パパ目線の全力育児が「切ない」「ジワる!」と人気。1男3女のサラリーマンお父ちゃん、グッドスリープさんにインタビュー
インスタフォロワー6.7万人、1男3女の4人の父親のグッドスリープさん。会社員で多忙な日々を送りながらも、家では4人の子どもたちに翻弄される日常を描いた漫画は、「切ない」「ジワる」と密かに話題になっています。
仕事や育児に常に全力なグッドスリープさんが、育児漫画を描くようになったきっかけや日々の育児についてお話しを聞きました。
育児漫画は子どもたちとのやり取りや感じたことの備忘録
――育児漫画を描き始めたきっかけはなんですか?
グッドスリープ「自分と子どもとのやり取り、その時感じた事等の備忘録として始めました。基本的には夜な夜な描いています」
――グッドスリープさんは漫画の中でも子どもの送り迎え、料理など頻繁にこなしているように伺えるのですが、家事や育児の担当は決まっていますか?
グッドスリープ「ある程度決まっているかなと思いますが、しっかりとした分担はないです。漫画のおかげで家事・育児に積極的な父親と思われることもあるようですが、好印象ならそのままにしておきたいと思います。でも自己評価は低いです」
気のせい…かな? 1/7
4人の子どもたちは“心置きなく喋れる存在”
――育児参加を積極的にするようになったきっかけはありますか?
グッドスリープ「積極的に育児をしている自覚はありませんが、特に身構えず、子どもの世話は嫌いではないのでやります。しいていえば、末っ子が生まれる前に、先天性の疾患があって、お医者さんに『ふつうに生活できない日が急にくるかもしれません』と言われたときには、悪い想像をしたり夢を見てしまって、他の子以上に心配して世話をしていたような気がします」
――4児育児で特に大変だなぁと思う時はどんな時ですか?
グッドスリープ「特にありません。まったく話が合わない大人4人と食事を2時間する方が数倍大変です!」
――子どもたちがいてよかったなぁと感じる瞬間は?
グッドスリープ「心置きなく喋れる相手って少ないですけど、子どもたちはそういう存在なので、話していて楽しいなあと思います」
特に月曜日辛いヤツ 1/8
<きっとみなバイブレーションに怯えて朝を迎えている……>
「明日にはあたりまえではないかもしれない」を胸に…
――育児する上でグッドスリープさんが大切にしていることは何でしょうか。
グッドスリープ「先ほどの長男(末っ子)の話がありましたが、疾患があろうとなかろうと、『今日のあたりまえの1日は明日にはあたりまえではないかもしれない』という気持ちでいます。生きてこそだと思うので、特に子どもが小さいうちや、行動の予測がつかないときは、『あえて悪いイメージを持つ』ことで、その通りにならないように子どもに接したいと考えています」
――最後にたまひよの読者のみなさんとこれから出産・育児を経験するパパ・ママたちにひと言お願いします。
グッドスリープ「私の漫画では育児について核心めいたことにはあえて触れていないし、ネガティブな部分も描いていないので、よく『楽しそうで羨ましい』とか、『それに比べてうちは大変だ』という感想をもらいますが、それなりにどの家庭でも大変だということを理解して、理想と現実のギャップに苦しまないでほしいなと思います。大変だし、なかなか思い通りにはいかない前提で、だけど、考え方次第では心に余裕をもって取り組めるので、あまり気負わずにやれると楽かなと思います」
末っ子くんの先天性の疾患がわかったときには、神経質になってしまったこともあるというグッドスリープさん。「ふつうに生活できない日が急にくるかもしれません」なんて言われたら心配でたまりませんが、グッドスリープさんは常に「今日のあたりまえの1日は明日にはあたりまえではないかもしれない」と思い、毎日を大切に過ごしていると話してくれました。
グッドスリープさんの漫画は、スピード感のあるツッコミどころ満載のエピソードや、ちょっとウルっとくるようないい話もあり、読み応えたっぷりなので、ぜひインスタも覗いてみてくださいね。(文・清川優美)
プロフィール /グッドスリープ
長女・あひる、次女・がおる、三女・ぴかる、長男・ぼーるの4人を育児中の父。Instagram(@good.sleep7416)では育児中の日々のできごとを漫画にして投稿している。
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。