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30周年企画を機に母の雑誌掲載のことを知りびっくり!親子2世代で妊娠・出産・育児のそばに「たまひよ」【30年の子育てhistory#2】

更新

創刊期の『たまごクラブ』『ひよこクラブ』に体験談が掲載された幸子さん(右)、娘の美咲さん(左)。昔と今の「たまひよ」と一緒に

『たまごクラブ』『ひよこクラブ』は今年で創刊30周年を迎えます。30周年に向けて、1993年に創刊した『たまごクラブ』『ひよこクラブ』に登場してくれた赤ちゃんとその家族を募集したところ、50組を超える応募がありました!その中から、何組かの親子に登場してもらい、たまひよ30周年特別企画「30年の子育てhistory」をリポートします。

今回は『たまごクラブ』『ひよこクラブ』で体験談が掲載された母・幸子さんと、今年28歳になる娘・美咲さんに、これまでのあゆみを振り返ってもらいました。

『たまごクラブ』は、母娘ともに妊娠期の大切なプレママ友

創刊時の『たまごクラブ』に掲載された幸子さんの投稿

――幸子さんは1994年11月号『たまごクラブ』の「そこが知り隊」企画の「あなたの母子健康手帳どんな表紙ですか?」に掲載されました。その経緯を教えてください。

幸子さん(以下敬称略)24歳で結婚をし、すぐに夫の転勤で島根県に引っ越しすることになりました。私の実家からは遠く、両親はもちろん友だちもいない見知らぬ土地で暮らすことはとても不安でした。そんななか、翌年妊娠がわかり、うれしくてうれしくて。すぐに『たまごクラブ』を買いに行きました。当時は「たまひよ」のテレビコマーシャルが流れていて、「妊娠したら買いたいな」とずっと思っていたのです。

妊娠はうれしかったのですが、周囲には妊婦どころか、若い人がいません。自分と同じ立場、境遇の人がいなくて、本当に心細かったです。頼りになるのは夫と『たまごクラブ』で、すみからすみまで読んだことを覚えています。とくに好きだったのが「わくわく妊娠日記」です。この先どうなるのか見通しがつき、いろいろな妊婦さんの日々の過ごし方がわかって、本当にわくわくしながら読んでいました。

妊娠4カ月のときに投稿したのが「あなたの母子健康手帳どんな表紙ですか?」です。掲載された雑誌を実家の母に見せたらとても喜んでくれました。母は遠い地に嫁ぐことに心配をし、寂しそうだったのですが「頑張っているね」と言ってもらえてとてもうれしかったです。

28歳になった娘の美咲さんも子育てに奮闘中

――美咲さんも昨年、息子の颯真くんを出産されました。妊娠中はどんな様子だったのでしょうか?


美咲さん(以下敬称略) 25歳のときに結婚して、27歳のときに妊娠がわかりました。つわりがひどく、仕事を休んだ時期もありました。初めての妊娠で不安になったり、パパの自覚がなかなか芽生えない夫とけんかしたりすることもありました。安定期に入ってからは体調も安定し、無事出産。34時間と長く苦しい陣痛が続き、難産でしたがコロナ禍でありながらも夫にも立ち会ってもらえてうれしかったです。

私のまわりには仕事を優先したい女性も多く、まだ結婚していない友だちも多いです。妊娠中の悩みは、女性同士でもなかなか話しづらいこともあります。『たまごクラブ』には自分と同じような人が載っていて、悩みやアイデアなどを共有し、参考にしていました。

親子2世代で『ひよこクラブ』を参考に離乳食づくり

創刊時の『ひよこクラブ』に掲載された幸子さんの投稿

――『たまごクラブ』に続いて、1996年2月号『ひよこクラブ』とじ込み付録「冬生まれの赤ちゃんのお世話手帳」にも幸子さんのアイデアが掲載にされました。その当時のことを教えてください。

幸子 産後1カ月からは、夫の新しい転勤先である山形県で過ごしました。美咲は冬生まれで、山形の冬は寒くて。とくに夜は本当に寒くて、授乳を乗りきるのが大変でした。そこで実践していたアイデアを投稿したものです。自分も『ひよこクラブ』にあったアイデアに助けられたので、少しでもだれかの役に立てればいいな、と思って応募しました。

『ひよこクラブ』で好きだった企画は「赤ちゃん24人のすくすく成長日記」です。自分の子どもの月齢はもちろん、1歳までの長い成長の過程が見られてとても参考になりました。離乳食の別冊付録や特集も参考になりました。私はちょっと神経質な面があるのですが、中立の立場から「これくらいでいいよ」と教えてもらっていたように思います。

――美咲さんは、どんな赤ちゃんだったのでしょうか?

幸子 娘は決まったミルクしか飲まなかったり夕方になると泣きやまなかったり、手がかかる赤ちゃんだったかもしれません。ずっと抱っこで炊飯器のスイッチをつけるのがやっと、というときもありました。でも、そんなときは夫が「じゃあなんか買って帰るよ」と、大変なときにはサポートしてくれていました。

9カ月には歩き始め、本当に活発で目が離せませんでした。外遊びも大好きで1日に何度も公園に連れていきましたね。天真爛漫という言葉がぴったりで、いつも笑顔いっぱいで遊んでいる姿が印象的でした。

親子で楽しんで、子育てはあっという間に終わってしまった、という感じです。あまりに寂しくて、もっと赤ちゃんとふれあいたいと思い、40歳で保育士の資格を取ったんですよ(笑)。

娘の美咲さんも『ひよこクラブ』を愛読中!

――美咲さんも颯真くんの子育て真っ最中ですが、産後の生活はいかがですか。

美咲 産後の回復が悪く、産後1カ月はかなりしんどかったです。自分の体が辛い中、昼夜問わずに泣く息子に戸惑うこともありました。夫は産後2カ月目から1カ月間の育休を取得し、2人で育児に取り組めたことは心身ともに心強かったです。
生後2カ月からは泣きっぱなしということもなくなりおふろもミルクも離乳食も大好きでいつもニコニコご機嫌に過ごしています。
夜もしっかり寝てくれて、毎日が楽しいです。

――美咲さんも『ひよこクラブ』を愛読されていると聞きました。

美咲 はい、私も今、離乳食を作るときは『中期のひよこクラブ』を参考にしています。グッズを選ぶときも、ほかのママがおすすめしている物をチェックしています。

30周年企画を機に母の掲載の ことを知りびっくり!

息子の颯真くん(7カ月)とスリーショット

――今回の「30年の子育てhistory」企画への応募は美咲さんからでした。その経緯を教えてください。

美咲さん『中期のひよこクラブ』を読んでいて、創刊30周年の企画があると知り、約30年前に妊婦だった母に、「こんなのあるんだってー」となんとなく話をしたところ、「昔、掲載された雑誌を記念に取ってあるよ!」と掲載ページを見せてくれたことがきっかけです。

――それまで、幸子さんの体験談が雑誌に掲載されたことを知らなかったのでしょうか。

美咲 妊娠中から読んでいた『たまごクラブ』『ひよこクラブ』にまさか母の体験談が掲載されていたとは知らずびっくりしました!

幸子 昔の雑誌は、宝物としてたんすに大切にしまっていました(笑)。娘が『たまごクラブ』『ひよこクラブ』を読んでいたのは知っていたのですが、自分が掲載されたことを話すタイミングがなかったんです。この機会がなければずっと話すタイミングがなかったかも…。

――美咲さんが『たまごクラブ』『ひよこクラブ』を読んでいるのは、幸子さんがすすめたわけではないのですね。

美咲 妊娠したら『たまごクラブ』、赤ちゃんが生まれたら『ひよこクラブ』を読むものだと思っていたので自然に読んでいる感じです。子どものころからコマーシャルを見ていて、なじみがあって、親しみがあるからかもしれません。書店でも目立つ場所にありますし、やっぱり信頼感があります。

母も、私を妊娠しているときに出産や産後のドキドキ、ワクワクした気持ちを、『たまごクラブ』や『ひよこクラブ』を見ながら感じていたのかと思うと、感慨深い気持ちになりました。

幸子 孫はよく笑い、娘も、自分がお世話になった『ひよこクラブ』を読みながら楽しそうに子育てしています。その姿を今、見られることが何よりうれしく幸せです。

――美咲さんにとって、幸子さんはどんなお母さんでしたか?

美咲 小さいころから私が「やりたい!」と言ったことを全力で応援してくれる母でした。水泳・ピアノ・バスケ・英語など習い事もやりたいことをやらせてもらい、雨が降っても雪が降っても送迎してくれたり朝早くからお弁当を作ってくれたり。母自身がしたかったこともたくさんあったと思いますが、いつも私と弟、2人のやりたいことを優先してくれました。

そして、自分自身が母親となって、やはり「産んでくれてありがとう」と一番に思います。
中高時代は運動部で体力はあるほうだと思っていましたが、出産は今までのどんなトレーニング・合宿よりもきつかったです。出産は命がけと聞いていたものの、こんなに大変だと思っておらず、身をもって「一世一代の大仕事」であることを実感しました。あんな痛い思いをして私を命懸けで産んで、ここまで育ててくれたことに対して、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

息子はまだおしゃべりはできませんが、私も息子の「やりたい!」を大切にできるおおらかな母になりたいです。

幸子さん・美咲さんの30年の子育てアルバム

幸子さんが妊娠6カ月ごろに、マタニティ旅行へ

幸子さんと産後1カ月ごろの娘・美咲さん

1歳のころの美咲さん。とても活発で、幸子さんは目を離せなかったそう

颯真くんがおなかにいる頃の美咲さん(妊娠8カ月)、マタニティ旅行へ

産後1カ月ちょうど、お宮参りのときの美咲さんと颯真くん

お話・写真提供/幸子さん、美咲さん 取材・まとめ/岩﨑緑、たまひよONLINE編集部

幸子さんも美咲さんも、お互い申し合わせをしたわけでもないのに、妊娠をしたら『たまごクラブ』を読むことが自然な流れだった、というところに親子の結びつきを感じました。「颯真がパパになるときにも、お嫁さんはたまひよを読むのかな?」と親子で楽しそうにお話されていました。


●記事の内容は2023年6月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

「たまひよ」創刊30周年特別企画が続々!

『たまごクラブ』『ひよこクラブ』は、2023年10月に創刊30周年を迎えます。感謝の気持ちを込めて、豪華賞品が当たるプレゼント企画や、オリジナルキャラクターが作れる「たまひよのMYキャラメーカー」など楽しい企画が目白押しです!たまひよ30周年特設サイトをぜひチェックしてみてください。

「たまひよ」30周年サイトはこちら

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