8カ月~2才 寝かしつけの悩みは、赤ちゃんの5つの気質に合わせた対応で解決!【専門家】
「たまひよWEB」では、先日、赤ちゃんの気質(=生まれ持った個性)には大きく5つあること、そしてわが子の気質がどのタイプなのかを判定する方法を紹介しました。
今回は、その気質ごとに、8カ月~2才の赤ちゃんによくある寝かしつけのお悩み3つについて、解決法をアドバイスします。日本キッズコーチング協会の竹内エリカ先生に聞きました。
お悩み1「寝かしつけに時間がかかる」
赤ちゃんがなかなか寝ない…というのは、多くのママ・パパが抱えているお悩みの1つ。解決法を、5つの気質別に紹介します。
おっとりタイプの赤ちゃんの解決法
寝る前に遊ぶと寝つけないことがあるので、夕方ごろから静かに過ごしましょう。大人が楽しそうに起きていると、なかなか寝ないので気をつけて。
おりこうタイプの赤ちゃんの解決法
ルーティンどおりに行動できるタイプなので、照明を消してトントン するなど、入眠儀式を決めるとスムーズです。ただし、絵本は楽しくなって寝ないことがあるので要注意。
わんぱくタイプの赤ちゃんの解決法
好奇心が強くて、目に入るものに次から 次へと興味がわきやすいです。早めに部屋を暗くするなどしてねんねモードに入りましょう。授乳をすると落ち着くこともあります。
きくばりタイプの赤ちゃんの解決法
不安が強いタイプなので、寝る前に泣く ことがあります。ママやパパが抱っこしたりやさしく声をかけたりして、気持ちを落ち着かせてあげましょう。
がんばりやタイプの赤ちゃんの解決法
部屋の温度や湿度、服の枚数などを確認し、赤ちゃんが心地よく安心して眠れる環境を整えてあげましょう。お気に入りの布団やタオルを掛けて寝かせたり、赤ちゃんが好きな体勢を見つけて寝かしつけるとスムーズです。
お悩み2「抱っこじゃないと寝ない!体重が重くなってツライです」
成長して体重が増え、長時間の抱っこがさらにツラくなる時期。抱っこ以外で寝てもらう方法は?
おっとりタイプの赤ちゃんの解決法
もともとよく寝るタイプ ですが、寝かしつけ法を変えるにはトレーニングが必要です。眠そうにしていたらすぐ寝室へ行き、絵本を読むなど寝る前のルーティンを徐々に習慣づけましょう。
おりこうタイプの赤ちゃんの解決法
何かを触っていると安心します。「くまさんと寝ようね」と声をかけてぬいぐるみを持たせたり、お気に入りのタオルなどを触らせながら寝かしつけてみましょう。
赤ちゃんが寝入ったら、そっとはずして片づけましょう。
わんぱくタイプの赤ちゃんの解決法
ママやパパと触れ合っていると安心して眠れます。マッサージをしたり、背中をトントンしたり、布団の上でギューッと抱き締めてあげるといいでしょう。
きくばりタイプの赤ちゃんの解決法
寝かしつけをする人が変わると不安になります。 抱っこじゃなくても、いつもの人がいつもと同じ部屋で寝かしつけをすると安心できるでしょう
がんばりやタイプの赤ちゃんの解決法
おくるみで体をくるむ、心音をアプリで聞かせるなど、抱っこに近い状態で、寝かしつけてみましょう。赤ちゃんなりのこだわりがあるので、いろいろ試してみるのがおすすめです。
お悩み3「寝る時間になっても、寝ないで遊び始める」
自我が少しずつ激しくなるころです。「まだねんねしたくない!」と主張する赤ちゃんを眠りに導くには?
おっとりタイプの赤ちゃんの解決法
楽しいことが大好きなタイプなので、「明日も楽しいことがあるかな」などと、赤ちゃんの興味を引く語りかけをしてみて。リラックスして寝つきやすくなります。
おりこうタイプ&きくばりタイプの赤ちゃんの解決法
どちらも、ママ・パパ の声を聞くと気持ちが落ち着くタイプです。日中の出来事を話したり、ママ・パパの自作のお話をしてあげるのがおすすめです。
わんぱくタイプの赤ちゃんの解決法
パジャマを見せる、赤ちゃんと一緒に消灯するなど、寝る前の習慣を目で見てわかるようにやってみましょう。また、肌が触れ合うかかわりもGOOD。
がんばりやタイプの赤ちゃんの解決法
寝る前にすることを、ルーティン化するのが効果的です。おふろに入る→着替える→歯を磨く→布団に入るなど、毎日同じ順番で行動してみるようにしましょう。
撮影/アベユキへ 取材・文/ひよこクラブ編集部
赤ちゃんの気質によって、悩みを解決するための効果的な方法も変わります。赤ちゃんの寝かしつけで悩んでいるママ・パパは、ぜひ赤ちゃんに合った方法を試してみてくださいね。
参考/『後期のひよこクラブ』2023年冬号「わが子の気質を知れば、育児がもっとラクになる!」
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
『後期のひよこクラブ』2023年冬号には、ねんねのほか、後追い、イヤイヤなど、“育児の困った”の解決法が赤ちゃんの気質別にわかる「わが子の気質を知れば、育児がもっとラクになる!」特集があります。