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乳児が新型コロナウイルス感染症にか かったら、どうする?【小児科医】

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母の抱擁で赤ちゃん
※写真はイメージです
kuppa_rock/gettyimages

新型コロナウイルス感染症のオミクロン株は、感染力が強く子どもの感染者数も増えています。
「小児科医・太田先生からママ・パパへ、今伝えたいこと」連載の#18は、乳児が新型コロナウイルス感染症にかかった時に注意をしたいこと、心がけたいことについてです。

3カ月・4カ月・5カ月の赤ちゃんの家庭内感染の例も

2022年の年明けに始まった新型コロナウイルス感染症第6波は、とても感染力が強い変異株(オミクロン株)の感染拡大で起こっています。第5波と比べて、子どもの感染者数も多く、小児科でも陽性と診断する患者さんが急増。乳児の発症者も出ており、当院で診断した乳児の発症はすべて家族内感染でした。発熱患者さんの待機場所選び(車中で待ってもらったり)、検査、結果の説明などにてんてこ舞いしています。そんな中、3カ月児、4カ月児、5カ月児の発症者も経験しました。

熱が出ないような軽症だとしても、母乳・ミルクの飲みなどしっかり様子見を

検査は、抗原検査なら10分くらいで結果が出ます。当院の乳児は全員、自宅療養で済みました。症状は発熱だけでそれも数日で回復しました。多くは解熱剤も使わないままでした。鼻水が出る場合は、鼻水を吸い取れば楽になります。
しかし、軽症が多いからと言って油断してはいけません。熱は高くなくても不機嫌で母乳やミルクの飲みが悪く、呼吸が苦しそうに見える子がいます。乳児は自分の症状を訴えられないですし、ママ・パパもなんで苦しそうなのかわからずオロオロ。体調不良になったのも初めてだし、どう対応したらいいかと相談メールが届きます(当院では患者さんとはケータイで連絡が取れるようにしているので)。実は不機嫌の原因は、ただの鼻詰まりのことが多いのです。ひどくなると哺乳ができなくなることも。鼻水があふれてこなくても鼻汁を吸い取ってみましょう。多くの場合はこれだけで楽になります。

乳児の感染で心配なことがあれば、かかりつけ医に相談を

新型コロナにかかったらどうしたらいいか。今まで経験したことがないことばかりで戸惑うばかりですね。赤ちゃん・子どものことで心配なことがあれば、小児科医に相談しましょう。まだかかりつけ医といえる医療機関がなければ、上の子がかかっている小児科や、ワクチン接種をしてもらった小児科に事情を話して相談しましょう。きっといいアイデアがもらえるでしょう。

3歳ころまではママ・パパが鼻水を取り除くことが大切

子どもが自分で鼻をかめるようになるのは3歳ころから。それまではママ・パパが鼻汁を吸い取らないと楽にはなりません。吸い取る道具は薬局や乳児用品売り場で手に入ります。ママ・パパが吸い取るタイプがおすすめです。

1歳が近づくと、嫌がって大暴れしますが、6カ月ごろまではそれほど暴れないのでママかパパ1人でも対応できます。6カ月ごろまでは鼻が詰まっても、代わりに口で息をするのがうまくできないので、ちょっと鼻水が増えただけでも息苦しくなることも。つらさを取るには、鼻汁を吸い取る作業が必要です。
普段の風邪の時でも哺乳や食事の前、おふろ上りなどに吸い取っておくと、飲食が楽にできるし、よく眠れるようになります。今回相談にきたママ・パパたちも、できるだけ鼻水を吸い取るようにしたら、機嫌がよくなったと報告してくれています。

妊婦さんもママもワクチン接種を

最新の研究では、妊娠中のワクチン接種が乳児の重症化を防ぐとわかってきました。ワクチン接種をしているママから生まれた子は、コロナにかかっても入院する率が低かったことも。乳児用ワクチンは認可前なので、まだワクチン接種が済んでいないママ、そろそろ3回目接種の時期が来るママ、自分と子どもを守るために接種の検討をしてみてください。

多くの都道府県に出されている『まん延防止等重点措置』も少しずつ解除され始めましたが、発症者が急速に減るとは思えません。第6波になってからは感染ルート不明が多くなっています。乳児を新型コロナ感染から守るには、家庭内に発症者がいるときは、年長者は不織布マスク着用、手洗いと消毒、物資の共有を避け、積極的な換気を励行しましょう。

文・監修/太田文夫先生 構成/ひよこクラブ編集部 

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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