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親の不在時に、子どもの友だちをで家に入れるのは、あり?なし?

家で楽しんでいる子供たち。
Liderina/gettyimages

仕事をしていると、小学生の子どもの放課後の過ごし方には頭を悩ませますね。
友だちとは遊びたいという子どもの希望はあるものの、大人のいない家に子どもだけで過ごさせるのも心配。トラブルに発展したという話も聞きます。
各家庭ではどのようにしているのでしょうか。口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられたママたちの声を集めてみました。また、多くのママを支援している鳥居りんこさんにこのようなケースの場合どうするのがよいか聞きました。

ルールを守らなかった子どもにどう接する?

――このテーマの発端は、口コミサイト「ウィメンズパーク」のこんな書き込みから始まりました。

■ ルールを守らなかった息子に、私は叱りすぎ?
「ある日、仕事から帰ると、息子が友だち2人を家に入れていました。我が家では、親がいない時に友だちを勝手に家に入れないことを口うるさく言っており、友だちも悪いこととわかっていたようで、サーっと隠れました。
私は頭にきて、その場で息子を叱りつけ、友だちにも勝手にあがらないでと言いました。私はめちゃくちゃキレた顔をしていたことでしょう。
息子は泣いてずっと家にいますが、まだ怒りが収まりません。私は怒りすぎでしょうか? みなさんだったら、どうしますか?」

――この書き込みに、多くのアドバイスが寄せられました。

■ 本当に仲の良い子だけ、中学生になってからOKに
「お友だちの前では怒らないかな。
私なら許可なく家に招き入れていいのは、本当に仲のいい子だけと言います。それも、中学生になってからだと思います」

■ うちは小学3年生から、家にあがるのはOK
「うちは小学3年生くらいからOKにしていました。
お子さんが友だちを家に呼んだのは、初めてのことでしょうか。注意したり叱ったりするのは、(ルールをやぶった以上)仕方ないと思うけれど、感情的に激昂はしないかな、とは思います」

■ どうしてダメなのかを理解してもらうことが大事
「私は子どもを泣かすほど怒ることは滅多にないです。泣かせたところでしつけできるわけでもないと思います。
『どうして留守中に、家に勝手に友だちをあげたらいけないのか』を理解させれば良いだけだと思うので、怒る必要性はそこまで感じません」

■ 家にあげたことより、ルールを破ったことが頭にきたのですね
「『普段から口うるさく言っていたことを守られなかった』から怒るんですよね。
私はすごく気持ちが分かります。子どもに同じことをされたことがあるから…。
お友だちが隠れたということは、悪いことをしているとわかっていたっぽい=息子さんは『家に入れちゃダメと言われてるから!』と一度は断ったのかもしれません。
そんな状況なら、友だちがいる状況で叱るのも仕方ないし、意味あると私は思います」

■ うちもよくあったので、見守りカメラを設置
「うちも同じようなことがあり、それでも連れ込むのをやめなかったので、家の中に見守りカメラを設置しました。留守中のペットの様子などを見守るやつです。
仕事先からスマホで見ることができます。
『これでいつも見てるからね』と伝えて、設置したら、ようやく連れ込まなくなりました」

「大人のいない家に友だちを呼ぶか」問題に正解はなし

いろいろな考え方がありますね。多くのママの相談にのってきた教育アドバイザーの鳥居りんこさんは、このようにアドバイスします。

「今は、昔のように子どもがどこでも自由に遊び回れる環境ではないので、遊び場所の確保という問題ひとつとっても、子育てがしづらいということはありますよね~。
そんな中、ママたち、本当に頑張っているよなぁってエールを送りたい。

いろいろ迷うと思うのですが、この『大人不在時に子どもの友だち、家にあげる?』問題には正解はないですよ。
OKにしている家、双方の親同士でルールを話し合った上でOKにしている家、例外なくNGにしている家、子どもの学年に応じてフレキシブルに考えている家。それぞれの家庭がいろんな事情・背景を総合的に見て決めている結果なので、それぞれのご家庭の判断がすべて正解!
それに自信を持つってことの方がむしろ大事かもしれないですね。

子に対する親の重大責務は2つ。
『命の危険の回避』と『社会通念上、通らない事』を教え込むってことがまず挙げられると思います。
『命の危険』は子ども自身もそうですし、周りの人の命もそうです。
『家にあげるか否か問題』で言えば、例えば、大人不在での『火遊び』『不審者の訪問』などの万が一のリスクも想定しておきたいところでしょう。

『社会通念上』は『それをやったら信用がなくなって、結果、自分が困る』といったことですね。ここで言えば『ルールを破る』が当たります。
相談者の方のお悩みは、我が子に対する信頼度が急激に下がったことへの反動で、叱ってしまったことを『𠮟った』のではなく『ブチ切れた』のではないか?って後悔しちゃったってことですよね。

でも、私から言わせれば、すべてノープロです。『子どもの友だちの前で怒っちゃった』って言っておられますが、上等! です。
いいじゃないですか! 子どもはいろんな大人たちに褒められたり、叱られたり、怒鳴られたりしながら育つんですよ。時には理不尽なこともあるでしょうが、それが世の中。
『世の中にはいろんな人がいて、いろんな考え方がある』ってことを体感しながら、育っていく方がむしろ健全です。
『また感情的に怒っちゃったよ』って子どもの寝顔を見ながら泣いちゃうママもたくさんいるでしょう?
いいの、いいの。そうやって『(正解は)こっちかな? あっちかな?』って悩みながら、手探りでやっていくのが子育て。

『これがベストじゃないけど、ベターだよね?』って思う方向に行けばオケ!
迷ったり、悩んだりしているママの方が『余白があるママ』だから、間違いなく良いママ。
大丈夫! 母の怒鳴り声には子どもは慣れているから、そんなことでは、子どもは曲がりませんって。

『ウチはウチ、ヨソはヨソ』『ならぬことはならぬのです!』でいいと思います。自信を持って!」

我が家の息子たちも、近隣の方々に怒られたり、カギを忘れて家に入れていただいたり、おやつをいただいたりしていました。いろいろな大人がいるということを実感できるのは確かにいい機会。種々雑多な体験をして、育っていってほしいですね。
(取材/文・橋本真理子)


■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

鳥居りんこさん

Profile
作家、教育&介護アドバイザー。実体験に基づいた『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)が人気に。近著に『増補改訂版 親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ』(双葉社)、『1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ』など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む女性たちを応援している。

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