秋こそダイエットに最適な季節!その理由とおすすめのストレッチを解説
薄着で出歩く機会が減ってくる秋。なんとなく夏に比べてダイエットのモチベーションも下がりがちかもしれませんが、実はすずしい秋こそダイエットに最適の季節です。そこで、今回は秋がダイエットに適している理由と、おすすめのストレッチをご紹介します。
秋がダイエットに適している理由
気温が高くて汗をかきやすい夏のほうが、ダイエットに向いていると思うかもしれません。しかし、ダイエットはすずしい季節にこそ力を入れたい理由があります。
基礎代謝の向上
基礎代謝とは、体温調節や呼吸、心拍など、生命維持のためにからだが行う基本的な活動に必要なエネルギーのことです。秋は気温が徐々に低くなり、からだが寒さから身を守るために体温を維持しようとするため、夏より秋のほうが基礎代謝が向上するといわれています。
自然と基礎代謝が高まることにより、エネルギーの消費量が増加します。夏の暑さでは、からだが極力エネルギーを消費しないようにするため基礎代謝は低下しがちですが、秋のすずしさはその逆の効果をもたらすのです。(※1)
運動しやすい気候
秋は、夏に比べて過ごしやすい気候の日が多いです。日差しが弱まって暑さが和らぎ、暑さによる疲労感や脱水症状のリスクが低減されるため、からだを動かすのに適しています。
外での運動もしやすくなるので、ウォーキングやサイクリングなど、ぜひ外で行う有酸素運動を行ってみてください。夏よりも基礎代謝がアップしているため、よりダイエット効果を実感しやすいですよ。
おすすめのストレッチ
秋がダイエットに適している季節だとわかったところで、次はおすすめのストレッチをご紹介します! ストレッチは凝り固まった筋肉をほぐしてくれるので、血行がよくなり、痩せやすいからだ作りの手助けをしてくれます。運動と組み合わせて取り入れるのはもちろん、ふだんあまり運動をしない人は、まずは日常生活にストレッチを取り入れるところから始めてみてください。
股関節のストレッチ
(1) 四つん這いになる。
(2) 右足を踏み出して両手の間に置く。
(3) 左脚は股関節の伸びを感じられるところまで後ろにずらす。
(4) 上半身を起こして、両手は前のひざの上に添える。
(5) 息を吐きながら重心を下げる。
(6) 自然な呼吸を続けながら30秒ほどキープする。
(7) 左右の脚を入れ替えて反対も同様に行う。
重心を下げる際には肩の力を抜いて、前のひざがつま先より前に出ないように注意します。安定せずにグラグラする場合は後ろの脚を外側にずらして腰幅を広くしてみましょう。股関節周りの筋肉をほぐすことで、リンパの流れや血流がスムーズになります。そのため、痩せやすくなるだけでなく、むくみ解消にも効果が期待できますよ。
肩甲骨のストレッチ
(1) 四つん這いになり、肩の下に手首、足は腰幅に開いて、脚のつけ根の真下にひざを置く。
(2) 両手を前へ伸ばしつつ、胸と脇を床に近づける。
(3) ひたい、もしくはあごを床につけて10秒ほどキープする。
肩甲骨周りは意識して動かさないと、すぐに凝り固まってしまいます。ストレッチを行うことで、姿勢改善にもつながり、見た目もスッキリした印象になるでしょう。
おなか・腰周りのストレッチ
(1) 脚を伸ばして座る。
(2) 右脚のひざを曲げ、左腕でかかえる。
(3) 右足裏は左脚をまたいで床につける。
(4) 右手はお椀型にしてお尻の後ろについて大きく息を吸う。
(5) 息を吐きながら上半身をねじって10秒キープする。
(6) 左右の脚を入れ替えて、反対も同様に行う。
脚のつけ根から上半身をねじり、目線は後ろに向けます。肩が上がりやすいので、肩の力は抜いて首を長く保ちましょう。おなかや腰周りをねじることで腸が刺激されるので、便秘解消の効果も期待できます。
秋のダイエットのポイント
「秋はダイエットに最適だから、運動・ストレッチをたくさんしよう!」と考えるかもしれませんが、過剰に行う必要はありません。あくまで習慣として、無理なく続けられる範囲で行いましょう。
また、秋が旬の食材(しめじ、りんご、さつまいもなど)には食物繊維が豊富なものが多く、積極的に摂取することでダイエット効果が期待できます。ぜひ、ふだんの食卓に取り入れてみてください。
ただし、糖質の多い食材の摂りすぎには注意が必要です。ダイエットを行う際は、1日の糖質摂取量が130g以下になるように調整してみてくださいね。(※2)(※3)
秋こそダイエットがはかどる!
過ごしやすい気候やおいしい旬の食材がサポートしてくれる秋こそ、ダイエットにはもってこいの季節といえます。ストレッチや運動などをうまく日常に取り入れて、楽しいダイエットライフを送りましょう!
<参考文献>
※1 一般財団法人日本予防医学協会「夏の不思議現象?~夏は太りやすいってホント?!~」
※2 瑞浪市役所 健康づくり課「秋の食材を知ろう」
※3 一般社団法人 食・楽・健康協会「糖質について」
PROFILE
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211332f2tmhy00010098