明日、地球が滅亡するとしたら!? 最後に何を食べたい?
●8月24日は「ポンペイ最後の日」
西暦79年、イタリアのヴェスビアス火山が噴火し、麓の都市・ポンペイが一瞬にして火山灰に埋まりました。この日、一昼夜にわたって火山灰が降り、翌日の火砕流でポンペイは街ごとのまれ、街に残っていたほとんどの人が生き埋めになってしまったのです。やがて、1738年に農夫がこの埋もれた遺跡を発見。発掘されたときには、人間の形そのままで固まった火山灰が発見され、中の遺体は腐ってなくなり空洞になっていました。考古学者は、そこに石膏を流し込み、死んだ時の姿を再現したところ、苦しむ表情をした人や、子どもを守っておおいかぶさった母親の姿など、生々しい様子を知ることができました。
また、当時の街もそのまま残り、1世紀の古代ローマ人の生活の様子が明らかになっています。
人生の最後に食べるとしたら?
ポンペイのように、もし、明日で死ぬことになったら…。もし、明日地球が滅亡したら…。「人生の最後に何食べたい?」といった話、よくしませんでしたか?いわゆる最後の晩餐です。
口コミサイト「ウィメンズパーク」でも、ママたちがそんな話題で盛り上がっています!
「国産の干し芋。中でもカサカサのではなくベタベタしたやつをおなか一杯食べたいです。『もしママが明日死ぬってなったら干し芋よろしくね』と、子どもたちに言ってあります(笑)」
今から子どもに指定しておくの大事かも。
「超霜降り肉のサーロインステーキ! 芸能人の食レポみたいに『脂があま~い』とか一度は言ってみたい」
「人生最後ならダイエットも関係なし! 禁断の脂身たっぷりの豚の角煮を1本まるまる食べたい!」
そうですね、太ることも健康も考えなくていいのですから、脂肪たっぷりでも怖くない!
ちなみに、あるデータによると人生最後に食べたいものは、お寿司・カレー・ケーキ・ステーキ・すき焼き・おにぎりが人気に。
人生最後だから大盤振る舞いで一度は食べてみたかった憧れのメニュー、もしくはこれまで自分がよく食べてきたほっとする食べ物が人気のようです。
「質素だけど、白いご飯と梅干し、焼き鮭と味噌汁。あえて言うなら母のみそ汁を」
「母の作ったポテトサラダ」
「人生最後には何でもよいので、母が作ったものが食べたいです」
母の味は、不思議と穏やかな幸せを感じますよね。
きっとこれが人生最後にいちばんふさわしい食べ物なのかもしれません。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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