もしや使ってるかも!?モヤッとする言葉の間違い
●11月13日は「茨城県民の日」
1871年(明治4年)11月13日、廃藩置県後の府県統廃合で茨城県の名称が初めて使われました。これを明治100年にあたる1968年(昭和43年)に、県民一人ひとりの郷土意識を高めるために、県が「茨城県民の日」に制定しました。
正しいと思っていた単語。直します!
スマホで「いばらぎ」と打ち込んでも「茨城」に変換されるように、茨城を「いばらぎ」と勘違いしている人は多いのではないでしょうか?正しくは「いばらき」です。茨城県民でなければ、さほど大きな問題ではないようにも思いますが(失礼)、茨城県民の人は、「いばらき!です」と、訂正せずにはいられない。訂正しないとモヤッとしてしまう、その気持ちわかります。
そんなふうに間違えて覚えてしまっている言葉ってありますよね。人がその間違えをしていると、茨城県民のようにモヤッとしてしまいます。口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、そんなモヤッと言葉でモヤモヤしているママがたくさんいました。
「『~ざるを得ない』の使い方にモヤッ。テレビでも『~ざるをおえない』みたいに言っている人いますよね。公共の電波では正しい日本語を使って欲しいです」
「煮詰まると行き詰まる。テレビでもタレントさんが、よく間違って使っていますね。そのまま流すってことは、編集さんも知らないのか? 悪意があるのか?どっちだろう」
煮詰まるは、議論や考えなどが出つくして結論を出す段階。
行き詰まるは、物事が困難に出会ってその先へ進まなくなる状態。
結論が出る状態と出ない状態の違いですね。
「ドッジボール→ドッチボール。どっち?ボールじゃないし!」
「人間ドック→人間ドッグ。犬かよ!って、思わずツッコミたくなります(笑)」
「スタットレスタイヤ。正しくは、スタッドレスタイヤですよ~」
「うっとうしい(鬱陶しい)→うっとおしい」
「動物を入れるのは、ケージ。ゲージと間違えてる人が多いですよね」
「雰囲気→ふいんき。そう言ってる子どもがたくさんいます。大人なのに、夫もいまだに言ってます。漢字を思い浮かべて言って欲しいっ!」
「うちの地方では、多いを『おおいい(いいを上げて発音)』と発音するので、書き言葉でもそうなってしまう人がたくさんいます」
方言は、間違いではないのでセーフ、かな。
「おっしゃられるは、二重敬語! 「おっしゃる」が「言う」の敬語なんだから、「られる」はいらん! 一般人が言うのはまだ大目に見られますが、最近はアナウンサーもよく言っているのでうんざりします」
二重敬語も間違えやすいですよね。実際、上のいくつか間違えていました(恥)。
そんな話し言葉のほかに、文字のモヤッと。
「こんばんはを、こんばんわと書く人。一応→いちよ、きをつけよう→きょうつけよう、すみません→すいません」
「入れんのは喝でも渇でもない! “活”だよ!」
多くの人が見るSNSなどで、言葉の使い方を間違えているとちょっと恥ずかしい…。
「年上でかっこよくて素敵だなと思っていた先輩からのメールで言葉の使い方を間違えているのを見て、そこで興醒めしてしまった私です」
正しく美しい日本語を使える大人になりたいものです。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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