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赤ちゃんとの初帰省はいつ? 約半数が生後2ヶ月以内と回答。コロナで里帰り出産できない影響か。専門家に聞く

更新

ハッピー笑顔アジアの母親は、輸送の安全のために車の中で彼の車の座席にベルトを締めるために彼女の小さな男の子の息子を助けます
eggeeggjiew/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーに「赤ちゃんとの一緒の初めての帰省はいつでしたか?まだ帰省していない方は、何ヶ月頃に帰省を予定していますか?」と、質問。約30%が新生児期と回答しました。どうやら新型コロナが影響しているようです。赤ちゃんの帰省についてベテラン助産師の浜脇文子先生に聞きました。

生後2カ月以内(首がすわっていない時期)に帰省するという回答は約50%に

アンケート結果を見てみると、初めての帰省やその予定をしている時期で多かったのは、

1位 新生児の頃 31.6%
2位 まだ帰省の予定はない 19.5%
3位 生後1カ月の頃 10.3%
4位 生後2カ月の頃 8.2%
5位 生後3カ月の頃 6.0%、その他 6.0%

新生児期が約30%となりました。
生後1ヶ月、生後2ヶ月とあわせて、首がすわる前に帰省(予定含む)はなんと約50%に。
帰省先が近居という可能性もありますが、コメントを見ると新型コロナの影響で里帰り出産をしたくても産院が見つからず、出産後に里帰りを決意した人もいるようです。

そして「帰省予定なし」は約20%でした。コメントを見ると実家との関係があまり良くない、コロナが心配という声が目立ちました。

コロナの影響がまだまだ色濃く残る出産事情。赤ちゃんの帰省について、ベテラン助産師の浜脇文子先生に聞きました。

「赤ちゃんのため、母体のため、初帰省は1ヶ月健診後が基本です」と、専門家

「新生児期の帰省といっても、近居の場合は問題ありません。距離にもよりますし、今はベビーグッズも充実しているので一概には言えませんが、私は中距離以上の帰省について質問されると『1ヶ月健診が終わってから』と、答えています。

それは赤ちゃんだけでなく母体の回復が遅れることが心配だからです。
私はよく出産を『全治1ヶ月』と言っています。妊娠・出産によって母体の中身は色んな意味でガタガタです。1日くらい、と思う人もいるでしょうが、これから続く育児生活を考えると推奨はできません。

それを踏まえて助産師の立場から0歳児の帰省ポイントをまとめてみました。

●タイトなスケジュールは避ける

赤ちゃんは寝ているだけ、とお思いでしょうが、揺れや振動だけでも赤ちゃんにとっては大きな負荷になります。しかも赤ちゃんは『疲れた』『休みたい』とは言えません。休憩時間は通常の2倍にして、余裕あるスケジュールを組みましょう。

●新幹線や飛行機など、長距離の移動は首がすわってから

飛行機は気圧の心配があります。新幹線は高速移動で、赤ちゃんへの影響は0とは言えません。車もチャイルドシートとはいえ、お布団のようにリラックスとはいきません。長距離移動は首がすわった生後3~4ヶ月以降が望ましいです。

●現地の病院を調べておく

長距離の場合は現地だけでなく、赤ちゃんの急変を考慮して移動途中の病院も調べておくと心強いです。

2020年はコロナの影響で里帰り出産は自粛傾向にありましたが、3年目の今は里帰り出産が回復傾向にあります。しかし妊婦さんを取り巻く状況はまだまだ厳しいです。

助産師は赤ちゃんを連れての帰省について、月齢や方法などがわかれば、より具体的なアドバイスができます。心配なことがあったら、是非に助産師に相談してみてくださいね」(お話:助産師 浜脇文子先生)

濵脇文子(はまわき ふみこ)

助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2022年7月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数282人)
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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