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ついに最終回!『ひよこクラブ』で人気の育児マンガに共感する人が多いワケ

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『ひよこクラブ』誌上での連載、2人目育児マンガ「ただ今両手がふさがっております!!」が10月号でついに最終回。長女ハナちゃんと次女ハッパちゃんとの日々、ちょっぴり頼りない年下夫とのエピソード、ドタバタ&やらかしを経て育児のコツをつかむ筆者の様子がママたちの共感を得て、5年間にわたる長期連載に。「ママたちが共感できるのはなぜなのか?」筆者の和田フミ江さんのスペシャルインタビューをお届けします!

赤ちゃん育児のときの記憶って忘れちゃいますよ

——ひよこクラブでは2人目育児マンガの連載を5年間、その前にはたまごクラブでも妊娠・出産マンガを5年間連載されています。10年間、どうでしたか?

「ずっと楽しかったですね。育児を始めて10年以上たつので、当たり前ですが、つらいことやしんどいこともありました。夫が多忙で、今でいうワンオペで2人の育児が続いた時期も長かったんです。子どもはかわいいんだけれど、たとえばスーパーに2人を連れて買い出しに行くだけでもヘトヘトになっちゃったり…。ずっと赤ちゃんのお世話だけをしていると、幸せなのに孤独を感じたり。そんなときに毎月マンガを描くことができるっていうのが、私にとってはいちばんの息抜きにもなっていた気がします。といっても、毎回、たった2ページにうんうんうなって時間がかかっていましたけど(笑)」

―—マンガでは、日常のささいなことでドタバタしている回も多かったですよね。こまかく覚えているな、と思っていました。

「ひよこクラブの連載の前に、たまごクラブで『おかあさんまであとすこし!』という妊娠・出産マンガの連載をさせていただいていたので、妊娠中からネタにつながりそうなことをメモに取っていたんです。なので、ネームを考えるときはいつもそのメモを見て、振り返って、思い出して、ふくらませていました。
赤ちゃん育児の日々はとても濃密なのに、あまりにもドタバタしていて、わりと忘れちゃうんですよ。しかもひよこクラブは0〜2才の赤ちゃんを持つママが読む雑誌だから『ネタは赤ちゃん時期で』という縛りもあって。メモの習慣がなかったら、やばかったかも(笑)。ちょっとしたメモでも残っていれば、そのころのことを思い出せたりするので、今、赤ちゃん育児中のママは、日々のことを少しでも育児日記などに書いておくといいと思います。びっくりするくらい忘れちゃうんで(笑)」

連載中に長女の大病を経て、育児への姿勢にも変化が

——連載は全60話となりますが、お気に入りの話はありますか?

「マザーズバッグの話とか(※1)、離乳食の話(※2)では、私の思い込みの激しい面が描けたと思います(笑)。でも、なんといっても最終話ですね。次女が生まれてわりとすぐに、長女が大病にかかったときの話です。目の前が真っ暗になって、毎日いっぱいいっぱいで、私も夫もばあばたちもボロボロになりながら看病して…。『まだうちの子は◯◯できない…』とか、『2人目は男の子がいいな』とか、『せっかく作ったのに、全然離乳食を食べてくれない』とか、そういった悩みや願いってなんて小さなものだろうと思いました。

いつもは私がリードしている年下の夫がドン!と支えてくれたことも感謝しています。夫いわく、私の様子を見て『このままじゃフミ江がどうにかなっちゃうかも』って思ったようで。
あのころの経験があるから、私も夫も育児のハードルはめちゃくちゃ低い。今も育児でイライラすることはしょっちゅうですが、『まあ、元気だしいっか』でクールダウンできてしまう。いつか必ず描きたいと思っていたので、最後に描けてよかったです」

※1 マザーズバッグの利便性を求めてフミ江がさまよう話。
※2 離乳食に悩んだフミ江が悟りをひらく話。

ノープランで育児に突入してもどうにかなる!

——和田さんの「まあ、元気だしいっか」という肩の力の抜けた感じが作風にも表れているから、読者のママも共感しやすかったのかもしれませんね。

「そうだとうれしいですね。連載をするにあたって、説教くさい話にはしないようにしよう、あくまでうちのケースを楽しく描こうと思っていました。育児に正解はないし、家庭によっても全然違いますから。私の場合は、『◯◯なママになりたい!』っていうのがないまま、ノープランで育児に突入したんです。予習もしていなかったから、本当に手探りでドタバタだったんですが、それが私にはよかったのかもしれません。ネタも集まりましたし(笑)。育児をしていると、だれもが一度は『◯◯でなければならない』に縛られることってあると思うんです。そんなときに肩の力が抜けるような存在の作品であれたら、いいですね」

——気づけば娘さんもすくすくと成長しています。現在はどんな感じですか?

「長女は小学5年生、次女は小学2年生です。相変わらずくだらないケンカをしていますが、元気にやっています。最近、長女は卓球を始めました。私も夫も『超』がつくインドアで、卓球の『た』の話も出さず、1mmも興味がなかったのに(笑)。親の予想外の方向に行くのが面白いですね。自分の子どもといっても、私たちとは別人格の人間なんですよね。それを忘れずに、今後も娘たちとかかわっていけたらと思います。

この10年間では、妊娠〜育児についてがっつりマンガを描くことができたので、今度は子育てじゃないことを描きたいなと考えているんです。予定は全然未定なんですが(笑)」

終始なごやか〜に語ってくれた和田さん。「ネームはいつ考えているんですか?」の質問には「コーヒーショップなど、外で集中してやります。家だと絶対、ゲームしちゃうんで」とゲーマーな一面も健在でした。
妊娠〜出産までを描いた『おかあさんまであとすこし!』(ベネッセコーポレーション)が好評発売中!
『ひよこクラブ』2017年10月号も発売中です!(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■和田フミ江/イラストレーター・漫画家。2児の母。『ひよこクラブ』の連載マンガ「ただ今両手がふさがっております!!」がママたちに人気です。

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