亭主元気で留守がいい?! 「夫の帰り」と妻たちの本音
あなたは、夫に早く家に帰ってきてほしいと思いますか?日々家事や育児に追われる妻にとって、毎日のスケジュールはパパの帰宅時間に左右されがち。仕事や飲み会で遅くなる夫に不満がたまっている妻もいれば、逆に早く帰ってくる夫に対して「めんどうが増える...」と負担に思う妻もいるようです。新婚当初は夫の帰りが待ち遠しかったという人も、結婚生活が長くなるにつれ「1人の時間や子どもとの時間のほうが大切」というように優先順位が変わってしまうことも少なくありません。夕食やおふろの用意をして夫の帰りを待つ妻。そんな家族の日常風景の裏に隠された妻たちのリアルな本音とは...?
「夫に早く帰ってきて!」と願う妻たちの声
毎日がんばって働いてくれているのはうれしいけれど、たまには早く帰ってきてほしいと願う妻も多いのではないでしょうか。会社のつきあいや飲み会が多い夫に寂しさを募らせている人、育児や家事を手伝ってほしいと思っている人、さまざまな意見があるようです。
唯一の相談相手なのに...
親は遠方で頼れません。夫は仕事が忙しく、朝出社して22時以降の帰宅。友だちは子どものいる人がほとんどいない。児童館でママ友もできましたが、入り込んだ話はしません。子どものことで話し相手といえば夫だけなのですが、お休みも週に一度あるかないかです。
たまには早く帰ってきてほしい
夫の帰宅時間は平均だいたい22時~23時。忙しいときは0時をすぎます。休みはせいぜい日曜日くらいなので、家族そろっての晩ごはんは日曜日だけです。毎日私たち家族のためにがんばって働いてくれてるので感謝していますが、たまには早く帰ってきてほしいなぁと思います。
子どもの送り迎えがたいへん
来月夫は4回も飲み会があり、さらに海外出張で1週間いないそうです。私が朝早い職場なので2歳の子どもの保育園の送りをしてもらっているのですが、海外出張中は無理。上司にわけを話して1週間は遅刻だなぁ。
浮気を疑って落ち着かない
結婚したて、子どもが小さいときは家にいてほしくて、「亭主元気で留守がいい」なんて言ってる人がうらやましかったです。「いつ帰ってくるんだろう?だれといるんだろう?まさか...浮気?!」と不安になったり、「一緒にいてほしいのに話す時間がないな...」なんて落ち着かなくなったりしていました。
ベテラン妻たちの本音は「亭主元気で留守がいい」?!
「夫に早く帰ってきてほしい」という声が多いいっぽうで、夫婦生活の長いベテラン妻からは「夫が家にいないほうが楽!」という声も聞こえてきます。夫のいない間に自分の時間を満喫している妻が多いようです。夫としてはちょっぴり寂しいかも?!
子どもがごねて困る
1歳と6歳児がいます。2人目が生まれたあとくらいから夫の仕事が忙しくなり、帰宅が早くて22時で、遅い日は日付が変わります。以前はだいたい20時〜22時くらいでしたが、早い時間帯に帰宅されると、子どものテンションが上がって困ります。子どもが「お父さんと一緒にごはん食べたいから待ってる」「お父さんとおふろに入りたいから待ってる」と、ごねるので体力を奪われます。
家事の負担が増える
出勤すると出ていった夫に「やっぱ今日は休みになった」と言われました。昼ごはんとか1人分しかないし、買い物行かなくてすむと思っていたのに。掃除機をかけたいのにリビングでテレビを観てるし、これが夜まで続くのかとガックリ。ごめんよ、パパ。これが結婚20年近く経った妻の正直な心の声なのです。
1人の時間がほしい
夫がめずらしく同級生とのミニクラス会に行っています。夫を待っている時間は苦痛ではなく、むしろ私が待ちに待った1人の時間!録りためたドラマを観たり、おやつを食べたり。次の日の仕事に障るから早く寝たいと思う反面、少しでも1人の時間が長くなりますようにと思っています。
飲み会と聞くとガッツポーズ!
結婚して13年。「早く帰ってきてね」「えー、今日も飲み会なの?」という時期はとっくの昔に終わりました。早くても21時〜22時すぎの帰宅は当たりまえ。今は飲み会と聞くとガッツポーズ!帰りが遅ければ遅いほど、自分の時間が増えて録りためたドラマを観られます。
いつまでも夫婦円満! コミュニケーションの工夫と努力
夫の帰りが遅い妻たちも決して夫をおざなりにしているわけではないようです。"夫婦円満"を維持するために、妻たちが日常生活で意識しているコミュニケーション方法を聞きました。夫に気持ちよくいてもらうために賢妻たちはこんな努力をしているんです!
夫の状況によって接し方を工夫
夫が帰宅した時間が遅ければ「お疲れさま。今日も遅くまでたいへんだったね」と言い、体調や仕事の愚痴を聞いたり、不調があればマッサージをしたりしています。夫の好きなテレビ番組の話をしたり、基本的には夫が興味を持ちそうな話題から始めて自分の感想も言ったりもしています。夫が激務のときは、自分の話は極力避けて、夫の話を聞くようにします。疲れているときに妻の愚痴を聞きたくないでしょうし、楽しい話題でも聞く余裕がなさそうですから。
しっかりと見送り、出迎える
なかよくいるために努力しています。朝は玄関の外までお見送りして、夫が振り返ったら手を振ります。ベタですがうれしいと思ってくれているようです。帰ってきたらドラマを観ていても我慢して、玄関まで出迎えて「お疲れさま!」と言うようにしています。
夫の帰りが待ち遠しい人もそうでない人も、同じ屋根の下で暮らす家族ですからお互いに気持ちよく毎日をすごせるといいですよね。夫婦のカタチは家庭によってさまざまですが、いつまでも思いやりの気持ちを持つことが夫婦円満の秘けつのようです。
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。