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毎日の料理「作ってくれるだけで感謝」「凝りすぎでは?!」みんなが密かに思っていること

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アジアのカップルクッキングでザキッチン
Rawpixel/gettyimages

料理は毎日のことなので、ついつい面倒になってしまったり、自分の味に飽きてしまうことありませんか?そんなとき、夫・妻の料理について口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた声を紹介するとともに、3児のパパであるMBSアナウンサーの西靖さんに聞いてみました。

料理をしてくれるのはうれしいけど…

まずはパートナーの料理に関する声を紹介します。

■大根おろしの作り方に最初は違和感も、今は問題なし!
「私は生で食べる大根おろしは新しい大根でしか作りません。夫は1週間前に買ってきた、使いかけの大根でも作ります。でも、口をだしたりしません。自分が言われたら嫌だからです…。何にしても許容範囲は人それぞれ。気になる方がやればいい、というのが私の考えです」

■作ってくれただけで感謝
「もしも気になることがあっても、何も言いません。私は、料理を作ることが面倒くさいので、作ってくれて、ありがとう!です」

■作るのやめた! にならないようにすることが大事
「これからの時期、食中毒が心配なので“肉などの生ものを触った手や、道具は必ず洗ってから”“火はしっかり通す”の2点だけは死守してもらい、これ以外は見て見ぬふりをするかな。作るのをやーめたってことにならないようにします」

■自分が言われて嫌なことはしない!
「やらないことについての文句は言いますが、やってくれている家事についての文句は言わないかな。自分が家事について文句を言われたら、『じゃぁ、自分でやれば?』と、思うタイプなので、自分がされて嫌なことはしません!」

■健康被害がない限りはそっとしておく
「義母がとても料理が上手な人でしたが、私のやり方に文句を言いませんでした。ただ、私の方から尋ねた時は、丁寧に教えてくれました。そのおかげで、サバの味噌煮や卯の花など、自分流よりもはるかに美味しく作れるように。というわけで、作ってくれた料理はありがたくいただきます」

■気になるけれど、文句は言わない!
「私は料理苦手というか、面倒くさいタイプ。私の微妙な料理に文句を言わないことに感謝しているので、家族の料理にも何も言わないです。自分なりに一生懸命やったことを否定されるのは嫌なものです。ちなみに、うちの子は、微妙なものは微妙と言うので、それには困っています(笑)」

転がし上手、転がされ上手がうまくいく秘訣

家族の手料理、ありがたいとは思いつつ、自分のやり方と違っていたりでちょっと気になる時はどう伝えるといいのでしょう。3児の父であり、育児エッセイ『アナウンサー西靖の育休日記』が好評の西靖さんにお話を伺いました。

「言いたいことを伝えるのも、黙っておくのも、どちらも相手への気遣いあってのことですよね。気遣っている時点で、たとえ黙っていてもコミュニケーションは始まっています。みなさん相手のことを思いやっていて、素敵だなぁと思います。

うちは三男が1歳になったところなんですけど、なかなか睡眠が安定しなくて夜泣きが多い。妻はそれに対応してくれているのでゆっくり寝られません。ですから、朝ごはんは私の担当ということになっています。決めた、というよりは自然とそうなったという感じです。私はもともとカップ麺にお湯を入れる以上のことはできない料理オンチで、料理スキルのベースがゼロですから、なるほど、卵焼きはこうやってひっくり返すのか、出汁ってこうやって取るのね、と、毎日がまさに五十の手習いです。

子どもの幼稚園は、火曜と金曜がお弁当の日なんですが、これは妻がこだわっていて、三男の授乳で寝不足でもがんばってせっせと作っています。手作りのミートボールは、子どもたちのお気に入りですし、ご飯もおにぎりにしたり、混ぜご飯にしたりと工夫をしていて、子どもたちはいつも一粒も残さずに食べています。

先日、幼稚園が月に一度のペースで手作りしている学級通信のような冊子のなかで『お弁当のなかみ、これが大好き』という特集があって、顔写真のよこに吹き出しで『ウインナー大好き!』『三角おにぎりだよ!』などと書かれているなか、うちの子の写真のところには『フワフワのオムレツが大好きだよ!』と書かれていました。あの……実は、お弁当のなかで唯一、オムレツだけ私が作っているのです。それを見て、だめだと思ってもどうしても顔がニヤけてしまって…。妻の顔が凍りつき、しばらくしゃべってくれませんでした。

そんなこともありながら、私が50の手習い料理をどうにかこうにか続けていられるのは、なんだかんだで妻が「褒めてくれている」からだと思います。
少々味が濃くても薄くても『あなたの作ったお豆腐のお味噌汁はおいしい!』と言われれば、今度はお揚げと長ネギでやってみようかと思うものですし、『ほんと、助かるわ!』と言われれば悪い気はしません。フライパンに乗せるだけの料理であっても『お肉を焼くのはパパがいちばん上手だね』と言われると、『いや、焼いているだけだから』とか言いながら、鼻の穴をふくらませてうれしそうな顔になっているはずです。そして、そう言われて次に作ったものは、往々にして前作よりデキがよかったりもします。

だいたい、指摘されなくても失敗したところは作ったほうは気づいていますから、そこを指摘されると『わかってるわ!』とムッとしてしまいます。我ながらちっちゃい人間です(笑)改善点を冷徹に伝えられるより、少なくとも私の場合、ほめて、おだてて、その気にさせたほうが、長い目でみればクオリティは上がるんじゃないか、そのあたりの私の性分を、妻もよくわかってくれているのかもしれません。

もちろん、これだけ褒めて褒めてとお願いしているわけですから、男性のほうからも「おいしいよ」「ありがとう」をちゃんとつたえなきゃいけませんね。肝に銘じます!」
(お話/西靖さん)

毎日のルーティンの中で料理を作っていると、たとえひと言「おいしい」「ごちそうさま」と言われてもうれしいものです。誰かに作ってもらう料理はどうしてこんなにおいしいんでしょう。作ってもらう側は感謝の気持ちで「いただきます」と伝えたいですね。
(取材/文・酒井範子)

※文中のママたちのコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

西靖さん

写真提供:MBS

MBSアナウンサー。相愛大学客員教授。5歳、3歳、1歳の3児のパパ。『ちちんぷいぷい』、報道番組『VOICE』、『ミント!』といった人気番組の司会やキャスターを務める。現在、『よんチャンTV』(https://www.mbs.jp/4chantv/)ニュース解説委員として出演中。2021年に4か月間の育児休業期間に入る。著書に『西靖の60日間世界一周旅の軌跡』(ぴあ)、『地球を一周! せかいのこども』(朝日新聞出版)など多数。ミシマ社のサイトで子育てエッセイ『アナウンサー西靖の育休日記』を連載中。

『よんチャンTV』

『アナウンサー西靖の育休日記』

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