年長さんの小学校入学の準備は、学びの意欲と自分で考える力を育てること!

いよいよ4月からは年長さんですね。
小学校入学に向けて年長さんの時期に育みたいことは、これから本格的に始まる学びにおいて、「勉強って楽しい!」と思えることが大切です。
そのため、年長さんの今はとても大切な時期になります。
小学校入学に向けて、必要な力を育んでいきましょう。
小学校で必要な3つの力って?
2020年度から始まった小学校の新学習指導要領では「知識」「学びに向かう力」「思考力、判断力、表現力」が重視されていて、知識だけではなく、知識と同時に自分で学ぼうとする姿勢や自分なりに考える力を育む必要があります。
年長さんの間から、小学校に向けた力を育んでいきましょう。
1.知識
知識は国語や算数の土台になります。子どもの「やりたい」という意欲に応じて、好きなだけ取り組める学びの場を用意することで、ひらがなや数字などの学習の素地を育んでいきます。
2.自分なりに考える力
これからの社会では『答えがひとつではない問題』に直面することもたくさんあります。そういった問題に取り組むには、自分なりに考える力が必要に。違う見方で比べてみたり、何度も試行錯誤をしていくことで、論理的に考えていく力を養うことができます。
3.学びへの意欲
小学校以降は家庭学習も始まる中で、子ども自身が学びを楽しみ、自分から学ぼうとすることが大切です。一緒に勉強をしてれる存在や達成感が得られる仕掛けを学びの中に取り入れていくことで、自分から「学びたい!」という姿勢を身につけられるようになります。
子どものために、そういった環境を整えてあげるようにしましょう。
どうやって学ぶ意欲を育む?
「勉強したい!」という気持ちを育むには、「やりなさい!」「○○をしないとダメ!」などといった、押しつけは逆効果。
では、どのようにして学ぶ意欲を育てていけば良いのでしょうか。
1.まずは身近なところから「解きたい」を
算数や国語の問題をひたすら解くだけでは、子どもも飽きてしまい、楽しく取り組む事が難しいことも。たとえば、自分のこととして考えられるような身近なシーンの問題が出題されることで、より熱心にチャレンジができるでしょう。
2. ひとりでできることは大事
音声による声かけガイドや、詳細な正誤判定があることで、やる気を失わずにどんどんひとりで解き進めることができます。ひとりでできるようになることは、子どもにとってもおうちの方にとってもプラスになります。
子どもが続けて学べる環境って?
毎日決まった時間、机に向かって勉強をすることを習慣づけるのは至難のワザ。どのような工夫をすれば良いのでしょうか。
ひとつは、がんばったらがんばった分だけ認められること。
まずは続けることが大事です。1日に取り組むべき量の課題を終わらせることができたら褒めてもらえる、ささやかなプレゼントがあるなど、勉強を取り組むためのモチベーションをあげてあげましょう。
わかることが増えると、勉強も楽しいと感じられるようになります。知識が増えると、世界の見え方がかわってくるのは、大人も子ども一緒です。知識を増やすことで興味を持つものが増えていき、きっと世界の見え方が変わってくるはず。
小学校の入学準備として取り組むと、おうちの方も少し身構えてしまうかもしれません。それよりも、「子どもの世界を広げてあげるお手伝い」としてとらえてみても良いかもしれませんね。
取材・文/ふくだりょうこ
取材協力/こどもちゃれんじ