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長期休暇での帰省や旅行時のねんねトラブルを防ぐ方法は?【米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタント】

更新

子供たちと一緒に旅行。休日のパッキング服彼女の子供と母
AND-ONE/gettyimages

夏休みの季節になりました。今年の夏は久しぶりに帰省や旅行を予定されているご家庭も多いのではないでしょうか? 

普段と違う環境だと、ねんねのリズムが崩れてしまうかも…と、不安になる方もいらっしゃると思います。外出先では、確かにねんねのリズムが不安定になってしまうこともあります。けれど、ちょっとした工夫で、できるだけリズムを崩さないようにすることが可能だそうです。そのポイントを、愛波文さんに教えてもらいました。

日本人初の米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんが、米国NYから情報を発信! 
「愛波文さんのぐっすりねんねROOM #40」

できるだけ家と同じねんね環境を整え、スキンシップを意識して

ねんねのリズムを崩さないために大切なことは、お出かけ先でも、できるだけ“いつもと同じ”ねんね環境を整えるように意識すること。

ねんねグッズを家から持参し、ねんねルーティンはいつものように行うなどのポイントを以下に紹介します。
全部できなくても大丈夫なので、できることをトライしてみましょう。

【対策1】いつも使っている、シーツやブランケット、タオルなどを持参する

寝かしつけグッズは、家で使っている物をお出かけ先にも持って行って使うと、子どもが安心できるので、スムーズに寝てくれる確率が高くなります。
ママ・パパ(保育者)の匂いは、子どもが安心できる材料の1つ。ぜひ、何か1つは持って行くことをおすすめします。

【対策2】ねんね環境を整える

子どもは暑がりなので、大人が部屋に入ったときに、少し肌寒く感じるくらいの室温だとよく眠れます。
子どもの体に熱がこもってしまうと、乳幼児突然死症候群のリスクが高まるため、衣類の着せすぎにも注意しましょう。

暑い季節は、薄地の肌着かロンパース1枚を着せ、スリーパーを重ねるのがおすすめ。この場合、目安の室温は23~24度くらいです。

添い寝をする場合は、窒息防止を意識することが大切です。子どもの布団に大人が一緒に添い寝をしたり、子どもの布団の近くに大人用の掛け布団や枕などを置かないように注意しましょう。
窒息防止のためにも、掛け布団よりもスリーパーを活用することをおすすめします。

薄地の天竺生地を使い、さらっとした肌触りなので、夏にぴったり。

おすすめの夏用スリーパーはこちら

【対策3】ホワイトノイズを使用する

家の外の音などが気になると寝られない子には、ねんねを促す“ホワイトノイズ”を使ってみてもいいでしょう。
私が監修した、日本各地の森や川などの自然音を録音したホワイトノイズは、大人もリラックスできると好評です。

愛波さん監修のホワイトノイズ

または、ホテルなどではトイレの換気扇の音を聞かせると、寝つきやすくなる子もいるようなので、試してみてください。

【対策4】ねんねルーティンはいつも通りに

お出かけ先でも、おふろ→照明を落とした部屋でスキンケア→抱っこしてスキンシップ→布団に寝かせて寝かしつけ用の音楽を流すなど、ねんねルーティンは、できるだけ家と同じように行いましょう。子どもは「これからねんねするんだな」と安心して、寝つきがスムーズになります。

【対策5】スキンシップを意識する

外出先の慣れていない環境で過ごすと、刺激が多く興奮したり、または不安になるかもしれません。そういうときには、いつも以上に、肌と肌の触れ合いを意識してとるように心がけて。夜の寝かしつけのときだけではなく、日中もハグなどをたくさんしてあげると、子どもはリラックスして過ごせます。

外出先だと、いつも通りに昼寝ができなかったり、夜のねんねも不規則になったりすることがあります。わが家も、旅行中などの場合、子どもたちの就寝が22時や23時になってしまうことがあります。普段だったら絶対しませんが、たまにはそんな日があっても大丈夫。

自宅に戻ってから、いつも通りのリズムで過ごすうちに、ねんねトラブルは必ず改善していきますので、あまり心配しすぎないで。せっかくのお出かけ時間を家族で楽しんでくださいね。

文・監修/愛波 文さん 構成/ひよこクラブ編集部

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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