高額課金で泥沼に…子どもに「ゲーム課金したい」と言われたらどうする?
ニュースでも度々報道される子どものゲーム課金問題。以前のテレビゲームといえば一度ソフトを購入すれば、その後は無料で遊び続けられましたが、オンラインゲームやスマホゲームではゲーム内課金が登場し、今では多くのオンラインゲームやアプリで課金が導入されています。
課金で強いキャラクターやアイテムを購入すればプレイヤーが強くなれるなど、子どもにとってはのどから手が出るほど欲しいのはわかります。でも、課金のために内緒で親のカードを使い、親はカードの請求額を見て気づくというケースが発生しています。気づくと総額数万~数十万円なんてことも!
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、
「高学年の息子が、ゲームでアイテムが欲しいから課金したいとのことです。どうしよう…」と、お悩みが寄せられていました。
みなさんは、どうしていますか?
課金は禁止! 一度でも手を出したら泥沼に
「課金以外に手にする方法はないのかをきちんと説明できたら検討します。でも、私はガチなゲーマー。無課金でもコツコツやればアイテムを手に出来ることを把握しているので、課金させる理由で親を論破することは不可能(笑)。数百円では課金の意味はほぼなし。課金で強くなるなら万単位必要だと思います」
「高学年男児がいますが、課金は禁止。課金は自分で働いたお金でしろと言ってます。なので、わが家で課金するとしたらバイトができる高校生から。でも、中学生になったらお小遣いで勝手に課金してそうで怖いなぁ」
「誕生日とか何かのご褒美で1回だけってことで許したけど、結局1回やらせちゃったらなんだかんだ言って課金したがるように…。その後は断固拒否ですが、お互いにつらくなっている状況です」
「私自身もゲーマーです。息子には、『バカヤロー! 無課金で登り詰めるのが面白いんだろっ。まずは無課金で上位を目指すんだ!』と、熱く語って黙らせてます」
「課金って悪魔のささやきなんです。一度手を出したら泥沼にはまる。ゲーム会社は課金をさせたいからギリッギリのところでクリアできない仕様になってる。ほんのちょっとの課金でクリアできた楽さを覚えたら、もう高額課金一直線! あの誘惑に勝つのは大人でも無理です」
恐るべし課金地獄! やっぱり課金は禁止した方がいいのかなぁ?
条件付きなら課金OKという家庭も
「状況によりけりでOKです。課金をしたいと言われた時に考慮したのは、そのゲームへの息子の本気度。かなり熱を入れていて『どうしてもこのアイテムだけは』という時のみOKしてます」
「高学年の子どもには、条件つきなら課金させてます。テストの点数によってお小遣いを渡し、それを課金に回すのは本人のお金なのでOK。ゲームのルールを決め、お金の大切さも伝えてるので頻繁に課金を強請されることはないですよ」
「性格にもよりますよね。息子は性格的に一度課金したからとその後にズルズルとするようなタイプではないので、親としては監視下の元に課金させています」
「ゲームというと特別視してしまいがちですが、カードなどの購入も似たようなもので、レアな遊戯王カードをオークションで購入した経験もあるし。何事にも柔軟な対応を心掛けているので、課金は絶対になし!と切り捨てることはしません」
「6年生男子、課金ありです。課金の管理は親でないと出来ないようにしておき、課金したい時は、親に申告してお小遣いから出すルール。ゲームを許している以上は欲が出ることも理解しつつ、お金は使えばなくなるよというひとつの勉強の意味もあり、課金を通して何を他に覚えさせるかが大事」
「課金、全然ありです。どうせやるなら課金して楽しんじゃおうぜ!って感じです。ただし、小遣いの範囲であること、課金した金額は親が把握しておくこと。当たり前だけどお金は使えばなくなるよ、本当に必要か考えてと。意外と計算して使うもんだなあと感心しています」
闇雲に課金禁止にするのではなく、お小遣いの範囲で、親の監視下であるならOKもありですね。
様子を見ながらいずれは課金を解禁に
「課金ありゲームを始める時に、課金なしを約束しました。理由は買ったものがリアルに手元になくお金を使った実感を持てないから。ただ、今後は様子を見て子どもと相談だな、と思っています」
「いまのところ課金は一切なし! 親に養ってもらっている間は、課金したいと主張するなら、学生としての結果(ようは成績)を示して交渉すべきと伝えてます」
「中学生の息子です。お小遣い制を導入したので課金をそろそろ許してもと思っていたら、ニュースや友人からの話で課金したら課金地獄にハマるのがわかるようになり、大事なお小遣いを課金する気はないって言うようになりました」
「私自身ゲーマーですが、自制心があっても一度課金したらなし崩し的に課金しないとは言い切れない。息子には今のところは課金禁止! 目の前でお金を払ってお菓子を買うのとは違って、お金で物を買うというイメージではないので、様子を見ながら慎重にと思っています」
「中学生になったらお小遣いの範囲なら自由にさせるつもり。キャッシュレスが進む世の中なので、ゲームやオンラインはダメではなく、見えないものにお金を使う経験も積んでいかないといけないかなと。子どもの性格や管理能力に合わせて少しずつ使い方や危険など教えつつ解禁していくつもりです」
“課金地獄”“課金は悪”と、言われれることが多いですが、「お金の勉強のひとつとしてOK」のご家庭もあるようです。ただ、課金にはリスクがつきものなので、親がしっかり把握することが大切なようですね。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。