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5分以上のけいれんはすぐ受診を!家で様子を見ていていいときと至急受診の見分け方【#8000】

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熱で泣くアジアの赤ちゃん
kazuma seki/gettyimages

夜間に突然子どもの体調が悪くなったとき、夜間診療や救急センターに行くかどうか判断に迷うことはありませんか?そんなとき専門の医師や看護師が無料で相談に応じてくれる小児救急医療電話相談「#8000」があります。
2022年9月中旬、その使い方を紹介するイベント「休日・夜間の子どもの救急 こんなときどうする?」が行われました。2回目となる今回は、好評だった1回目に寄せられた意見を生かし、小児科医が参加者の質問に答えるQ&Aも盛りだくさんの内容となりました。そのイベントのうち、第2部で講演した、小児科専門医で大阪府小児救急電話相談事務所長でもある福井聖子先生の話の内容をリポートします。

受診を迷ったら子どものどんな状態を見ればいい?

子どもの体調が悪くなったとき、親は子どもが病気かどうか、受診するかどうかを判断する必要があります。対応のしかたは以下の3つです。

[1]そのまま家庭で見る
[2]注意して経過観察し、受診する
[3]すぐに受診する(日中ならかかりつけ医を受診、夜間なら夜間診療・救急センターに行く、もしくは救急車を呼ぶ)

「大阪の#8000のデータによると、#8000で電話相談を行った人の中で、最終的に救急車を呼んだケースは1%です。夜間救急に行くなど、すぐに受診を進めるのはいいというケースは25%くらい。そのほか7〜8割は翌日受診や、あるいはそのまま家で様子を見てみましょう、というケースです。

子どもが熱を出したり嘔吐をしたりすると心配ですが、診察のタイミングが早すぎると経過がわかりません。何度も病院に連れて行くのも大変ですよね。月齢ごとに、以下のような状態を受診の参考にしてみてください。状況を見て受診ができると、医師も経過がわかり診断しやすくなります」(福井先生)

【0〜4カ月未満の赤ちゃんの場合】

「低月齢のころの赤ちゃんは機嫌がわかりにくいので、母乳やミルクを飲む力が変わらない場合は様子を見ましょう。飲もうとしない場合は早く受診したほうがいいと判断します」(福井先生)

【4カ月〜4才未満の場合】

「4カ月すぎると機嫌のよしあしがわかってきます。不機嫌だけど遊ぶことができるときは様子見でいいでしょう。ずっとぐずっている、目を合わそうとしない、まったく遊ばないときは早めに受診を」(福井先生)

【4才以上の場合】

「元気や活気があるかどうかが目安。苦しいと言葉で訴えてくれるので、ひどく苦しんでいる場合はすぐに受診しましょう」(福井先生)

夜中に発熱した!!そんな時の強い味方#8000 詳しくはコチラ

けいれんは横向きに寝かせ、5分以上続いたら救急車を呼んで

子どもの急な病気で緊急性が高い症状として、熱中症、呼吸困難、けいれんがあげられます。そのうち、けいれんを起こしたときの対処法について、福井先生のお話を紹介します。

「子どもがけいれんを起こして、体がかたくこわばったり、ガクガクしているとき、呼吸を止めていることが多いので、顔色が青くなり不安に思うことがあると思います。でもけいれんのときにやるべきことは、実はそんなに多くありません。

まずは、倒れてけがをするのを防ぐため、寝かせます。このとき、のどに唾液が詰まらないように顔を横に向けて寝かせるのがポイント。口の中に何か入れようとすると、舌がのどのほうに押し込まれて危ないので、口には何も入れません。

横向きに寝かせたら、秒針つきの時計を見て時間を計ります。子どもがけいれんを起こしている時間はすごく長い時間に感じられるものですが、時計を見て時間を計っていると少しママやパパの気持ちも落ち着くでしょう。
けいれんは1〜3分で止まることが多く、泣き出すか、呼吸が再開して顔色が戻ることでわかります。もし、5分たっても止まらない場合はすぐに救急車を呼んでください」(福井先生)

普段から子どもの様子を楽しく観察しよう

いざというとき、「いつもと様子が違うな」と判断する力をつけるためには、「普段からよく子どもの体を見て、スキンシップなどで触れ、楽しみながら観察しておくことが大切」と福井先生。

「判断のための観察ポイントは機嫌(元気さ)、食欲、顔色・唇の色、手足の皮膚・つめの色、呼吸(息)、睡眠や食事がとれているか、排尿があるかなどです。

とくに顔色や唇・手足の皮膚・つめの色は血液の循環が見えるので、子どもが暑い・寒いといったときの変化が目に見えてわかります。発熱などで暑いときには、皮膚の表面の血管を広げて放熱するので、皮膚は赤く暖かくなります。逆に寒いときは皮膚の表面の血管をギュッと縮めて中の熱が外に逃げないように守るので、冷たく白っぽい色になります。こんなふうに皮膚の色が変化しているときは、自律神経が働いて調節しているんだ、と見てもらうといいと思います。

風邪をひくのは必ずしも悪いことではなく、子どもの免疫力を上げて、病気を乗り越える力をつける役割もあります。風邪をひいたとき子どもがゆっくり休めるようにどうしたらいいのか、誰がどこでどうするか準備しておくこや、元気なときの子どもの体の状態を見る力をつけておくことが大事です。もし判断に迷ったらぜひ#8000に電話をかけて質問や相談をしてみてください」(福井先生)

こどもがぐったりしている、そんなときの対処法は?

こんな症状はどうしたらいい?ママたちの気がかりQ&A

イベントに参加した子育て中のママやパパたちから寄せられた質問への、福井先生からの回答を一部紹介します。

【Q】寒くなってくるこれからの季節、気をつけることは?

寒くて乾燥するこれからの季節に流行するウイルスもありますし、寒くなると子どもの抵抗力が落ちて風邪をひくことは増えると思います。感染症対策は、これまでみなさんがやってきた新型コロナウイルス対策を継続して行いましょう。栄養と睡眠をしっかりとって、手洗いやうがいを引き続き行ってください。

小さい子どもの場合、手洗いはアルコール消毒を頻繁にするよりは、石けんで水洗いをするほうが効果的です。踏み台などを使って大人がサポートしてあげられるころからは、水道での手洗いを習慣化するといいでしょう。うがいができる年齢なら、風邪予防に効果があるのでうがいも一緒に行うといいですね。

【Q】ママが新型コロナウイルスやインフルエンザにかかったら、母乳はやめたほうがいいの?

新型コロナウイルスもインフルエンザも、ママがかかっていると免疫が母乳から赤ちゃんに移行するので、止める必要はありません。ただ飛沫(ひまつ)感染を避けるために、赤ちゃんに母乳を上げるときは、マスクを着用して、授乳の前後にしっかり手洗いをすることを気をつけましょう。
授乳が済んだら、ママと赤ちゃんが過ごす部屋を別にするなど、接触する時間を減らすことが大切です。

【Q】夜間に市販薬を飲ませていいかの判断はどうすればいい?

【福井先生より】
市販薬は親が説明書きを見て妥当だと判断したら使っていいと思います。夜間に何を目的に使うかですが、熱が高くても眠れそうなら、薬を使わなくても大丈夫だと思いますし、それで手遅れになるようなことはないでしょう。熱が高くてつらそうなら、用法・用量を守って使用するのもいいでしょう。迷ったら薬は飲ませず、翌日に受診するのでもいいと思います。
せきや鼻水など軽い風邪症状なら、市販薬を使うことは大丈夫です。ただし薬は副作用があるので、必ず注意書きを読んで確認してください。


お話・監修/福井聖子先生 協力/公益社団法人 日本小児科医会 取材・文/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部

子どもが急に具合が悪くなると心配ですが、普段とどんなふうに違うのか、様子をよく観察することが大切です。受診を迷ったら#8000に電話をかけ、相談してみましょう。

また、今回のイベントの様子はたまひよ公式YouTubeに掲載しています。ママたちのリアルな小児科専門医が回答しています。ぜひご覧ください。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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