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これまでに離婚を考えたことはある?「ある」が約3割。その理由とは?

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男女間の問題
LittleBee80/gettyimages

あなたは、これまでに離婚を考えたことがありますか?
「たまひよ」アプリユーザーに聞いた離婚についてのアンケート結果とともに、多くの夫婦の悩みの相談を受けてきた、夫婦問題研究家の岡野あつこさんにアドバイスを伺いました。

離婚を考えたことがある人は約3割

最初に「たまひよ」アプリユーザーへのアンケート結果を紹介します。

これまでに離婚を考えたことがありますか?

約3割の人が離婚を考えたことがあるとの結果でした。その方たちの離婚を考えた理由コメントを見てみましょう。

「家事へのダメ出ししかしない。かと言って自分でやろうともしないから」(たから)

「育児と家事に協力してくれず、何度も話しあいをしたが改善されず、当事者意識の低さに絶望。子どもが生まれたからには、せめて自分のことは自分でしてほしい」(ぴやりん)

「行政手続きとか、将来のための貯金とか、面倒臭いことは何もやってくれない」(まつママ)

「1人で育てた方が楽だし、自由だし、振り回されないし、精神的にも安定すると思った」(kyoko)

「夫に育休を半年取ってもらったが本当に休んでいて、腹が立って別れようかと思った。何のための育休やねん。半年間、辛かった」(むい)

相手が家事や育児に協力的でないことに不満を持つ声がかなり多数でした。
また身勝手さを指摘する声も。

「妊娠中から夫が私に対して思いやりがなく、自分のことばかり考えているので、家から追い出そうと何度も思いました」(パオロン)

「喧嘩をすると1日無視される。話し合いができないのに一緒にいる意味はあるのかと思った」(こたみか)

「相談もなく、勝手に退職しようとした。そのくせ、自分の趣味などはやめようとしなかった」(ゆっきぃ)

「子どもができても、自分中心の生活しかしない夫にがっかりして…」(みかん)

「勝手に消費者金融からお金を借りていた。家の貯金を勝手に使っていた」(みい)

「子どもが産まれて、これからお金もかかって大変になるって時期に、ボーナスも給料も全部ギャンブルで使われていたことが発覚した。
その後、関係を修復しようとしたが、相手の努力はなく、ワンオペでストレスしかない生活を2年半送り、精神的に不安定になって子どもの前で笑えなくなり…。それなら父親はいらないと判断して離婚した」(kairy)

離婚に踏み切るときの見極めポイントや逆に夫婦関係を悪化させないための秘訣はあるのでしょうか。夫婦問題研究家の岡野あつこさんにお聞きしました。

2人の仲を修復改善させるポイントとは

結婚は「幸せになりたくて」選択したはずなのに、生活していく中で、お互いの目指す方向や重要視する事柄が違ったりすると、離婚した方がいいかもと思ってしまいがちです。
せっかく、「この人と結婚して幸せになりたい」と思っての結婚ですから、ポイントを押さえて、関係を修復改善できることをやってみるのは、自分の中にも新しい風を起こすと考えています。

■離婚をするかどうかの見極めポイントと改善ポイント

●相手が自分を大切に思ってくれているか?
もし、大切にされていないと感じたら、大切に思ってもらうためにはどうすればいいか考えてみましょう。

●自分が相手を好きな気持ちがまだあるか?
気持ちがあるならば、それを相手に上手に伝える工夫が必要です。

●世間が気になるか?
気になるのならば、気にならなくなるまで自分の気持ちを鍛えるか世間の考えに準ずる必要があります。

●自分1人で経済的にやっていけるか?
1人でやっていけないことを受け入れるか、今やっていけなくても仕事の準備や今の生活維持の工夫を考える必要があります。

●子どもや親の気持ちはどうか?
子どもや親の気持ちを受け入れるか、わかってもらうまで説得する必要があります。

離婚は周囲への影響も大きく、しないにこしたことはないのです。ただ我慢して日々を送る人生は幸せとは言えません。
我慢しないために変えられるのは、自分の考え方と習慣です。相手に対しての不平不満を減点する考え方から、当たり前なことでも「いいこと」は加点する考え方に変えてみてください。「毎日外泊せず、家族の元に帰ってってくる」「お給料を毎月家にいれる」などは「いいこと」なので加点するという考え方です。
そして、自分が気持ちよく生きられるようなことを習慣にしてみてください 
例えば「相手がどうであろうと、挨拶は気持ち良くする」「家事や育児は自分も楽しみながら行う」などです。

一緒に暮らす夫婦だからこそ、こちらの考えは以心伝心で伝わります。だからこそ、小さなことからはじめて積み重ねていけば、夫婦や家族の関係は、思いのほか改善していくものです。

ポイントを整理すると、自分でできることもわかりますね。近い関係だからこそ、難しい場合もありますが、できるだけ日々、気持ちよく過ごしていけるようにしたいです。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子)

岡野あつこさん

PROFILE)
夫婦問題研究家。パートナーシップアドバイザー。32年間で38000件以上の離婚相談を手がけてきた夫婦相談のパイオニア。テレビ・ラジオ・講演など幅広く活躍中。NPO日本家族問題相談連盟理事長。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』など。

YouTube岡野あつこチャンネル@okano_atsuko

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2022年12月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです(有効回答数401人)
※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。

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