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【粉ミルクの正しい作り方】70度以上のお湯が必要な理由は? サカザキ菌対策も解説

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粉ミルクの正しい作り方
●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

赤ちゃんのミルクを作るたびに、「温度はこれでいい?」「飲み残しはどうする?」「少し手順が違ったかも」など、心配になることもあるでしょう。手順としては、手を洗い、清潔な器具を使い、70度以上のお湯で粉ミルクを溶かし、人肌まで冷ましてから飲ませるのが基本です。
粉ミルクは無菌ではないため、調乳時の湯温や、作ったあとの扱いが大切で、守るべきポイントがあります。この記事では、ミルクの作り方、授乳の方法や疑問について助産師監修のもとで詳しく解説します。

粉ミルクの基本の作り方【7ステップ】

1. 手を洗い、清潔な場所で準備します。
2. 清潔な哺乳びん、乳首、キャップを用意します。
3. 一度沸騰させたお湯を70度以上に保った状態で用意します。
4. 商品表示に合わせて粉ミルクを正しく量り、哺乳びんに入れます。
5. できあがり量の2/3程度のお湯を入れ、泡立てすぎないように回して溶かします。
6. 残りのお湯を加えて規定量にし、哺乳びんの外側を流水などで冷やして人肌まで冷まします。
7. 腕の内側にミルクを数滴たらし、生あたたかく感じる程度であることを確認してから飲ませます。

※商品によってはお湯を先に入れるなど手順が異なることがあるため、パッケージ表示も必ず確認しましょう。

なぜ、70度以上のお湯が必要なの?

粉ミルクは無菌とは限らず、クロノバクター・サカザキ(※)などの細菌が含まれる可能性があります。70度以上のお湯で調乳するのは殺菌のためです。
「熱いお湯だと栄養が壊れそう」と心配になるかもしれませんが、WHOや厚生労働省のガイドラインでは、70度以上で調乳することをすすめています。大切なのは、熱いまま飲ませないことです。調乳後は必ず人肌程度まで冷ましてから与えましょう。


(※)クロノバクター・サカザキは、ヒトや動物の腸管、食品や自然環境に広く分布する細菌です。健康な人の腸管内にも存在し、健康被害が起こるリスクは少ないとされていますが、乳幼児が感染すると敗血症や壊死性腸炎を発症することがあり、重篤な場合には髄膜炎を併発し、死亡したり、重度の神経学的後遺症が残ったりする場合があります。
クロノバクター・サカザキについて 参考/食品安全委員会(内閣府)

沸騰させた直後の100度のお湯で作ってもいい?

粉ミルクは70度以上のお湯で調乳することが推奨されています。詳しい温度や手順は商品表示を確認しましょう。

こんな時はどうするの?~作り置き・飲み残し

作ったあとまだ飲む気配がない場合

常温なら、2時間以内を目安に飲ませて。

補足情報:5度以下の冷蔵庫なら調乳から24時間まで保存可能
※厚労省では5℃以下で24時間以内を目安としていますが、家庭では温度管理などを考慮し、できるだけ早め(目安として6~12時間以内)に使い切ることをおすすめします。

赤ちゃんが口をつけた場合

唾液が混ざるため細菌が増える可能性があります。飲み残しは再利用せず廃棄してください。

あらかじめ複数本、作り置きしたい

冷蔵保存する際も庫内の温度状況や哺乳びんなど器具の衛生対策が不完全な場合があるので、原則的におすすめしません。

ミルクは作り置きはせず、毎回、調乳することをおすすめします。外出時は粉ミルク・お湯・湯冷ましを分けて持ち、必要な際に外出先で調乳しましょう。やむをえず調乳したミルクを持ち出す際は、2時間以内に飲ませる、真夏は避ける、保冷バッグに入れるなどし、早めに飲み切るようにしましょう。

水は何を使う?

基本は、一度沸騰させたお湯(水道水)を使って調乳します。ウォーターサーバーの水などを使う場合も、粉ミルクを溶かすときは70度以上の湯温が必要です。

電子レンジで温めてもいい?冷まし方は?

電子レンジでの温めなおしは温度にムラができやすく、赤ちゃんがやけどする危険性があるため、禁止されています。

温める際は湯せんにし、ミルクを入れた哺乳びんをゆっくり回しながら温めましょう。冷ますときは、哺乳びんの外側を流水にあてたり、水を張った容器につけたりして、人肌まで冷ましていきます。飲ませる前に腕の内側で温度を確認しましょう。

ウォーターサーバーのお湯は70度以上であればそのまま使ってもいいの?

ウォーターサーバーの場合、湯温が70度以上で設定されている場合は再沸騰の必要はなく、そのまま使えます。
70度未満の機種の場合は再加熱が必要です。念のため、ウォーターサーバーの取扱説明書やメーカー情報から、赤ちゃんのミルクに使用できる水、温度設定なのかを確認してみてください。

監修/中村真奈美さん(助産師・保健師) たまひよONLINE編集部

ミルク作りは毎日繰り返す育児のひとつです。「70度以上のお湯で調乳」「人肌まで冷ます」「飲み残しは再利用しない」「作り置きは原則しない」という基本のポイントを押さえながら、無理なく続けていきましょう。迷ったときや不安なときは、小児科医や助産師などの専門家に相談してください。

●記事の内容は2026年6月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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