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発達・個性のデコボコ…療育をすすめられ不安も。息子ちっちくんの2年間の療育日記

更新

ちさとさんは、夫と息子のちっちくん(5歳)、娘のちゃんこまる(1歳)の4人暮らし。インスタグラムで子どもたちの日々の暮らしを育児絵日記にして公開しています。息子のちっちくんは2歳のころ支援センターのすすめで療育に通うことに。今回はちさとさんが実際に肌で感じた療育体験についてインタビューしました。

プロフィール /ちさと
夫・オトーテムと長男・ちっちくん(4歳)と長女・ちゃんこまる(1歳)と暮らす2児のママ。インスタグラム(@chisattoon)にて育児中の日々のできごとや息子の療育体験を絵日記にして綴っている。

療育に通うきっかけは支援センターだった

<ちさとさんファミリー>

――育児絵日記を描き始めたきっかけはなんですか?

ちさとさん「長男が3ヶ月のときに描き始めました。初孫の成長を楽しみにしてくれている祖父母に向けて、近況報告がてらインスタに投稿し始めたのがきっかけです」

――療育に通うようになったきっかけはなんですか? またそれまで療育に持っていたイメージを教えてください。

療育入園前のオリエンテーション

<人がたくさんいるところが苦手なちっちくん>

療育、はじめは大変だった

<息子の主張を尊重してくれた園>

ちさとさん「初めての人や場所に慣れるまで時間がかかるタイプの子で、通っていた子育て支援センターの先生のすすめで2歳児の春から通い始めました。

それまで療育について何も知らず、『発達や個性のデコボコを矯正される場所なのでは…』と少し不安がありました」

入園初日は母にベッタリ

<園庭で一人砂遊びに夢中になっていた>

母子通園から母子分離まで3ヶ月

――実際の療育はどのような雰囲気でしたか? また、ちっちくんが園に慣れるまでどれくらいかかりましたか?

3ヶ月目で母子分離の練習をスタート!

<お母さんがいなくても意外に平気そうなちっちくん>

ちさとさん「『療育って……(ごくり)…』と構えていた気持ちとは裏腹に、園庭での砂遊び・水遊び・おままごとや近所のお散歩など、遊びを目一杯楽しむ毎日を過ごす中で気持ちがほぐれていきました。

息子が通っていた療育の場合、7人のクラスを2人の先生が担当してくださっていて、少人数での活動だったことも息子にとっては良かったようです。

週4日、3ヶ月間の親子通園を経て母子分離することができました」

4ヶ月目にして、ついに

<クラスでは一番最後の母子分離だったそう>

息子の苦手な部分も受け入れてくれて自信が身についた

――療育に通ってからの息子さんの変化や成長したところを教えてください。

ちさとさん「いつも私にベッタリだった息子でしたが、療育では苦手な部分も含めて受け入れて大切にして頂き、少しずつ自信がついていったようです。

『ちょっとドキドキするけどやってみよう…!』という気持ちが育ち、今では初めての人へも自分からグイグイあいさつできるほどに成長しました」

通園3週目には

<園の雰囲気にはすぐに慣れた!>

――療育に通ってよかったなぁと思うことはなんですか?

ちさとさん「たくさんあるのですが、育児に行き詰まったときに療育のプロである先生方にすぐ相談できることは心強かったです。また、息子にとって初めての保育園入園の際には園と連携をとって丁寧にサポートして下さり助かりました」

療育をお休みした次の日に

<先生の優しさに感動!!>

通い始めた保育園にあっさり馴染みひと安心…

――最近の息子さんの様子をお聞かせください。

ちさとさん「年中になり療育には週1回通っています。今年の4月から保育園に通い始めたのですが、初めての環境にもあっさり馴染み毎日楽しく通っています。

年齢的な成長もありますが、集団生活をスムーズに送れているのは2年間療育に通った経験のおかげだと感じています」

年中から保育園にも通園

<妹も生まれてすっかりお兄ちゃんに>

――最後にこれから育児を経験するパパ・ママたちにひと言お願いします。

ちさとさん「療育をすすめられたときは、不安や戸惑いが少なからずありましたが、結果的には行かせてよかったと思っています。

インスタに投稿している療育日記には親子通園の際に間近で見た息子の姿を書いているので、あまり参考にはならないかもしれませんが見てもらえると嬉しいです」

療育に通っていたおかげで4月からは保育園もスムーズに行けるようになったというちっちくん。不安はありながらもあせらず根気強くちっちくんを見守るちさとさんの姿が印象的でした。

わが子の発達が気になるけれど、療育がどんなところなのかわからなくて、なんとなく一歩が踏み出せない人もいると思います。なかには通いたくても近くにない・親子通園する時間がないなどさまざまな理由を抱えてるいるのではないでしょうか?まずはひとりで悩まないように地域の支援とつながることが大事ですね。(文・清川優美)

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