「平日はワンオペ」「夜は子どもと寝落ち」...働くママのリアル「時間割」
「朝の準備はいつもバタバタ」「お迎え後は慌ただしくて戦争みたい」「うちの子、寝る時間が遅いかも...?」など、働くママの悩みは尽きません。
そこで、先輩ママたちが自身のタイムスケジュールを元に、できるだけスムーズに1日を過ごすためのヒントを教えてくれました!
朝こそパパの出番!「今はあなたの時間」と完全に任せちゃおう
「パパはとても忙しくてほとんど休日なし。でも、朝食の準備と保育園への送りは担当してくれて、すごく助かっています」と言うのは、1歳の娘がいるKさん。夜の帰宅が遅い代わりに、朝はパパにお任せしているという家庭は多いようです。
3歳と1歳の姉妹のママSさんは「うちのパパも激務で、平日と土曜はほぼワンオペ育児。そこで、パパに『あなたが出勤する毎朝7時までの時間は頑張ってね!』と、朝食の準備とゴミ出しだけは必ずやってもらっています」と語ります。「ただしパパは家事が大の苦手なので、ハムやソーセージなど簡単に食べられるものを用意しておくのは私の仕事。『ほうれんそうのサラダと小松菜の味噌汁』みたいに食材が似ていたり、変わったメニューが出てきた時も、あえて突っ込まないのが気持ちよく家事をしてもらえるポイントです(笑)」。
朝のうちに夕食の仕込みをするのは、8歳と3歳の姉妹のママAさん。「帰宅する頃には子どもたちのおなかはペコペコ。急いで夕食の支度をするのですが、その間に子どもたちがお菓子を食べてしまうと夕食を食べずグダグダになるので、帰ったタイミングで1品でもすぐ出せるように前もって用意しておきます」と話してくれました。
あえて「寝落ち」して時間を有効に使う手も!
先輩ママの帰宅後のスケジュールはどうでしょうか。
先述のKさんは、「夕食から寝かしつけまでは、遊ぶ時間もほとんどなく駆け抜けて、子どもと一緒に寝落ちしています。そして深夜の1~3時に起きて仕事の残務処理をした後、3~4時頃に二度寝するのがいつものパターン。そのほうが頭をすっきりさせて作業できるので効率がいいですね」と言います。
Aさん・Sさんも、子どもたちと一緒に寝落ちする派だそうで、
「私は途中で起きず、平日は8時間くらいたっぷり寝ます」(Aさん)。
「私もあえて睡眠時間を十分に取って、自分の体調管理を万全にしています。子どもの病気は親にうつりやすいものですが、親が体調を崩してさらに2人の病児の面倒を見るのはとてつもない苦行なので……」(Sさん)。
また、子どもの就寝時間は「早ければ18時台に寝てくれます」というママがいる一方で、あえて遅く寝かせているママもいました。
「上の子が全然寝ない子で、生後9ヵ月までは早く布団に連れていっても夜11時になるまで全然寝てくれませんでした。それに2人とも、園から帰ってきたらママとすごく一緒に遊びたがるので、21時から22時までの1時間は思い切って遊ぶことにしたんです。そのせいか満足して、布団に連れていったら5分でコテンと寝てくれるので、我が家にはこのサイクルが合っているみたいですね」(Sさん)。
スキマ時間をうまく使って読書やヨガも。多忙なママの自分時間
先輩ママは忙しい1日の中で、自分の自由時間をどうやって捻出しているのでしょうか。
「子どもが寝ている時が唯一の自分時間。でも私が同じ部屋にいないと泣き出してしまうので、暗い部屋の中で、iPadで好きな本や映画を楽しんでいます」と言うのは、0歳の女の子のママRさん。
「私も、家にいると自分の時間はほぼないので、通勤時間を使って読書したり、インターネットを見たりするのが気分転換になっています。それと日曜日の早朝、まだ家族がまどろんでいる時間帯にサクッと近所のヨガに行くなど、スキマ時間をうまく使っています。美容院には、仕事の調整がつけば有給を利用して行くこともありますね」(Aさん)。
「日曜はパパが自宅にいてくれる貴重な日。あらかじめ日曜に空いている小児科を探して診察券を作っておいて、パパに予防接種や健診などをお願いすることで、自分の時間を作ることができています」(Sさん)。
各家庭によって1日のタイムスケジュールの回し方はそれぞれ。「職場復帰後、入浴が先かごはんが先かなど試行錯誤しながらやっと今のサイクルに落ち着きました」というママの声もありました。皆さんも家族の状況や都合を考慮しつつ、無理のない「我が家の最適なスケジュール」を作ってみてください!
この記事では、2017年3月に開催されたイベント「ママtomoパパtomoカレッジ」にて、大盛況を博した「先輩ママトークショー(家事分担・両立)」のコーナーから、役立つ内容をピックアップしてご紹介しました。
「ママtomoパパtomo カレッジ」は、ママになっても学びたい!を実現したあたらしいかたちのカレッジです。ママがパパといっしょに赤ちゃん連れで大学で学ぶ1日。
(文・たまひよONLINE編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。