1ヵ月の光熱費はどれくらい? プロが教える冬の光熱費、節約術!
だんだん寒くなってくると高くなる光熱費。他の家庭は1カ月にどれくらいかかっているのだろうと口コミサイト「ウイメンズパーク」のママたちも興味があるようです。ママたちの声を紹介するとともに、消費生活アドバイザーの和田由貴さんにすぐ実践できる光熱費の節約術について聞きました。
冬の1カ月の光熱費どれくらい?
――まずは、ママたちの声を紹介します。
■電気代で2万3000円
「地方在住の5人家族、共働き、子ども3人、築約15年の5LDK、オール電化なので、1カ月約2万3000円です。子どもが自分の部屋にいるため、どうしても電気とエアコン代がかかり高額になってしまいます。洗濯も夜干ししたいのですが、共働きだからと自分に甘く、電気代の高い日中に浴室乾燥と洗濯機乾燥してしまいます。ダメダメです」
■オール電化にして、1万1599円
「4人家族です。オール電化で16畳リビングは24時間エアコンついています。見ているわけでもないのに家に人がいる間テレビ(60インチ)は、ほぼついてる状態。毎日、食洗機2回、洗濯は乾燥までフルコース(タイマーで安い時間に開始、仕上げまで)。オール電化にして1万1599円。その前はガス代も含めて25000円でした」
■寒冷地なので3万2000円になるときも
「我が家は5人家族。オール電化で暖房は蓄熱です。先月は20000円以下でしたが、毎年蓄熱をフルで使う時期は3万2000円くらいがMAXです。朝晩はエアコンを使用。冬は寒い地域なのでエアコンだけでは間に合いません。洗濯は週3回以上、蓄熱のおかげで階段上に干すと1晩で乾くので1回は夜干し。働いていると洗濯は大変なので仕方ないと思いますが…もう少し安くならないかと」
■寒冷地なので6万円
「オール電化の一軒家で、3人家族、住居は寒冷地。電気代は6万円、補助暖房は1万円ほどでしょうか。年間で40万円くらいを予算していますが寒いと、もう少しかかることも。体調を崩すよりいいかと諦めています。深夜電力のうちに家事をするようにしています」
■テレワークで電気代がアップ
「都内、築5年の戸建て、4人家族。先月は電気代6500円、ガス代1万円でした。暖房が床暖房(ガス)なので、寒くなった先月からぐーんと跳ね上がりました。ちなみに先月のガス代は6000円ぐらいでした。共働きですが、夫がテレワークのことが多いので、例年より全体的に高め。浴室乾燥は電気ですが、何日も使うと数千円跳ね上がるので滅多に使わず、天気の悪い日はリビングに干すようにしています」
■過去最高は、出産直後の電気代6万円
「夫婦共働き4人家族で5LDKの中古住宅に、内装オールリフォームとオール電化にして住んでいます。電気代3万円、水道代2か月で1万1000円。冷暖房使わない春秋でも、電気代は2万円くらい。過去最高は、出産直後に24時間エアコンをつけっぱなしていた時の6万円。請求にビビりました(笑)」
■ソーラーのおかげで電気代は8000円
「オール電化、ソーラーあり。大人3人と子ども2人の5人家族。冬の電気代が約8000円、売電約1万6000円、水道代が2カ月で1万8000円。冬はファンヒーターを使うので灯油代が1万円くらいかな。ただし、水道が異常に高い。洗濯は私が1日2回から3回、週末はヘタすりゃ4回。義母が毎日1回洗濯してるからなのか。家を建てて7年。もうすぐ売電が安くなるので切ないです」
プロが教える!冬の光熱費節約テク
寒くなるとぐっと上がる水道光熱費。その節約方法について和田由貴さんにアドバイスいただきました。
「光熱費は、夏よりも冬のほうが高くなります。電気代とガス代の光熱費は、外気温や水温が低く温度差がある時ほど、その分温めるエネルギーが必要になるため、光熱費がぐんと跳ね上がります。
みなさんは、エアコンなど暖房費ばかり気にしがちですが、実は一番エネルギーを使っているのは給湯です。給湯は、家庭のエネルギー使用量の約1/3を占めていて、中でも無駄に使っているのが出しっ放しにしがちな、シャワーです。シャワーを毎日1分止めるだけで年間約3000円の節約になるので、まめに止めることが大切です。
そのほか、意外にエネルギーを使うのが、保温やお風呂の追い焚きです。炊飯器やポット、便座など保温は思った以上にかかっていることがあるので注意が必要です。
ただ、水道光熱費は、家族で使うものなのでママ1人の節約にも限界があり、家族の協力は必須です。ママ1人が『水の流しっぱなし!』『トイレの電気がつけっぱなし!』などと、ガミガミ言うのも疲れます。
家族を巻き込むには、面倒くさくならないように、節約に役立つグッズを利用してみるのも一つの方法です。例えば、シャワーの出しっ放しは、手元でお湯の開け閉めが調整できるシャワーヘッドに変えたり、トイレの電気は自動センサーで消えたりするものに変えるといったことです。
そのほか、節水節電などを家族で習慣化することも大事です。帰宅したら靴を揃える、手を洗いうがいするといったことと同じように、自然とできるようにすることです。ただ、親がシャワーを出しっぱなしにして洗髪したり、電気をつけっぱなしにしていたりすると、子どもに習慣を身につけさせることは難しいですね。
親がこまめに水を止めたり、電気を消したりするお手本を見せることが、子どもの習慣化の近道です」
(和田由貴さん)
水道光熱費の節約アイデア
――家庭できる節約のポイントを和田さんから聞きました。
追い焚きは保温シートを活用
お風呂はなるべく家族が同じ時間帯に入浴するのが節約になりますが、帰宅が遅い夫や塾通いのお子さんのいる家庭では難しいことも。そこで活躍するのが、100円ショップなどで売っている保温シート。お風呂のサイズに切ったシートをお湯の表面に浮かせて、その上からお風呂の蓋をすると保温効果がアップ。多少冷めても追い焚きする時間が短縮できます。
炊飯器の保温は4時間が目安
ご飯を炊いてから4時間以上保温するのであれば、ご飯は保温ではなく、冷凍や冷蔵を。電子レンジで温めなおした方が電気代の節約になります。また1日中使う保温ポットもエネルギーを使うので、お湯はその都度、電気ケトルなどで沸かすほうが得です。
手洗いより節水になる食洗機を活用
手洗いよりも食洗機を使う方が節水になります。洗い物が少ない時は、朝、昼まとめ洗いという方法も。まとめ洗い派にオススメなのが、家族の茶碗、箸、コップなど食器類のデザインを統一して、〇〇専用というのをなくすことです。「〇〇ちゃんの茶碗が洗ってない!」ということが無くなり、あるものを使えるので無駄がありません。
食器を洗う時は汚れの少ない物と油汚れの物を分けて洗うのが大事
食器を手洗いする時は、コップなど汚れが少ない食器と、油汚れの食器を分けて洗うのが◎。洗剤をたくさん使う油汚れの食器と分け洗いすると、お水を使う量が減るので節水に。また、洗う工程でグラスなどに油汚れが付着すると、2度手間になることもあるので順番は大事です。
トイレの過度な節水は故障の原因になるので注意
トイレの節水のために、タンクの水や流れる水の量を調節したりするのは故障の原因になることも。流れが弱いとトイレの排管が詰まるので、トイレは過度な節水をしないように注意しましょう。
今年は、生活用品の値上げだけでなく、エネルギーの価格高騰で光熱費がアップして家計を圧迫しています。水道光熱費の節約はママ1人に任せず、家族の協力が必須です。
(文・酒井範子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
和田由貴さん
PROFILE
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。また、環境カウンセラーや省エネルギー普及指導員でもあり環境問題にも精通する。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。
「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。著書に『適当!かんたん!楽しい! 和田由貴のシンプル節約術』(あさ出版)、シリーズ『目ざせ!ゴミゼロマスター』(WAVE出版)など多数。
