カート争奪戦、お菓子の厳選タイムからのレジのピッピ争奪戦!共感いいね!が続出の育児漫画家、ゆーぱぱさんにインタビュー
3歳のつむちゃんと7歳のゆあちゃんの姉妹を育てる会社員パパのゆーぱぱさん。在宅勤務中に起こったできごとや、育児中に思わずハッとする瞬間を漫画にしています。やんちゃな娘2人に翻弄されまくりのゆーぱぱさんの日々は、常に疲労と癒しが大渋滞!今回はゆーぱぱさんが育児漫画を描くようになったきっかけや、お子さんとの過ごし方についてインタビューしました。
在宅勤務をきっかけに育児漫画をスタート
――育児漫画を描くようになったきっかけはなんですか?
ゆーぱぱ「2年前にコロナで在宅勤務になり、育児の時間が増えたのをきっかけに描き始めました。絵を描くことに関しては幼少期から好きなことのひとつでした。初めは個人的な絵日記として落書きレベルの日記をつけていましたが、日記をつけていくうちに子どもたちの潜在的な面白さに気がつき、SNSでの発信をしてみることにしました」
“静けさの理由”
<見つけた瞬間ドキッとします>
――漫画の中でも日常的に育児をしているゆーぱぱさんですが、育児参加を積極的にするようになったきっかけはありますか?
ゆーぱぱ「在宅で自宅にいるので必然的に育児が増えました。ただ、もともと子どもたちと一緒に何かをしたり、成長を見守るのは好きでした」
――在宅勤務をしている際に、子どもたちの休園・休校中はどのように対応していましたか?
ゆーぱぱ「まず、会社には自宅の状況を伝えて、状況に応じて離席させてもらう形をとりました。食事など必要最低限のことをこなしつつ、あとは子どもたちの様子を見ながら仕事といった感じで、常にマルチタスクな状況でしたね。(子どもたちの時間の感覚が鈍らないようテレビ、YouTubeでオンライン幼稚園というものを流したりしました)
子ども2人なので、おままごとやブロック遊びで長いこと遊んでくれて、その面では助かりましたが、喧嘩が多発して、あまりにひどい時には仲裁に入らざるを得ないので苦労しました(笑)
お昼には3人でお散歩タイム。忙しかったですが、何故だかこの時間がとても好きで、毎日の癒しでした」
“自粛の我が家”
<続かない集中力と進まない仕事……>
――奥さまと育児や家事の分担はどのようにしていますか?
ゆーぱぱ「明確に決まりはなく、お互いが“そのときにできることをやる”というふわっとしたスタンスです。姿勢としては、私の仕事が立て込んで遅くなりそうなときなどは、あらかじめ昼休憩で夕食の支度をしたり(時に宅配)、1日トータルで家事育児の分量を見て妻側に負担が寄りすぎないように意識しています」
“子どもたちが喜ぶ父の料理”
<レトルトほど喜ぶ娘たち……>
一番ハードな育児シーンは姉妹との“お買い物”
――育児をしていて一番大変だなあと思うこととは?
ゆーぱぱ「個人的には、次女が走り回れる年齢になってからは“お買い物”がハードに感じています。姉妹でのカート争奪戦から始まり、お菓子の厳選タイム、セルフレジピッピ争奪戦、最後にはガチャガチャの誘惑が……。長女オンリーの時と比べて労力も時間もシンプルに2倍で、もはやスポーツだと思っています」
“週末の夜”
<週末が本番!!>
――育児をしていて一番幸せだなあと思う瞬間は?
ゆーぱぱ「朝起きて一緒に朝日を浴びている時間や、散歩の時間が特に好きです。そのほか騒がしさに眉をひそめる瞬間もありますが、あとあと振り返ると全部含めて尊い時間だなと感じています」
“晴天の朝”
<朝日を浴びている娘が「尊い!」>
育児でしんどいときは“今”に目を向ける
――現在のお子さんの近況をお聞かせください。
ゆーぱぱ「長女は少食気味でしたが、最近はよく食べるようになりました。次女は入園後の1年で言葉の発達が著しく、今では家族一のおしゃべり隊長になりました。2人とも健康に朗らかに成長していってくれています(涙)」
“やっぱり辛い”①
<パパイヤ期も2人目になれば慣れっこ>
“やっぱり辛い”②
<「ママがいい」はやっぱり辛い……>
――最後に、たまひよの読者のみなさんと、これから出産・育児を経験するパパ・ママたちにひと言お願いします。
ゆーぱぱ「たまひよの読者のみなさま、はじめまして。ゆーぱぱと申します! 私は父親になりしばらく経ちますが、今でも予測できないことの連続で目が回ります。そんな私のおすすめの思考法は“今”に目を向けることです。どれだけバタバタでままならないことの連続でも、この時間はこの先、一生やってくることはない。そう思うだけで少し気持ちが楽になるというか、尊さが忙しさに勝るので、わりと穏やかな時間をすごせる気がします。
そんなふうに視点を変えたり紆余曲折しながら、引き続き育児日記を綴っていけたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします!」
パワフルな姉妹に振り回されながらも、どんなに騒がしい毎日も尊い時間になると語ってくれたゆーぱぱさん。育児に追われるママ・パパにおすすめの思考法も伝授してくれました。たしかに、今この瞬間が最初で最後だと思うと、どんなにせわしなくてもひとつひとつ噛み締めたいと思える気がします。ゆーぱぱさんのSNSでは、ママもパパも共感する育児の決定的瞬間を切り抜いた漫画がたくさん見れるので、今しかない尊い瞬間を一緒に共有しましょう!(文・清川優美)
プロフィール /ゆーぱぱ
3歳と7歳を育てる共働き家庭の会社員パパ。Twitter(@itoo6mi)、Instagram(@yuupapa.ikuji04)で育児漫画を更新している。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。