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「ママ友が欲しい!」知らない土地でワンオペ育児…人見知り&コミュ力0でもママ友はできる…!?育児漫画家・おやまさんにインタビュー

更新

おやまさんインタビュー 人見知り&コミュ力0でもママ友はできる…!?

Twitterのフォロワーが4万人超えのおやまさんは、夫と3人の子どもたちと5人暮らし。第一子を育児中、初めての子育てで心細かったおやまさんは、育児のことを話せる“ママ友”を作るために奮起していたそうです。人見知りでママ友が欲しいけれどなかなかできないという状況をどのようにくぐり抜けたのか、おやまさんにインタビューしました!

心細い…全く知らない土地でワンオペ育児の毎日

――「ママ友が欲しい」と思っていた時期とその理由を教えてください。

おやま「一番ママ友が欲しかった時期は、家を買って全く知らない土地に引っ越してきた、長女が1歳になるくらいの頃だと思います。今はご近所さんや顔見知りの方がいたり、妹が近所に引っ越してきたので寂しくないのですが、その頃はだれも知らないのでかなり心細かったです……。

夫も転職したばかりで忙しく、ワンオペだったので余計に『育児のことを話せる誰かとつながりたい』という気持ちが強かったです。1人目ということもあり、漠然と『ママ友はいたほうが、子ども同士も遊べて子どもにとってもいいだろう』という印象も持っていました」

引っ越した途端、夫が激務に…

<「ママ友が欲しい」と思った瞬間>

――当初おやまさんが持っていたママ友に対するイメージは?

おやま「もともとはなんとなく『怖そう』『いろいろめんどくさそう』というイメージがありました……!ところが、実際児童館などに行って他のママさんと接すると、みんなおだやかで優しくてそのイメージはすぐ覆りました。保育園で実際ママ友ができたのですが、やはりほとんどの人が優しく礼儀正しく、仲良くなれたママとは適度な距離感で付き合えています」

『想像していたママ友と実際のママ友』

<ママ友カーストは妄想?実際はだいたいいい人!>

最強のママ友はTwitterの育児アカウント?

――ママ友を作るために何かチャレンジしたことはありますか?

おやま「児童館や保育園の園庭開放に出かけたり、ママ友を募集する掲示板でママ友を探したり、Twitterで育児アカウントを作ったりしました。やると決めたら行動するタイプなので、結構がんばりました……。

児童館や園庭開放は、すでにグループができていたり、仲の良いママ同士で来ている人たちも多く、ここでママ友を作るのは難しいし、ひとりだと落ち着かないなあ……と思いだんだんと足が遠のいて行きました。2人目3人目の時には、ほとんど児童館には行っていません。

掲示板で会ったママさんとは何度か遊びに出かけたのですが、会話らしい会話をほとんどすることができず、結局打ち解けられないままお互い2人目の出産などで忙しくなり連絡を取らなくなってしまいました。遠慮しすぎず、もう少しいろいろ聞いたり話したりしたらよかったな……と今となっては思います。

Twitterの育児アカウント(鍵付き)はもう6年くらいやっています。オフ会などに参加することもなく、実際に友だちになれたママはいないのですが、育児などで疲れたときに愚痴を吐き出せる大切な場所になっているので作ってよかったなあと思います」

『育児アカウントのススメ』

<Twitterの育児アカウントには幾度となく助けられたそう>

――はじめてのママ友はどのようなきっかけでできましたか?

おやま「長女(1人目)が入園した年の園の夏祭りで、なりゆきで一緒に行動するようになったのがきっかけでした。それまでも送迎が被りがちだったので挨拶はしていたのですが、夏祭りで初めてゆっくり家族同士で話すことができました。

パパ同士も親しくなり、いつの間にかママより早くLINE交換していて、約束を取り付けて園のイベントの帰りに家族でランチに行ったり、そのうち休日に家を行き来するような関係になりました。近所に住んでいるので、約束がなくても公園でばったり会えたりするところがいいなと思います」

『ママ友がうちに来る!』

<ママ友家族が家に来る!?色々なことが気になってソワソワ……>

ママ友とプライベートの話は避けがち……

――ママ友と付き合いする時に気をつけていることなどはありますか?

おやま「プライベートなことは聞かないようにしています。(聞かれれば答えますが!)今仲の良いママ友さんとも、子どもの話しかしません。あとは、子どもの悩み相談のときに余計なアドバイスなどはせず、ただ共感したり一緒に悩んだりするようにしています。敬語は自分からタメ口にするのが苦手なので、向こうがタメ口になったタイミングでタメ口にするようにしています!」

『プライベートどこまで踏み込んでいいの!?』

<考えすぎ…?プライベートの話は避けてしまう>

――おやまさんが思うママ友との心地よい距離感は?

おやま「踏み込みすぎず、子どものことで悩んだら相談できる関係。LINEも会う約束のために使うくらいの距離感がいいのかなと私は思います!」

――ママ友作りに悩んでいるママたちに一言お願いします。

おやま「ママ友、いたらいたで楽しくて心強いですが、いなくてもなんとかなると思います!『欲しいな〜』と思う方は、その気持ちを保ちつつ周りに心を開いていれば、気の合う人と自然にお近付きできるタイミングが出てくる気がします。今はSNSで育児アカウントを作れば同じように悩みを分かち合えるママ仲間がネットの中でもできたりするので、人見知りの方はTwitterで育児アカウントを作るのもおすすめです」

育児のことを気軽に話せるママ友が欲しいなと思うけれど、話しかけるタイミングや話題作りに困って、一歩踏み出せない場面も多くありますよね。おやまさんもいろんな方法でママ友作りにチャレンジしたようですが、なかなかうまくはいかなかったと話してくれました。そのうちいい出会いがきっとある…と焦らず気長に待ってみるのもいいですし、ネット上で育児の悩みを吐き出せる場所作ってみるのもいいかもしれませんね。(文・清川優美)

プロフィール /おやま

長女(6歳)長男(4歳)次男(2歳)の3児の母。Twitter(@oyamaoyadayo)で日々の暮らしや育児の漫画を投稿している。『コミュ力0ママでも育児の人間関係なんとかなるよBOOK』が発売中。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

『コミュ力0ママでも育児の人間関係なんとかなるよBOOK』

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