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娘に髪を引きちぎられ…24時間続く癇癪と暴力『発達凹凸っ子に英才療育?してみた』古都コト子さんにインタビュー

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24時間続く癇癪と暴力『発達凹凸っ子に英才療育?してみた』古都コト子さんにインタビュー

インスタグラムのフォロワーが9万人の古都コト子さんは、娘のコト子ちゃんとの日常を漫画にしてSNSやブログにアップしています。ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD(注意欠陥多動性障害)を持つコト子ちゃんのために奔走する古都コト子さんの実体験を描いた漫画『発達凹凸っ子に英才療育?してみた』が「泣ける」「ためになる」と話題になりました。今回は古都コト子さんの日々の育児や療育についてインタビューしました。

生まれたときから違和感…母乳拒否&抱っこ拒否

――育児絵日記を描き始めたきっかけはなんですか?

古都コト子「2020年の春頃です。コロナ禍で子どもたちは学校に行けず自粛生活をして、親もストレスがたまり、虐待が激増しているというニュースを見て、何かできることはないかと漫画を描いてみました。文字のブログより漫画の方が、余裕の無い人たちでもサッと読めると思いました」

――娘のコト子ちゃんの発達に違和感を感じたのはいつ頃でしょうか?

古都コト子「出産直後から感じていました。産院で手伝ってもらっても母乳拒否、抱っこ拒否……。オムツ替えも肌着を着るのも大号泣で、今思えば『抱かれるのが嫌』『触られるのが嫌』という感じでした」

産後の授乳の練習で……

<母乳を断固拒否するコト子ちゃん>

――コト子ちゃんはどういった症状があるのでしょうか?

古都コト子「特性は沢山ありますが、高機能ASD、ADHDなどの症状です。未就学の頃に4回、発達検査や医師の検査を受けました。3歳の時の発達検査では、本人のやりたいことと出来ることの差が大きすぎて、本人は困っているという状態でした」

※高機能ASD(高機能自閉症)……自閉症の中でも知的遅れを伴わない場合。

大変すぎて記憶が曖昧…24時間続く癇癪と暴力

――特に大変に感じたのはどのような時でしたか?

古都コト子「24時間続く癇癪と暴力、一瞬でも目が離せないところです。特に2歳ごろは言葉をコミュニケーションツールとして使えなかったので、家での癇癪と暴力が激しかったです。髪を引きちぎられたり、噛み付かれたり、引っ掻いたり物を投げられたりしていました。大変すぎて当時の記憶が曖昧です」

「痛い!やめて!」娘から受ける癇癪と暴力

<イライラする娘に髪を引きちぎられる……>

――療育に行こうと思ったきっかけを教えてください。

古都コト子「外で赤ちゃんを抱っこしている人を見てからです。他のお母さんは子どもをあんな風に抱っこできるんだと思いました。こちらを見てくれない、触らせてもくれない、私はこの子に必要とされていない……。そのときから私はこの子のために出来ることをしようと思いました」

赤ちゃんを片手で抱っこして買い物をするお母さん

<その姿に衝撃を受けた古都コト子さん>

「この子は私を必要としていない」

<「この子のために出来ることをしよう」と決心した瞬間>

療育に行ってやっと自分の生活が回り始めた

――療育に行ってから大変だったこと・療育に行ってよかったことを教えてください。

古都コト子「療育に連れて行くまでがまず無理な日もありました。パジャマを脱がない、全力で嫌がる、暴れて抵抗する娘を担いで登園……。

療育に行って良かったのは、療育園には先生や他の保護者がいるので、自分がトイレに行ったり水分を摂ったり、ごはんを食べることができました。一歩、園を出ると自分以外に娘を捕まえていてくれる人がいないので、トイレに行けず膀胱炎になったり、夜まで何も食べられませんでした」

――コト子ちゃんに対して、おうちではどのような対応を心がけていましたか?

古都コト子「ペアレントトレーニングや療育で5年以上叩き込まれた接し方を行っていました。癇癪をした時、ダメな行動にはなるべく反応しないように心がけました」

ペアレントトレーニング

<コト子ちゃんが食事中にウロウロしてしまうときの対処法>

――最近嬉しかったコト子ちゃんの成長はなんでしょうか?

古都コト子「人の気持ちを考えられるようになったことです。暴力も無くなり、癇癪も減り、夜に起きて暴れることもなくなり、会話ができるようになり、勉強をしたりお友だちと遊ぶようになりました」

――SNSや書籍を通して古都コト子さんが伝えたいことは何ですか?

古都コト子「発達障害やグレーゾーンの子育てはストレスと孤独感が物凄いので、虐待につながったり、親子で追い詰められて命を絶ってしまう人たちが少なくありません。そういった人達の救いになればと発信を続け、書籍も全国から沢山の感謝の言葉を頂いています。発信することで、ひとりでも救われる命があれば幸いです」

かつてはわが子の暴力や癇癪に苦しめられていたと語ってくれた古都コト子さん。療育通いやペアトレの甲斐もあって、現在は癇癪も少なくなり暴力もなくなったそうです。わが子が何を思って何を感じているのか、わが子にどのように向き合えばいいか……障がいの有無に関係なく、親子の関わり合いを深く考えさせられました。

古都コト子さんの書籍やインスタでは、療育やASD・ADHDの子育てのリアルを丁寧にわかりやすく発信しています。子どもの療育や発達障害について少しでも理解が広がっていくと嬉しいです。(文・清川優美)

■記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

プロフィール /古都コト子

高機能ASD、ADHDの女の子を育てている国立大法学士、元塾講師。Instagram(@kotoko_no_sekai)やブログで日々の出来事や育児漫画を更新中。『発達凸凹っ子に英才療育?してみた』が発売中。

『発達凸凹っ子に英才療育?してみた』

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