もうすぐ寒い季節!抱っこひも・ベビーカー移動の“赤ちゃんの防寒対策”、どうすれば?【保健師】
もうすぐ寒い季節。赤ちゃんと一緒に冬を迎える新米ママ・パパの気がかりは、赤ちゃんの“防寒対策”ではないでしょうか。
中でも気になる!という声が多いのが、抱っこひもやベビーカー移動がメインの時期の防寒対策について。どんなアイテムを使って、どう防寒するのがベストなのか、保健師の中村真奈美先生に聞きました。
抱っこひもやベビーカーがメインの時期に使える!防寒グッズ3選
ねんねやおすわりの時期の場合、お出かけはほとんど抱っこひもか、ベビーカーになります。その時期にあると重宝する防寒グッズを紹介します。
【抱っこひも・ベビーカーで使える】抱っこひもケープ
抱っこひもやベビーカーの上から覆いかけるだけで、防寒・防風対策できるケープ。抱っこひものストラップ部分や、ベビーカーの脇に留められるようになっているので、ブランケットのようにずり落ちることがなく、使いやすいのがメリット。
「ケープは、赤ちゃんの足先まですっぽり覆えるものを選びましょう。また、赤ちゃんの手足が外に出ることのないように、内側が袋状になっているものだとより安心です」(中村先生)
【抱っこひもで使える】ママコート
抱っこひもを装着し、赤ちゃんを抱っこした上から着用できるコートを指します。一般的にママコートと呼ばれていますが、最近は男女兼用のアイテムも多く発売。抱っこしている大人と赤ちゃんが、お互いの体温で暖かくなれるメリットも。
「抱っこひもをよく使う時期だけのためにコートを購入するのは、もったいないと感じる人もいるかもしれません。しかし、最近はさまざまなブランドから新商品が出ていて、抱っこひもカバーの部分を外せば、普通のコートして着られるような、おしゃれなアイテムも増えています。そういったもので選べば、長く使えるのではないでしょうか」(中村先生)
【ベビーカーで使える】フットマフ
ベビーカーに取り付けて使う防寒アイテム。寝袋のような形状で、赤ちゃんの体を足先まですっぽりと覆い、外の冷気から守ってくれます。すき間から風が入らないので、防寒性に優れています。
「体全体が保温されるので、ベビーカー移動なら、これさえあれば防寒対策は十分。移動中にフットマフの外に出ることがないなら、おうちで過ごしていた薄着のままフットマフの中に入れてあげればいいので、出かける支度もラク」(中村先生)
防寒対策をしていれば、赤ちゃんにアウターは着せなくてもOK
防寒ケープやママコート、フットマフなどの防寒グッズで対策をしている場合でも、赤ちゃんのアウターは着せたほうがいい?と迷う人も多いと思います。中村先生によると、これらでしっかり防寒できているなら、アウターは着せなくてもいいとのこと。
「基本的に、防寒ケープなどのアイテムを使ってしっかり防寒している場合は、赤ちゃんのアウターまで着せなくても問題ありません。むしろ、さらにアウターを重ねて着せることで汗をかいてしまい、体が冷える原因になることも。
途中で抱っこひもやベビーカーから出て外気に触れる機会がある場合は別ですが、外に出ることがないなら、アウターは着せなくても大丈夫です」(中村先生)
取材・文/ひよこクラブ編集部
抱っこひもやベビーカー用の防寒アイテムは、さまざまなベビーファッションブランドから発売されています。しっかり防寒できる&ママ・パパの気分も上がるお気に入りのアイテムを、今のうちから探してみてはいかがでしょうか。
参考/『中期のひよこクラブ』2022年秋号特集「赤ちゃんの肌着・ウエア 何を何枚、どう着せる?」
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
『中期のひよこクラブ』2022年秋号には「赤ちゃんの肌着・ウエア 何を何枚、どう着せる?」特集があります。
秋~冬の赤ちゃんの着せ方のキホンから、肌着・ウエアは何を何枚そろえればいいかが一目でわかる一覧表、気温・室温別の快適な着せ方の紹介まで、これから使える実用的な情報をたっぷり詰め込んでいます。