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「だったらお前が産めよ」「はぁースッキリしたー」ドラマみたいな感動シーンは夢物語。出産時に母が叫んだ爆笑エピソード集。助産師さんからのアドバイスも

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病院では、出産するハードにプッシュ労働、産科医を支援、配偶者の女性のクローズ アップは彼女の手を保持します。現代マタニティ病院助産師。
gorodenkoff/gettyimages

「たまひよ」WEB・アプリユーザーに、「叫んでしまった言葉、あわてて後悔していることなど思わず笑ってしまう出産エピソードを教えてください。」と、募集したところたくさんのエピソードが届きました。
生まれた瞬間、涙涙涙で「生まれてくれてありがとう」とつぶやいて、赤ちゃんと感動の対面……を果たした母は少数派。現実はもっと厳しく、そしてシュールなようです。
思い描いていた通りにはいかないことの多い出産の心構えやバースプランの立て方について、助産師の濵脇先生にアドバイスをもらいました。

陣痛中、あまりの痛みに我を忘れて叫んだ言葉

「『だったらお前が産めよ! 』です。主治医の男の先生に言ってしまいました。高位破水をして内診をしてくれたのですが、陣痛が痛すぎて苦しくて『痛い、痛い』と言っていたら『もう少しだから頑張れ』と、励ましてくれたのに余裕がなくて……」(キノコまま)

「『おなか切ってー!!帝王切開にしてください!!私だけ殺してー!!』と叫び、助産師さんにキレまくりました。陣痛が2日以上続いてただでさえ痛いのに、点滴を2回も失敗されて……。点滴の針って太いから痛いんです。
もう余裕なさすぎて分娩中、手汗がひどくて先生の服で拭いてました(笑) 出産した直後と退院時、全員に謝りに行きました」(もっちゃん)

「『いきんでいいですかぁぁぁーーー!』『いきむのやめていいですかぁぁぁーーー!』『肛門は大丈夫ですかぁぁぁーーー!』です。
いきんじゃいけない時にいきむとどうなるのですか? と助産師さんに質問したら『脱腸するよ』と、言われ、恐怖で陣痛のたびに確認してました」(ゆさ)

「『もう無理!この世の終わりよ!』と、叫びました。前駆陣痛では余裕でしたが本陣痛に変わった途端に痛過ぎて。そうしたら助産師さんに『それで終わったら、世の中のお母さん達はみんなあの世にいるわよー』と、笑いながら言われました」(2児ズボラママ)

「コロナ禍だったので出産直前から立ち会いOKでした。夫に『もうすぐ産まれるから早く来て』と、言ったのに、なかなか来ない。再度電話したら髪の毛セットしてコンビニ寄ってました。陣痛で痛みに苦しんでいることもあり『何してるねん!早く来いドアホー!』と、助産師さんと共に叫んでました」(かなっぺ)

「子宮口が全開になり、陣痛室から分娩室へ移動することに。助産師さんに『歩ける?』と聞かれ、ちょうど陣痛が落ち着いたタイミングだったので『走ります!!』と、靴も履かず裸足のまま猛ダッシュで分娩室へ。
そそくさとひとりで分娩台に乗り、慌てて追いかけてきた夫に対して『遅い! チンタラしてんな!!!』とキレて、スタッフさんに笑われました」(ちびあり)

出産直後って現実はシュール。ドラマみたいな感動シーンは夢物語

「『うわ、生臭い』です。第一子をカンガルーケアした時に発した言葉です。だって産まれ立ての赤ちゃんってベトベトなんです。感動より素直な感想が思わず口に出ました(笑)」(まにゃ)

「『はぁー!スッキリしたぁー!』です。第1子の時に出てきた瞬間、デッカい声で言って大爆笑が起きました」(うーたん)

「『赤ちゃんがいない!』です。出産しておなかのふくらみがなくなり、思わず助産師さんに言ってしまいました」(まあママ)

「『今はちょっと……』と、我が子との初対面を拒否してしまいました。帝王切開で下半身麻酔だったのですが気分が悪くなり、我が子を取り出す直前に嘔吐。産声を聞いた瞬間はホッとしたのですが、赤ちゃんとのご対面のタイミングで吐き気が再びこみ上げてきて……」(みん)

「『眠っていいですか?』です。陣痛が36時間続いてずっと眠れず食事もとれず。我が子の姿をみたあと、先生に涙ながらにお願いしました」(はまえり)

出産って何がおこるかわからない? ハプニング編

「なぜかわかりませんが『風の谷のナウシカ』を歌うと陣痛の呼吸がうまくできたので、うめき声をあげながら歌っていました。助産師さんも一緒に歌ってくれて、かなり心強かったです。陣痛では呼吸がうまくできない方が多いらしいですが『歌うことでうまく呼吸できたのかも』と、後から言ってもらいました」(330)

「お産中に『お手伝い呼びますね〜』と、主治医が言った数分後、おじさん(多分、医師)が私の横にスタンバイ。
最後のいきみ時、おじさんが急に私にまたがりおなかをおさえてきてビックリ!!  しかし出産がとても楽でした。凄い痛みのなか、目の前におじさんのお尻があったことは今でも笑い話です」(ゆあママ)

「分娩台にあがったら、分娩台がガタガタ揺れていて何でこんなに揺れるんだろう?と、不思議でした。その後、陣痛がそろそろ来るなーって思うと、自分の足がガクガク震えて分娩台が揺れる事に気がつきました。
まさか揺れてる原因が自分で、しかも陣痛の痛みの前に震えるなんて思ってもいなかったからびっくりしました」(ちび)

「分娩台で痛みに苦しむなか、必死で呼吸を整えてたら助産師さんが『お茶飲む?』と気を遣ってくれました。そうしたら夫が『僕は大丈夫です』と一言。分娩室が“この人は何言ってんだ”って空気になり、助産師さんに『あなたではありません!』と怒られてました……」(スズメ)

「出産翌日に産院でコロナのクラスターが発生し、産院が閉鎖されました。双子だったので受け入れ先がなかなか見つからず、聞いたことのない遠方の病院へ転院することに。保育器の赤ちゃんと共に人生初の救急車。最初の病院ではお祝い膳やエステ等があったけどすべてキャンセルになりました。
転院先ではとてもよくしてもらったけれど、パジャマやタオル等は持参するシステムだったので、家族がくるまでサバイバルな生活でした」(双子ママ)

「会陰切開の傷は痛いわ、便秘になって肛門まで痛いわ、常にへっぴり腰で病院内を移動していました。見かねた清掃員の女性が看護師さんに『あのおしり痛い人に車椅子持っていってあげて!』と言っているのが聞こえて、なんか自分でも笑ってしまいました(笑)」(たこやき)

「思い通りにいかないのが出産。それを含めて楽しむのが出産」と、専門家

「え? こんなことってあるの?」という、日常では考えられないことが普通におこるのが出産です。「アロマをきかせて好きな音楽かけて……と、バースプランを考えていたけれどすべて吹っ飛んだ」もアルアル話。いざ陣痛が始まったら余裕ゼロで、陣痛室の片隅にカバンの中に入れっぱなし、なんてことも。そこでお産に対する心構えを、数千人の母子と家族のケアを行い、多方面で活躍する助産師の濵脇文子先生に聞きました。

「バースプランについて、ときどき妊婦さんから『何を書けば良いのでしょうか』『書いた方がいいのでしょうか』という、質問を受けることがあります。そんなとき、私は『どんな気持ちで赤ちゃんを迎えたいか、ざっくりとイメージで考えればOK』と、お答えしています。

『あったかい空間で迎えたい』ならば『夫や家族に立ち会ってもらう』と、なります。『私は心配性だから不安』ならば、『まずは助産師さんにそのことを伝えて、フォローをお願いする』と、なります。

でもアロマをたく、音楽をかけるなどTODOリストにしてしまうと、『あー、できなかった、うまくいかなかった』という気持ちが大きくなるだけ。

そもそも出産は思い通りにいかないのが普通で、『バースプラン通りに絶対やりたい!』なんて傲慢とも言えます(笑)ハプニングを含めてそれを楽しむくらいがちょうど良いのです。

出産での思い通りにいかない体験は、その後の子育てでもおおいに役立つはずです。

出産も子育ても『うわ、こんなことってある!? 』となっても『まぁ、しょうがないか』くらいの心構えがちょうどいいのです」

濵脇文子(はまわき ふみこ)

助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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