時短テクの新常識?!子どものお弁当は夕飯のついで作り置きがあたりまえ
毎日のお弁当用におかずを毎朝を用意するのは大変!お弁当にも使える夕飯のおかずについて、口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声と、多数のお弁当についての著書がある料理研究家のほりえさちこさんにアレンジレシピについて聞きました。
晩ご飯のメニューはお弁当にもピッタリ?!
――まずは、ママたちのプチテクレシピを紹介します。
■ほぼ晩ご飯メニューをお弁当に活用
「最初は娘の分だけ、お弁当メニューを作っていましたが、面倒になり、夕飯のメニューをお弁当に詰めるように。ちらし寿司、牛丼、親子丼、カレーライス、シチュー、揚げ物、炒め物、煮物、おでん、焼きそば、そうめん、つけ麺など、だいたいなんでもお弁当にできますよ」
■秋は甘いおかずもオススメ
「私は夕飯のおかずをあらかじめシリコンカップに2、3個ぶん取り分け、それを冷凍しています。作ったらすぐに粗熱を取り冷凍、1週間で使い切ります。秋は、芋きんとんをオススメします!サツマイモをレンチン、砂糖とマーガリン少し入れてマッシュ。ラップで丸く絞り、冷凍。甘いオカズもたまにはいいですよ」
■副菜の準備をしておくとラクに
「副菜の準備をしておくと便利です。例えば、ジャガイモの味噌汁を作る時にお弁当に入れる用に切り方を変えたジャガイモを一緒に出汁で煮込んで、味噌を入れる前に取り出します。ゆでたジャガイモをごま油とマヨネーズ、あれば少量のゆず胡椒と和えるだけでお弁当の1品に。ナムルも冷蔵庫で2~3日持つので、多めに作って弁当に入れています」
■煮物を大量に作り、冷凍保存
「ひじきの炒め煮、きんぴらごぼう、ほうれん草のバター炒めなどを沢山作って冷凍しています。朝レンチンするだけでいいので、すごくラク。大学芋やスイートポテト、鶏の照り焼きや唐揚げ、豚カツなんかも夕飯の時に多めに作って、翌日のお弁当に入れています」
■揚げ物はトースターで温めてカリッとさせる
「定番なのが『ちくわとキャベツのマヨネーズ炒め』で、よく入れます。あと簡単なので『キャベツの卵とじ』も入れることが多いです。『ちくわの天ぷら』など揚げ物も、朝、オーブントースターで温めるとカリッとします」
プロ直伝!お弁当に大活躍の簡単&おいしいアレンジレシピ
いつもの夕食のレシピをお弁当用にアレンジする方法をほりえさちこさんにアドバイスいただきました。
チンジャオロースーで春巻き
多めに作ったチンジャオロースをお弁当用に残しておく。
春巻きの皮にチンジャオロースーをのせて巻き、巻き閉じを水溶き小麦粉でとめる。
少なめの油で揚げ焼きする。
肉じゃがや生姜焼きなどでも同様にアレンジしても◎。チーズを一緒に入れてもおいしい!
ハンバーグの肉だねでピーマンの肉詰め
夕飯用のハンバーグは多めに肉だねを作る。
縦半分に切って種をのぞいたピーマンに、小麦粉をまぶして肉だねを詰める。トースターに並べてピザ用チーズをのせて焼くだけ。
夕飯のから揚げで甘酢あん
フライパンに油を熱しピーマン、玉ねぎの乱切りを炒める。酢、醤油、砂糖、酒、片栗粉を各小さじ1、ケチャップ大さじ2、水大さじ2の調味料を、から揚げ3~4個を入れて絡め合わせる。
カレーの残りでカップドリア
お弁当用のシリコンカップかアルミカップに少量のご飯を入れカレーをかける。輪切りのゆで卵をのせてピザ用チーズをのせたらトースターで焼く。お好みでパセリみじん切りをちらす。
おかずを巻くというのはいいアイデアですね。春巻きや唐揚げアレンジは、活用できそうです。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2021年11月の情報で、現在と異なる場合があります。
ほりえさちこさん
PROFILE)
料理研究家、栄養士、食育アドバイザーの資格を生かし、離乳食からおべんとうづくりまで幅広いレシピを紹介。著書は『おいしさ満点!中高生の基本のお弁当』(成美堂出版)『大人かわいい飾り切り』(主婦の友社)のほか、新刊『3品15分 超時短 糖質オフ1か月晩ごはん献立』(主婦と生活社)など多数。