喧嘩の仲裁、忘れ物をさりげなくフォローなど「この人素敵と思った瞬間」ママたちの声
「人の言葉や行動に感動し、真似したいなって思う瞬間ってありませんでしたか?」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に届きました。すると老若男女のすてきなエピソードが届きました。
元カレや同級生、そして夫にまつわる、なんてすてきなエピソード
「中2の子どもの部活のグループLINEで、一部が調子に乗って揉めはじめたとき、ある子が『いじめはあかんで。この部活ではそういうのなしな!』と、ブッコンできた。
部活で一番うまくて勉強も優柔な子です。カッコ良すぎでしょう。おばちゃん、若かったら惚れるわ〜」
「私が小1のとき、授業で必要な布を忘れてしまいました。
私は転入してきたばかり。友達らしい友達はおらず、誰にも言えなくて作業をしているフリをしていました。
先生はまったく気づいていなかったのですが、私の席からまぁまぁ遠い男の子が、先生の目を盗んでさっと近づいてきて、黙って私の机に布を置いて、自分の席に戻ったんです。
で、何事もなかったように作業を続けた。かっこいいキャラではなかったけど、本当にかっこよかった。あの男の子、元気かな」
「昔、当時の彼と駅の階段を上っていたら、ホームレスの男性が降りてきました。身なりはボロボロで、周りはなんとなく避けている雰囲気でした。
私たちとすれ違うとき、男性がよろけて(多分、酔ってた)階段を踏み外し、咄嗟に彼が抱きとめて『大丈夫ですか』と。
彼は男性の腕を支えたまま、階下まで一緒に降りて行きました。私にええカッコを見せようというそぶりはなく、本当に自然体で。
その彼とは別れてしまったけど、今でもはっきり覚えています」
「仕事で重要書類を、顧客の自宅に届けました。玄関チャイムを鳴らしても誰も出ない。
約束していたのになーと思っていたら、自転車に乗った男子高校生が『うちに用ですか?』と。事情を話すと『親は30分後には戻ると思います』というので、出直すことにしました。そのとき、高校生が手に紫陽花を持っていたのが印象的でした。
30分後、高校生の言う通りご両親は帰宅していて、申し訳ないとお茶を出してくれました。ふと和室の仏壇をみたら、おばあちゃんの遺影の横にさっきの紫陽花が飾ってありました。
えー子やないかーと。私の子もこんな風になって欲しいと感動したことを覚えています」
「だいぶ昔ですが、夫の仕事用のノートが開きっぱなしで中が見えました。数式やら記号がびっしり書いてあって、なんの呪文!? と、思ったことあります。
家ではぐーたら夫なんですが、すごいなーと感動。ちなみに技術職です」
「ひどいつわりで長く寝込んでいたとき、夫が『命を生み出すんだもんな、そりゃ大変だよな』と、つぶやきました。
私が好きで好きで結婚に持ち込んだ夫だったので、愛の言葉をささやくことは皆無でした。『結婚してよかった』と、思ったと当時に『一生忘れない』とも思いました」
見習いたいと思った、なんてすてきなエピソード
「とあるトイレで、未就学児の女の子が手を洗っていました。濡れた手をペーパータオルで拭いたら、シンクに飛んだ水滴を当たり前のように拭いてトイレを出て行ったんです。
あー、この子のお母さんも毎回同じことをしていて、しっかりと学んでいるのだろうと感動。
小さなことですが、なかなかできる子はいないと思います」
「子どもが小1のとき、5日連続で上着を学校に忘れました。授業参観で学校へ行ったら、5枚の上着が椅子に重なっててんこ盛り状態。
先週も同じことで叱ったのに今週もかよ! と、子どもに説教していたら。
ロッカーに体育帽を5枚ためている子がいて、お母さんが『あんたの頭いくつあるの』と、笑ってお子さんの頭に帽子5枚を被せてました。
すごいなーって思いました。叱ったって嫌な記憶が残るだけで改善はしない。同じ記憶に残るならユーモアがあったほうが心に残る。なんて素敵なお母さんだろうと。
私も笑顔でしっかり注意できる母になりたいと思ったものです」
「中学校でパートしています。1年生の女子生徒が『死ね』と、言われて凹んでいたら、3年の男子先輩が『アルファベットにするとshine、輝けっていう意味なんだぞ』って。
女子生徒の顔がぱぁーっと明るくなりました。その男子先輩もかつてはいじめに悩んでました。
二人とも輝けって思いました」
最後のエピソードは多くの共感を得ました。どうやらshineのエピソードの元ネタは人気漫画のようです(ちなみに漫画では逆パターンで悲劇的な扱いですが)。
たくさんの素敵だなエピソードが集まりました。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。