【成長日記9カ月】自分を取り巻くさまざまなものに興味津々!<佐藤柊くん第11回>
赤ちゃんの成長や生活の様子を毎月リポートする連載企画「たまひよ成長日記」。
9カ月になった柊(ひいらぎ)くん。おもちゃのサングラスを嫌がるかと思いきや、視界が暗くなる変化が楽しいようで大ハマり。「キャッキャッキャ!」と大興奮です。
佐藤柊くん&椿さん&正樹さん
海外旅行先の出会いがきっかけで結婚し、柊くんが生まれました。ママはピアノ講師、パパはスポーツインストラクターをしています。
フロアマットの端っこがお気に入り
最近は、ジグソーパズル状のやわらかいフロアマットをはずしてバラバラにする遊びに夢中です。もう完全に日課になっています(笑)。また、ボールや筒状のボトルなど転がるものも大好きで、私が転がすとずりばいで必死に追いかけます。
先日、引っ越しをしました。リビングに階段があるため安全管理にベビーサークルを設置。日中はその中で過ごすことが増えました。ベビーサークルの中ではおもちゃで20~30分は一人遊びに没頭しますが、寂しくなると「うわーん」とグズグズ。駆けつけて顔を見ると涙は出ていなくて…泣き声を出せば私が来ることがわかっているのでしょうか、知恵がついてきたのかなとびっくりしています。
食事エプロンで「いない・いない・ばぁ!」
食事エプロンで顔を隠して自分で「ばあ!」。私が大げさに喜ぶと、得意そうに何度も繰り返すのがかわいいです。最近は「いやい・いやい…」とそれっぽく言っているような気も…。
私やパパのひざにすりすり~
ずりばいでやってきて頬をすりすりしてよく甘えてくるようになりました。息子なりの「大好き」の表現なのかな。とってもかわいい!!
天気がいい日は買い物前に公園へ
買い物のために外出するときも、すぐにスーパーに向かうのではなく、公園に寄り道して気分転換を。日ざしや風が心地いいようで、とても穏やかな表情をしています。
体重より身長がぐぐっと伸びました
佐藤柊くんの発育曲線
佐藤柊くん9カ月 ある1日の様子(&ママ・パパの様子)
[小児科医・若江先生のアドバイス]泣かずに要求を伝えることを覚える時期です
赤ちゃんは泣くことで自分の要求を身近な大人に伝えていますが、9カ月ごろになると泣かずに要求を伝えることができるようになります。柊くんも涙を出して泣かずに、声で要求を伝えることを覚えたのでしょう。
赤ちゃんが一人遊びに没頭しているときは、無理にかかわらず見守っていてOK。ただ、赤ちゃんが集中して遊んでいられなくなり、親に構ってほしがったときはできるだけすぐにこたえてあげましょう。
[小児科医・若江先生のQ&A]赤ちゃんの“お出かけ・お散歩・外遊びの気がかり”について教えて!
【Q】哺乳びんの消毒。旅先ではどうする?
授乳はミルクだけで哺乳びんを使っていて、今でも念のため哺乳びんの消毒を続けています。家族で旅行に行きたいと考えていますが、自宅では電子レンジを使うタイプで哺乳びんの消毒をしているため、旅先で同じように行うのは難しいです。旅先では哺乳びんの消毒をどうしたらいい?もう必要ないでしょうか?
【A】9カ月なら、自宅でも旅先でも哺乳びんの消毒はしなくてOK
哺乳びんの消毒は、赤ちゃんが自分の指をなめたり、周囲の物を口に入れるようになったりしたら基本的には必要ありません。消毒をやめる目安は、雑菌への抵抗力がついてくる4カ月ごろが目安です。柊くんはもう9カ月なので、自宅でも旅先でも哺乳びんの消毒はしなくてOK。洗剤とスポンジでていねいに洗い、しっかり乾かせば衛生面は問題ありません。
ただ、哺乳びんの乳首にミルクの洗い残しがあると、腐食やカビの発生などの原因になるので、細部まで気を配って洗いましょう。旅先でどうしても気になるときは、ホテルや旅館などに熱湯の用意があれば、哺乳びんを熱湯につけて消毒する方法も。ただ、やけどには注意してくださいね。
【Q】外出先から帰宅後、手洗いの習慣はいつからつける?
外出先から帰宅後、感染症対策のためにウェットティッシュで息子の手をふいています。それでOK? 水と洗浄料で手を洗う習慣をつけるのはいつから?
【A】つかまり立ちを始め、立っちが安定してきたら、手洗いの習慣づけを
この先、つかまり立ちを始め、立っちが安定してきたら、帰宅後に洗浄料を使って手洗いすることの習慣づけを始めましょう。今はまだ赤ちゃんの手をウェットティッシュでふくだけでOK。帰宅したときに赤ちゃんが眠っているとそのままにしてしまいがちですが、手をふくことは忘れずに。指の間もきちんとふき取りましょう。外の汚れやウイルス・細菌は、手だけではなく意外と顔にもついているので、一緒にふくことをおすすめします。
なお、赤ちゃんに使えるものなら、除菌ジェルなどを使用してもいいですが、頻繁な消毒は手荒れの原因になることがあります。また、スプレータイプの除菌剤は、うっかり目に入ってしまうことがあるので、使い方に注意しましょう。
監修/若江恵利子先生(小児科医・医療法人恵徳会 あさかクリニック 理事長)
まとめ/永井篤美、岩﨑 緑、ひよこクラブ編集部
●掲載している情報は2023年10月現在のものです。