私と子どもと犬の、家族の形[ハハのさけび #130]
3歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
私と子どもと犬の、家族の形[ハハのさけび #130]
我が家は柴犬を飼っています。ハハのさけび#126-130では、犬と子どもにまつわるさけびを書いてみようと思います。
一緒に窓の外を見ている犬と子どもは、まるで兄弟のよう。我が家では、犬の方が子どもよりも少しだけお兄さんですが、ある時に、犬の体重を子どもの体重が越え、身長も越えました。もう3歳の子どもはとっくに、犬より賢い頭脳を持っています。
しっかり歩けるようになり、言うこともわかるようになった最近では、一緒に散歩に行くことなどもできるようになり、とても嬉しいです。2人と1匹で過ごしていると、これが私の家族なのだなあ、愛しいものに囲まれているなあという気持ちになり、ジンとします。
でも、いつか別れの日がくることもわかっているのが、ペットです。犬の寿命は、長くても15年くらいでしょうか。思い返せば、元夫と別れた苦しみを、大切な人を失った悲しみを、犬と寄り添って乗り越えてきました。犬がいなくなるそのときに、息子と2人で寄り添い、乗り越えられますように。
犬は、子どもと同じくらい、大切な家族。でも子どもはみるみる成長するし、犬とは別れの時がやってくる。1日だって同じ家族の形の日はないのだと、感じます。家族の形は変わっていく。その変化を楽しみ、今を大事にしていけたらいいなーと思う日々です。