから10倍がゆを作ってみました。

うまくいくカギは、火にかける前のひと手間

小さめの鍋にごはん40g、水250ml(出来上がりは小さじ44杯分)を入れ、火にかける前に箸や木べらでごはんをほぐします。このほぐす作業がとっても大切! かたまりをなくし、ごはんをバラバラにすることにより、最後のすりつぶし工程がグーンとラクになります。

その後は、中~強火で沸騰するまで加熱。沸騰したらふたをして弱火で約20分、水分量が減らないように水を適宜加えなら加熱します。火を止めたらふたをしたまま、約20分蒸らし、少しとろみがつき、粗熱が取れたら、すり鉢ですりつぶします。

すり鉢は「こすりつけながら」が基本

すり鉢の大きさにもよりますが、すり鉢で一度にすりつぶしやすい10倍がゆの適量は、大さじ2杯分程度。それでも慣れていないと、少し大変です。

最初は混ぜるようにしているだけでもごはんの粒がこまかくなっていきますが、後半はなかなかこまかくならない! どうしてなのか理由を中村先生に聞いてみると、正しいすり鉢の使い方を教えてくれました。

ポイントは2つ。
1.混ぜるようにするのではなく、すり鉢の側面などにこすりつけるイメージで、食材をすりつぶす。
2.散らばりやすい食材(ほうれん草や魚など)は、まとめながらすりつぶす。

10倍がゆの場合、2.は不要ですが、そもそものすり鉢の使い方を間違っていたようです。
先生に教えてもらいながら、すりつぶし始めて約3分。大さじ約2杯分の10倍がゆがようやく完成しました。

ハンドブレンダーでも「10倍がゆ」を作ってみました

火にかけ、蒸して粗熱を取るまでの工程は、上記と同様ですが、ハンドブレンダーの場合、一度にすりつぶせる量は「使用する容器の半分以下の量」とのこと。なので、作った分量すべて(小さじ約44杯分)ということになります。

実は、人生初のハンドブレンダー。押すボタンを確認して、スイッチオン! なんと、30秒程度ですべての量のすりつぶしが完了してしまいました。
ブレンダーの威力に、ただただ感動。

すり鉢とハンドブレンダー、仕上がりの差がはっきり!

写真左がハンドブレンダー使用時の10倍がゆ。右がすり鉢を使用した10倍がゆ。すりつぶし方のうまい下手もあると思いますが、見た目でわかるほどの差が出てしまいました。

スピードといい、きめこまやかさといい、ハンドブレンダーの使用を検討するのもありなのではないか、と感じました。

繊維が多く、作るのに苦労する「ほうれん草のペースト」

この企画の前に、先輩編集部員から「繊維が多いし、すり鉢の溝にほうれん草が入ってしまい、作るのがとても大変」という情報を入手。離乳食づくり初体験なのに上手にできるかどうか不安の中、挑戦しました。ポイントは、下準備のようです。

葉先2枚って、どの大きさの2枚!?

ほうれん草のペーストを作るときに使う「ほうれん草の葉先2枚」。季節や個体によって大きさの変わる葉先ですが、写真左(幅8~9㎝程度)が一般的な大きさ。右側のものは、少し小さめなので、2枚で1枚というぐらいの計算でOK。

繊維を残さないためにも、葉脈もしっかり取り除いて

すりおろすときに、最後まで残ってしまう繊維質の原因は葉脈。茎を持ち、葉を縦半分に折り、中央部分の葉脈を取り除くだけで、すりおろしの工程がラクに!

5分程度、ほうれん草がクタクタになるくらい、やわらかくゆで、水にさらしてあく抜きをします。その後、みじん切りにしてすり鉢へ。

溝にはまったほうれん草は水でさらって

すり鉢に入れたら、散らばらないように、まとめながらこまかくすりつぶします。なめらかになったら水でとろみの調節をしますが、ここでポイントが。

最初は小さじ約1/2入れ、かための状態で皿へ。空になったすり鉢に、水小さじ約1/2を入れ、溝に入ったほうれん草を流し取っていきます。溝に入ったほうれん草がある程度取れたら、その水分を使い、皿の上で最後のとろみ調節をします。

こうすることで、溝に入ってしまったほうれん草も無駄なく使い切ることができます。

写真/武井メグミ 取材・文/ひよこクラブ編集部

初めての離乳食作り。今回は、先生の指導もあったので、すんなりとできてしまいました。しかし、毎日、毎食、子どものために作っているママ・パパには頭が下がる思いです。『ひよこクラブ』2021年9月号付の別冊付録は「離乳食1年生」です。

監修/中村美穂 先生

参考/『ひよこクラブ』2021年9月号別冊付録「離乳食1年生」

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