産前は夫婦で育児用ミルクを準備したのに……産後に「母乳じゃなきゃ!」と思い詰めてしまった理由とは⁉︎『ふうふう子育て #23』


産前、授乳は「母乳でも育児用ミルクでもいい。無理のないようにしたい」と思っていた青鹿さん。ところが、産後すぐに考えが変わり「母乳じゃなきゃダメだ!」と思い込み、精神的にも身体的にも追い詰められていくことに。そんな風に考えが変わった理由とは……。
「ミルクでもいい」と言っていたのが……
「母乳で育てなきゃ」スイッチがオンに
子育てにおいて、唯一男性ができないこと……、それは授乳!
産前の私は「おっぱいでも育児用ミルクでも、どっちでもラクなほうでよし!」と言っていたし、出産準備中には夫と一緒にミルクや哺乳瓶の置き場所を決め、調乳の練習までしたくらいでした。それなのに、産後は「母乳で育てなきゃ!」スイッチがオンになったんです。
今でこそ「娘が大きくなるのであれば、どっちでもいい」と思えるのですが、当時はまったくそうは思えませんでした。その最大の理由は、産院で産後すぐに始まった母乳指導で「青鹿さんはなんで母乳が出ないの? なんで吸わせられないの? 不思議ね。普通にしてたら出るのにね。もっとがんばらないとね!」と言われ、連日、授乳室に居残りするようになって「そうか。私って変なんだ。娘に申し訳ない……」と思い込んでしまったことです。
さらに母乳が出ないことに悩んでネット検索した結果、「赤ちゃんを健康に育てるなら母乳」という記事を読みすぎて、「母乳で育てないと、娘が病気になってしまう! 体によいことをしてあげたい!」と思い詰めてしまいました。
また産院を退院した後も、街ゆく人に突然「かわいい赤ちゃんね~。母乳?(で育てているの)」と聞かれたりしたことで「やっぱり母乳で育てないといけないんだ!」と思ってしまい、母乳を出すことにとても執着するようになったんです。
この私の急な方向転換に、夫は「どうしたの? 何があったの?」とびっくりしていました。母乳育児のメリットについて話しながら、一方で頑張っても母乳育児が上手く軌道にのらず、泣きながら授乳する私を見て心配になったそうです。
そして「ミルクなら自分も対応できるし、ユウを寝かせたり休ませることができるのに」「一緒に子育てをしようと約束をしてミルクを作る練習だってしたのに」と思った夫は、ある決断をします。
漫画家 青鹿ユウさんのプロフィール
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。
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http://aoshikayu.com/
※この記事は、過去に「マイナビ子育て」に掲載されたものです。