ケチくさいなんて言わせない!給料日前のピンチを救う、安くておいしい節約レシピ
口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちが紹介している、給料日前のピンチを救ってくれる簡単でおいしいレシピと、節約レシピに詳しい和田由貴さんにおなかいっぱいになる絶品レシピを聞きました。
教えて!みんなの給料日前節約レシピ
――まずは、ママたちのレシピの紹介です。
■白菜とシーチキン鍋の翌日は雑炊
「白菜とシーチキン鍋。その後うどんをプラスして、残りは翌朝雑炊に。私の好きなモツの味噌煮込みを中身だけ食べて、汁と冷蔵庫の残りものを鍋にしたあと、翌朝雑炊に。残った野菜は酢漬けに。健康にもいいですよ。残り野菜のお饅頭もよく作ります」
■鶏胸肉!これに助けられています
「サラダはキャベツの千切りとお安いかいわれ大根の上にサラダチキンを切って(割いてもいい)ドンとのせるだけ。あとは胸肉を照り焼きにします。つけ合わせはもやしのソテー!そのほか、残り野菜で味噌汁かポトフにします」
■豚バラのすき焼き風
「豚バラ肉と木綿豆腐ですき焼き風に。ハムと白菜だけのシチューも意外においしかったです」
■木綿豆腐と鶏ひき肉、もやしのさっと煮
「鍋に水2カップ、醤油、砂糖、酒を大さじ2ずつ入れ火にかける。沸騰してきたら、サイコロ状の木綿豆腐(4人分なら2丁)を鍋に投入して、再沸騰するまで煮る。沸騰してきたら、鶏ひき肉(4人分で200g)を入れて4、5分煮る。 鶏ひき肉に火が通ったら、もやし1袋を鍋に入れて一煮たちさせたら、木綿豆腐と鶏ひき肉、もやしのさっと煮のできあがり!肉の旨味が豆腐やもやしにしみておいしいですよ」
■盛りつけ次第で肉が入ってる感がアップ!
「昔バイトしていた喫茶店の焼きそばは、野菜は普通の量なのに、豚バラ肉は小さいのを2枚しか使いませんでした。『ケチくさ!!』と思っていましたが、盛りつける時にそのたった2枚の豚バラ肉を見える位置に配置すると、意外に『肉も入っている』感が出るのです」
安定価格のもやしは必須!スプラウト、根菜類、冷凍食品もオススメ
和田由貴さんに食材を無駄にしない方法と、オススメの節約レシピを教えてもらいました。
「天候によって価格が高騰することもある野菜ですが、無理にその野菜を使うよりも、豆苗やもやしなどのスプラウト系、キノコ、ゴボウやレンコン、ニンジンといった比較的価格が安定した根菜類などを上手に活用するといいですね。
スプラウト系以外で節約に役立つのが、ミックス野菜の冷凍食品。一見、冷凍食品は割高に見えますが、傷む心配もなく、下ごしらえの手間もかからないので意外に無駄が少ないのです。
我が家では、少し手間がかかりますが、和風ミックス野菜をゴボウ、ニンジン、レンコンなどにそれぞれ種類別の小分けにして保存しています。豚汁など、ゴボウを少量入れたい時など、わざわざ購入しなくても分けした冷凍ゴボウを入れるだけなのでとても便利です。また、洋風ミックスも小分けしたブロッコリーは、お肉や魚料理のつけ合わせにさっと使えます。
そのほか野菜を無駄にしないアイデアは、冷蔵庫の冷凍室と野菜室にそれぞれ、少量の肉や野菜を入れるボックスを作っておくことです。
少量だけ残すのはもったいないと、レシピの分量以上に入れてしまうことがありますが、分量が増えたことでかえって残してしまうことも。残り野菜と肉は無理に使い切らず、少量の野菜や肉をボックスに入れておいて、次の日以降に使ってみてはいかがでしょう。
例えば、ニンジンなどの残り野菜を千切りにして野菜のあんかけにして肉にかければ、栄養も彩りのバランスとれた1品になります。このほうが節約になるだけでなく、もう1品増えることで食卓が豊かになります」
(和田由貴さん)
和田さんオススメの節約レシピ「お好み焼き風オムレツ」(2人分)
■材料
卵…2個
キャベツ…1/6個分くらい
ハム…2枚
塩、胡椒…少々
ケチャップ、マヨネーズ、パセリ…適量
■作り方
1.キャベツとハムを千切りにし、卵を割り入れて塩、胡椒を加えよく混ぜる。
2.フライパンに油入れて熱し、1を入れて平らにならす。片面が焼けたら、フライパンに皿を伏せてひっくり返し、皿からフライパンに戻し入れて裏面も焼く。
3.焼きあがったら皿に盛り、ケチャップをまんべんなく塗って、マヨネーズを(お好み焼きのように)かけて、パセリをちらす。
「キャベツが超大量で卵が少なすぎない?となるけど大丈夫。ふんわり大きなお好み焼きのようなオムレツができあがります」
(和田由貴さん)
どのアイデアも節約レシピとは思えないほど、おいしそうですね。バランスも取れていて、さすがです!ぜひ、試してみてくださいね!
(文・酒井範子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
和田由貴さん
PROFILE
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。また、環境カウンセラーや省エネルギー普及指導員でもあり環境問題にも精通する。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。著書に『適当!かんたん!楽しい! 和田由貴のシンプル節約術』(あさ出版)、シリーズ『目ざせ!ゴミゼロマスター』(WAVE出版)など多数。
